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多摩川の生き物とヒト その108 水系   聖蹟桜ヶ丘 5月自然観察会の     下見            23/05/5

5月の観察会の下見のため、聖蹟桜ヶ丘へ。G・w中の休みで、休日に多摩川がどんなふうに利用されているのかも見たくて出かけた。
立川あたりでニセアカシアの花がサイクリング道路に散り、道は花吹雪。立日橋で右岸へと渡り、石田へ。
レンリソウの保護区では、レンリソウがきれいに咲いていた、ヤセウツボもレンリソウの根元に群生していた。ムラサキツメクサやシロツメクサなどからこの草へ相手を変えているかもしれない。

土手が紫色に染まる。ナヨクフジである。立川あたり。
レンリソウ。雨に当たったのか、色がくすんでいる。石田付近。
根元にはヤセウツボが。この草は完全寄生で、マメ科から栄養を取る。

土手や河川敷はナヨクフジで真っ青。浅川をぐるりと回り、さらに程久保川を渡る。聖蹟桜ヶ丘駅前へ一度行き、歩く道を確かめる。京王線を超えると中洲では運んだ砂利を均している最中。古い関戸橋を壊して新しく片側2車線の大きな橋を造るもの。新しい橋脚はできていた。この工事のため、川べりへ出られずイライラする。

四谷大橋付近にあったクララ。かじったが、苦くはなかった。
クララの葉。もちろん、薬草となる。
関戸橋からの土砂を中洲に入れ、均している最中。
仮橋を使って、反対側に橋を建設中。
橋脚は出来ている。これから、道路を渡していく。

工事中の関戸橋を越え、小段を見るとオオキンケイギクが咲いていた。周りにはカワラナデシコ、カワラサイコなどがあり、良い気分に変わる。工事などのストレスから紛らわしてくれる。

多摩第一小付近にある大きなムクノキ。
オオキンケイギクがあちらこちらに咲いている。道路沿いに多い。
ムクノキの幹が板根状になっている。
近くではノイバラが甘い香りを漂わせていた。
ノイバラ。バラの原種。シーボルトなどがイギリスなどへ持っていたのだろう。
多摩第一小から交通公園に広がる堤防の小段。多くの草が生えている。
ナワシロイチゴ。苗代の候、実るから。
カワラサイコ。点在していた。
ニガナ。5枚の舌状花がある。
堤防を覆っていた。
交通公園前に多く生えていたニガナ。食べると、苦い事から
ウマノスズクサと思ったが、アオツヅラフジ。
他の草と競争しながらも、ナデシコとは違い、たくましく生えているカワラナデシコ。

大栗川合流点付近も新しく堰を造る工事を行っていた。休日にも拘らず、工事をしているのは工期が切迫しているせいなのだろうか。堰を造ったり、さらに護岸を造る工事はあと2~3年続く。ここまで見届ける必要がある。

大丸用水堰を壊し、その付近から護岸を造る。
中央にあるクレーン付近に新しく用水を取り入れる堰を造る。この辺りは生態系保持空間である。
川は大きく蛇行している。奥は府中の郷土の森。
テトラポットなどは現場で生産。
コゴメバオトギリ。関戸橋上流の土手にあった。

帰りは追い風に乗っているが、スピードは出なかった。堤防上は多くの自転車がいた。タイムを競っているような走るだけを楽しむ人もいた。八高線下の中神公園の駐車場は満杯で、多摩川中央公園では凧揚げも行われていた。

昭島の大神公園駐車場。休日は満杯となる。
ウマノアシガタ。光沢のある花が印象的。五日市線橋梁付近で。
キンポウゲ科。この仲間は美しい花が多い。もうこの花も終わりで、やっと見つけた。
ナンテンハギ。福生にて。
福生の多摩川中央公園では凧揚げが行われていた。奥は多摩橋。
畳のような大きなタコだった。

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