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多摩川の生き物とヒト その276 水系 多摩大橋での立会い `24/12/10
行政4人、業者3名、そして自然保護団体として私が、合計8名が参加。急遽、立会いの要請が入ったためだった。多摩大橋右岸のたもとに集合。
話が少し違っていて、八高線から続く河道整備の一環で、下流の二カ領上河原堰で行われているしゅんせつで出た土砂をふるい分け、ふるい分けした大きな石を運び入れるとの事。この説明の後、石を運び入れる場所へと移動。
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水路があり、歩いている道と交差している所には大きなパイプで水を流している。ここには保護のための鉄板を敷くという。
川辺に着く。土丹と呼んでいるゴツゴツとした三紀層の地形が出ている。川辺から石を入れるそうで、この三紀層の地形も埋めるそうである。盛り上がっている所との間にある窪みに石を入れる事には了承した。しかし、この辺の地形は景観に優れた所なので、完全に埋めずに残して欲しい事を要請した。また、水辺にはタコノアシなどの貴重種が見つからなかったが、私が歩いて貴重種を見つけた場合、配慮するとの事で了承していただいた。
次は残土置き場の予定地へと移動する。多摩大橋直下の河川敷で、センダングサやクズなどが生い茂っている所が予定地で、特に問題なしと考えた。
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将来、多摩大橋付近では深く削られている河道の整備が行なわれるそうである。八高線下流からは三紀層の地形が残るなど、豊かな自然があり、面白い場所である。
是非、何とかして、ユニークで豊かな自然を残していきたいと考えている。