多摩川の生き物とヒト 水系 その73 八王子 長池公園 22/12/20
都立大学の近くにあり、多摩丘陵の一角をなす八王子市長池へ。ここはサワギギョウなどが生えている貴重な所でもある。40年前、大学の卒業論文でフィールドにした。卒論のタイトルは「多摩ニュータウンにおける植生の回復」。当時、住んでいた二子玉川から関戸橋経由で自転車で、しかも、ロードではなく、タイヤが太いキャンピングで調査に行っていた。若いというのは素晴らしい!!
40年前、蓮正寺から連なる丘陵地帯で、豊かな雑木林だった長池周辺は中央本線四谷駅付近にあった四谷見附橋を移設するなど、姿池という人口の池を造ったりする芝生だらけの公園になった。長池や築池周辺は自然をそのまま、残している。
築池ではトモエガモがいて、多くのカメラマンがいた。その傍らでコジュケイやカルガモ、さらに、ガビチョウも身近にいたが、見向きもされず。
築池近くには自然館という案内所があり、自然の紹介や竹細工の販売なども行っていた。もっと、サワギキョウがあり、自生のハンノキがあるなど、自然の豊かさを訴えてもよいと思った。また近くにはホシザクラがあった。ホシザクラは2004年に見つかった桜の新種である。来年(2023年)、もう一度、ホシザクラを見に、長池を訪れてみたいと思う。
自然館から雑木林を歩き、長池へ着いた。長池はさすがに立ち入り禁止となっていた。私はここに入ってコドラード(方形枠)で植生を調査していた。
夕暮れが迫る中、帰宅した。