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インドネシアの華人
僕は今、インドネシアのチカランという街の現地高校に潜入している。
インドネシアの生活の中で、インドネシアの事を学んでいく中で、インドネシアの経済には財閥というものが大きく影響力を持っていることを知った。自分の在籍している学校も一つの財閥の財団が運営している。
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そして、インドネシアのという国は多くの民族、文化のある多民族国家でもある。
そんな中、今回僕が注目するのはインドネシアの華人だ。
自分がインドネシアの華人について調べているうちに、インドネシアの多くの財閥の創設者は華人だということを知った。今回は、インドネシアの華人について様々な観点からまとめてみようと思う。
どうした急に
以前までの自分は、インドネシアでの経験や出来事を中心にnoteを書いてきた。しかし、今回はインドネシアの華人というトピックで書こうとしている。
正直、このまとめた内容が、自分以外の人が学べるようなクオリティになるかどうかは分からない。正直、自分の勉強、情報整理のためにある。
実は、日本に帰った際いろんな方々にお会いし、そこで生まれた疑問は勉強リストとしてまとめていた。その一つが「インドネシアの華人」だ。僕の学校にも華人、中華系の友達が沢山いる。なぜ華人はお金持ちが多いのか、財閥の創設者に華人が多いのか、疑問に思ったので勉強リストに加えた。
インドネシアの華人
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自分は最初、華僑と華人の違いが分からなかった。調べてみると、一般的に華僑は中国の国籍を持ちながら中国以外の国で住んでいる人たちのことで、華人はその国の国籍を取得している中華系の人たちのことらしい。
インドネシアの華人の割合と人口
インドネシアの華人の割合は、2010年の調査でインドネシアの人口の約1.2%だ。しかし、15年前。その他の調査では3%だ。つまり、インドネシアの華人はざっと600万人〜1000万人いることになる。ざっとすぎる。
自分の感覚だと、インドネシアの華人は所得の割合が高いと思う。実際に自分の学校の多くが華人で、お金持ちが多い。
インドネシアの華人の由来と歴史
1、初期の移民
10世紀インドネシアへ多くの中国南部からの商人や船乗りが、香辛料貿易のためにスマトラやジャワに訪れた。一部は地元の人々と結婚し、「プラナカン」と呼ばれる混血華人コミュニティーが誕生した。
15世紀には明朝の鄭和がインド洋遠征を行い、ジャワ島やスマトラ等にも訪れ、一部の中国しんがインドネシアに定住したと言われている。
2、オランダ植民地時代
17世紀になるとよく歴史の授業で習った東インド会社(VOC)がインドネシアを支配し、中国から大量の労働者を連れてきた。彼らはジャカルタやスマトラ島で鉱業、農業、商業を行った。
この時期にインドネシアで生まれ、地域文化にどうかした「プラナカン」と中国本土から直接移住し、伝統を守った「トトク」という二つの華人グループが生まれた。
3、移民
19世紀、20世紀になると、中国本土からの移民が増えた。理由として清朝末期の戦乱や経済困難があり、多くの移民はゴム農園労働者、商人、鉱業労働者となった。
4、インドネシア独立後
1965年の9月30日事件(共産党クーデター未遂事件)後、中国と関係とあるとみなされた歌人は差別や迫害を受けた。スハルト政権下では中国語や、歌人文化を禁止した。2000年以降は華人の権利が徐々に回復され、華人の社会的地位が向上した。
なぜ華人に金持ちが多い
こんなタイトルでいいか分からないがまとめようと思う。
華人の所得が比較的高い傾向にあるのは、
様々な歴史や文化的背景があることが分かった。
まずは、インドネシアの華人の祖先の多くは、福建省や広東省(中国中部)の商人が多く、商業や金融に強い。それに加え、オランダ植民地時代に華人がオランダと現地住民の間の取引(中間商人)を担っていた。
スハルト政権下、華人文化は禁止されたものの、スハルトは一部の華人実業家を利用して国営企業の運営化を進めた。そのため華人財閥が構築され、財閥は政府と強い関係を持った。←これ面白い
そして、もう一つ面白いのが、ブミプトラ政策というものがあった。これはインドネシア政府がジャワ人、スンダ人などを優遇し、公務員や国営企業の職を与えた。そのため、華人は商業や金融に集中するしかなかった。
てな感じで、結構歴史的、文化的な理由があっておもしろかった。
まだまだ沢山勉強リストはあるので、勉強したら自分のためにここにまとめようと思う。