【米国株】今週のマーケット振り返り(~2/24)
今週(2/21〜2/24)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。
2/20はワシントン誕生記念日でマーケットはお休みでした。
US10Y : 3.95% → 3.94%(-1bp、-0.25%)
USDJPY:135.01円 → 136.48円(+1.47円、+1.09%)
SPY :$399.09 → $396.38(-$2.71、-0.68%)
QQQ :$294.03 → $291.85(-$2.18、-0.74%)
DIA :$331.25 → $328.12(-$3.13、-0.94%)
今週は、FOMC議事要旨、GDPの発表がありました。
そして、なによりPCEの上振れでインフレ再燃リスクが高まり
市場のセンチメントは大きく悪化しました。
今週は、
2/23にFOMC議事要旨が発表され、発表直後より
マーケットは下落基調へと変わりました。
特に、目新しい内容は無かったが、
若干名の50bpsの利上げ支持があった事、
インフレ率2%への強いコミットが警戒された可能性があります。
(個人的に、タカ派の内容だとは考えていません)
2/22には$NVDAの決算発表がAMCにあり、
コンセンサス予想をビートし、
市場のセンチメントは改善された一方、
2/23に発表されたGDPでは
国内総生産は下振れ、物価指数は上振れると言う
好ましくない結果となりました。
結果として、2/23の値動きは寄り付きで大きく上げ、
昼にかけて下がり、その後上昇するという
ジェットコースターの様な動きとなりました。
そして、なにより2/24に発表されたPCEの結果は
コンセンサス予想を上振れ、インフレ再燃リスクを浮き彫りにしました。
下記、zerohedgeの記事では1月の市場最大の減税などによる
一時的な数字であると述べているが、
個人的にはインフレ再燃は多少なりとも発生すると予想しており、
今後、株価の下落リスクの方が高いと考えている。
2/17 → 2/24での変化は下記。
For Q4 2022:earnings decline of -4.7% → -4.8%
For Q1 2023:earnings decline of -5.4% → -5.7%
For Q2 2023:earnings decline of -3.4% → -3.7%
For Q3 2023:earnings decline of 3.3% → 3.0%
For Q4 2023:earnings decline of 9.7% → 9.7%
For CY 2023:earnings growth of 2.3% → 2.2%
年初より、
年前半でのEPS成長は下方修正が続いている。
CY 2023では2.3% → 2.2%へとさらに鈍化。
インフレ再燃懸念は高まり、
2/24のPCEの上振れは
市場のセンチメントを一層と悪くしました。
2/17 → 2/24での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS 223.77 → 223.45(-0.32、-0.14%)
Forward 12M P/E Ratio 18.0 → 17.7(-0.3、-1.7%)
EPSは年初より、下方修正が続いている。
PERは現在、17.7と、
10年平均の17.2を超え
5年平均の18.5以下となっているが、
依然として、割安水準では決してない。
以下、来週の注目イベントです。
3/1 23:45 製造業PMI (確報)
3/2 0:00 ISM製造業指数
3/3 23:45 非製造業PMI (確報)
3/4 0:00 ISM非製造業指数
来週の注目はISMに集まるでしょう。
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