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スピリチュアルな起用
はじめに
名古屋グランパスにパフォーマンスコーディネーターというスタッフが新設されました。
まあ、別にそれはいいんですけどその方のスピリチュアルな肩書きがすごく気になりました。
晒す意図はないので、名前等は控えておきます。
肩書き
腸整脳力コンサルタント
ストレス栄養指導士
酵素栄養学指導士
ダブルゴールメンタルカウンセラー
パフォーマンス心理カウンセラー
Qこの中で国家資格は?
A.ありません
国家資格でなくとも、例えば簿記だと商工会議所がやってる公的な資格なので履歴書等にも書けますよね。
ちなみにTOEICは民間資格。じゃあ、上の肩書きはどうなのか調べてみましたけど…
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検索しても検定等してる機関が見当たらないんですよね。
そもそも管理栄養士持ってたら名乗るだろうし、クラブスタッフにちゃんと管理栄養士はいます。
心理系の資格であれば公認心理師が国家資格としてあります。実務経験でとれる区分Gの受験方法がありましたから、もし以前何かしらの心理系のお仕事をされてたのであれば取っているはずです。記載ないということではあれば所持していないのでしょう。
中でも個人的に気になるのは酵素栄養学指導士。
擬似科学に含まれるものだった気がします。
擬似科学とは
科学を自称しているが科学で実証・反証できない主張(特に超能力や占星術など)
通常医療(西洋医学)にも疑似科学が混入することがあるのは知られている。世間に広く知れ渡っている医学的俗説の中には、医学的な正当性がないにも拘らず医師がこれを信奉しているものもあるため、不適切な医療行為の原因になる恐れが指摘されている[120]。 (以下の項目は一部の応用が「似非科学」であるものを含む。
酵素栄養学
松永和紀は批判側であり、酵素を食べても消化されて分解されてしまうと主張する[122]。一般には消化酵素剤は医薬品として、体内の消化酵素不足による消化器・皮膚、血流といった症状の改善を目的とする[129]
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日本の学術ジャーナルを発信するオンラインプラットフォームのJ Stageでは酵素栄養学の論文等のヒット数は0件なのに対してスポーツ栄養学については251件のヒット数となってます。
スポーツ×栄養については否定するところではありません。選手の活躍にとって栄養の項目は非常に重要ですし、そのための管理栄養士だと思います。
そこに異存はありません。
副腎疲労
こちらは肩書きには記載ありませんでしたが、おそらく同スタッフの方のFacebookに記載がありました。
副腎が"疲労"してホルモンが適切に分泌できなくなり、慢性的疲労などの症状が出るという病気。アメリカでは一般的と紹介されることも多いがアメリカの内分泌学会では認められていない。2016年にも系統的レビューが行われたが、存在は否定された[136]。
つまり科学的に否定されてるんですよね。
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何が言いたいか
別に資格が必要ってわけではないですが人の心や身体に携わるのであれば体系的に学んでいて欲しいところです。
しかも大事な選手に関わるスタッフです。
チームには理学療法士がいますが、資格なしの素人は連れてはこないですよね。それと同じだと思うんです。
具体的に何をするか役職名ではわかりませんが、科学的根拠の乏しいものであれば何かあった時に被害があるのは選手たちです。
起用したからには何かしらの根拠があったものだと信じてます。
(さくらます)