多摩川の生き物とヒト その197 水系 大栗川合流点付近 ‘24/1/7
自転車がリコール対象となり、昨年(2023年)から一週間程度臨時入場。クランクは交換せず、結果、異状なかった。また、異常があれば、すぐに入場して欲しいとの事。同時に、すり減り、一部剥がれていたタイヤも前後とも、自分で交換した。
久しぶりの多摩川へ。風が吹いているが、それでも寒くなく、軽快に走っていく。朝の冷え込みでセイタカアワダチソウやカラムシが霜で茶色く枯れている。やっと、冬になった感じ。
立川にある錦町下水処理場からの排水口付近の堤防に大量の空き缶などのゴミが置いてあった。前に日野橋下にいたホームレスの人がいなくなっていて、ゴミも無くなっていた。もしかしたら、その人かもしれない。
関戸橋のたもとでは中洲に水路を作り、川の流れを変える瀬替えが行われていた。関戸橋では多くの工事用車両が出入りしていた。カワラケツメイがあった河原は跡形も無かった。
関戸橋を渡り、右岸へ。車の侵入防止用の細い杭を抜け、堤防を下っていく。河川敷には大きなコンクリートブロックが並べられ、これから、大量に川の中に埋められていくだろう。大栗川合流点に着く。オオタカなどを捜したが、いなかった。繁殖では騒音なども影響する事が報告されており、今後が心配である。
右岸の合流点付近から、大丸用水堰までずっと、新しい白い護岸が出来ていた。府中市側の左岸でも、中洲に土砂が積み上がり、護岸が作られていた。この関戸から大丸までが工事で景観などが大きく変わっている。
帰りは右岸を遡っていく。京王線橋梁付近でなぜか、砂利が置かれていた。
堤防からカワラノギクなどが植えられている保護区(?)が見える。明治大学のk氏から「このノギクは関戸橋付近に生えていたもの。」と聞き、由来が判明。
鉄橋を越えると、左手に多摩リバーパークと書いた喫茶店があり、河川敷を利用したイベントもあり、二子玉川のような喧噪的な雰囲気になりそう。河川敷はススキなどが無く、芝生だけがある広場が広がっていた。やっと、府中四谷橋付近に来ると、オギ原などが見えてきた。
程久保川を遡ると、合流点付近にユンボが入っていた。除草のために、大きな重機を使っていた。
程久保川を抜け、今度は浅川を遡る。新しくできた日野高校と書かれた校舎が眩しい。新井橋を渡り、今度は下る。合流点付近では根川と多摩川の堤防の間に橋脚が出来ていた。何もなかった所に新しいものが出来ているので、違和感がある。
今は花も無く、寂しい土手を進む。池も水が少なく、干上がり気味。ガマが盛んに種を飛ばしていた。種が飛ぶと、洗濯物やヒトに等に着くので、困るが、ここなら問題はないだろう。誰かは3階から種を飛ばしていた。
日野橋をくぐり、12月の観察会で歩いた場所へ。途中では河川敷のオギ原が川辺まで帯状に切り開かれていた。おそらく、野火の時に延焼を防ぐ防火帯だろう。
中央線をくぐり抜けると、大岳山などが望める、雄大な場所に出る。ここはいつでも来てもいい所である。
谷地川も遡り、旧礫間浄化施設の前から多摩川に出る。タケが茂っているが、「堤防を崩さないように近くのタケを伐採する。」との知らせが出ていた。
多摩大橋を渡り、左岸へ。大神公園では多くの野球やサッカーが行われていて、駐車場は車で一杯だった。
シンジュの実が風に吹かれ、くるくると舞う中、夕暮れに帰った。
雨が降っていないので、例により羽村の水飲み場跡のヒカリモは干上がっていた。それでも、たくましく生き残る事を願っている。