多摩川の生き物とヒト その165 水系 浅川平山橋と滝合橋工事の下見23/10/12
妻が友人と二人で水彩画の個展”二人展”を福生で行っている。その間を縫って、浅川の平山橋と滝合橋で工事が行われるという事で、その下見に行く。
キンモクセイの香りが漂い、秋の装い。福生ではかに坂公園や中央公園で草刈りが始まっていた。昭和用水堰などでも行われていて、刈った跡から、地面が見えていた。堤防でも至る所で、草刈りが行われていた。昭島のネコジャラシやセイバンモロコシで被われていたサイクリングロードも草刈りが行われ、刈った草が横倒しになり、世界が広がっていた。
立日橋を渡り、直進する予定だったが、癖でそのまま堤防を進んでしまった。日野橋から甲州街道を進み、途中で高幡への道に入り、そろそろかと思い、適当に左に曲がったら、浅川の駒形公園の脇に出た。
そのまま、浅川の左岸を進む。心なしか、浅川の方が堤防が低く、感じる。平山橋に着き、そこから、左岸へ行き、滝合橋へ向かう。多摩川と違い、堤防上は道路になっていて、車が往来している。滝合橋では”緑と清流の町、日野”とうたっているように、堤防のすぐそばには水路が走っている。この水路の先が滝合橋で、浅川や道をまたいでいる。橋に着いたが、下に降りる道がないので、階段を自転車を担いで降りる。こういう時、カーボンのロードは軽くていい。
滝合橋下に出る。大きな用水と人家に通じる道があった。すでに、用水には大きな土嚢が積まれていた。用水を渡り、排水口付近に出る。すると、ヤブの中にカワラケツメイがあった。少し、上流に行くと、メドハギなどが生え、良い環境。用水と川の間に出て、用水を渡って、さらに、上流に行くと、人家に当たり、ここで行き止まり。戻り、再び、用水を渡り、用水と挟まれた所を進む。ここでも、カワラケツメイの大きな株があった。
これらのケツメイと用水の景観の保全を訴えるつもりである。
滝合橋から平山橋へ行く。以前、来た所なので、迷わない。崖に挟まれた街中に入り、神社をぐるりと回り込み、団地の駐車場近くから浅川の堤防へ。見事なケヤキが生えている川辺林がある。前年(2022年)の護岸工事でも、ケヤキが残っているので、ケヤキなどの樹林の保全を要請したい。
また、右岸へ戻り、川を下っていく。モノレール近くで左岸へ。日野高校はきれいな校舎となった。合流点付近は警備員が立ち、重機が3台入り、工事中。工事現場を見た後、今度は多摩川の堤防へ転線。背丈は低いが、ツリガネニンジンがきれいに咲いていた。今度こそ、立日橋を渡り、軽快に帰ってきた。
妻のお迎えにももちろん、間に合った。