【米国株】今週のマーケット振り返り(~2/10)
今週(2/6〜2/10)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。
US10Y : 3.64% → 3.74%(+10bp、+2.75%)
USDJPY:132.66円 → 131.36円(-1.30円、-0.98%)
SPY :$409.83 → $408.04(-$1.79、-0.44%)
QQQ :$303.59 → $299.7(-$3.89、-1.28%)
DIA :$338.48 → $338.73(+0.25、+0.07%)
今週は2/3に発表された雇用統計に関連した
2/8のFRBパウエル議長発言ならびにFRB高官発言を受けて
株価は大きく上げ下げする展開となり、
強すぎる雇用統計の結果に大きく振り回された週となりました。
今週は、労働市場が強く金融引き締めが長期化するとの見通しから
株価下落にてスタートした。
一方、2/8のFRBパウエル議長発言にて
デフレの道に入ったが、インフレ退治の道は長く
雇用市場が強く続く場合にはさらなる金利引き上げの
可能性があるだろうと発言。
デフレに関して言及したことが好感され、
また、発言まで買いを控えていたこともあり、
マーケットは強く反発した。
その後、FRBメンバーが立て続けにタカ的な発言を出したことで、
反発分を巻き戻す形で再度株価は下落。
2/10には再度、雇用統計の結果を見直し始め、
利上げが継続するとの見方により、国債利回りが大幅に上昇し
金利上昇が重石となり、ハイテク株を中心に株価は下落した。
雇用統計を機にマーケットのセンチメントは強気が薄れた形となった。
2/3 → 2/10での変化は下記。
For Q4 2022:earnings decline of -5.3% → -4.9%
For Q1 2023:earnings decline of -4.2% → -5.1%
For Q2 2023:earnings decline of -2.9% → -3.3%
For Q3 2023:earnings decline of 3.4% → 3.4%
For Q4 2023:earnings decline of 10.5% → 10.1%
For CY 2023:earnings growth of 3.0% → 2.5%
先週より引き続き、
年前半でのEPS成長は下方修正が続いており、
CY 2023では3.0% → 2.5%へとさらに鈍化。
今週、強い雇用統計結果を株価に織り込み
また、来週はCPIの発表もあり警戒から
マーケットは下落した。
2/3 → 2/10での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS 225.01 → 224.07(-0.94、-0.42%)
Forward 12M P/E Ratio 18.4 → 18.0(-0.4、-2.2%)
メガテックの決算を先週で消化し
EPSは引き続き下方修正が続いている。
PERは現在、18.0と、
10年平均の17.2を超え
5年平均の18.5以下となっているが、
依然として、割安水準では決してない。
以下、来週の注目イベントです。
2/14 22:30 消費者物価指数
2/15 22:30 小売売上高
まだ、決算は続きますが先週で山場が過ぎ、
最大の注目は2/14のCPIに集まるでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?