多摩川の生き物とヒト 水系その70 福生 カワラノギクを探して 22/12/8
福生にも石ころでできている礫川原が何か所かある。そこにカワラノギクがないかを調査した。左岸で、玉川上水から分水した用水がいくつか、多摩川に合流する。その一つの田村分水が福生中央公園へ流れ込む。ここから、中洲へ入る。
またしてもセンダングサの餌食になる。分水の一部が中洲へと潜り込む。結果的に、中洲は土の中の水分が多いかもしれない。だから、夏の暑い時でも土の中から水分が供給されるのでノギク達は枯れないのかもしれない。
途中で黄色く、柔らかい土でできている河原に出会う。三紀層と思われ、地層の間から伏流水が流れていた。この三紀層の上は石ころが多い地形となっていた。テリハノノイバラ等に覆われ、カワラノギクやカワラニガナ等があるかと期待したが、なかった。
五日市線鉄橋手前まで行ったが、カワラノギクやカワラニガナ等の河原植物や昆虫類もいなかった。