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【米国株】今週のマーケット振り返り(~2/17)

今週(2/13〜2/17)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。

US10Y   : 3.70%     →    3.81%(+11bp、+2.97%)
USDJPY:132.42円 → 134.15円(+1.73円、+1.31%)
SPY        :$412.83     →    $407.26(-$5.57、-1.35%)
QQQ      :$304.50     →    $301.16(-$3.34、-1.10%)
DIA         :$342.55     →    $338.29(-$4.26、-1.24%)

今週は、2/14 CPI、2/15 小売売上高、2/16 PPI
と経済指標発表が続き、

・インフレは鈍化しているもののしつこい
・小売売上高から分かる強い消費活動
・CPIの先行指標となる高いPPI結果

上記内容より、インフレ再燃懸念より、
週後半では株価が下落する結果となりました。

The Most Anticipated Earnings Releases


GT10:GOV
JPY:CUR
SPDR S&P 500 ETF Trust
Invesco QQQ Trust
SPDR Dow Jones Industrial Average ETF Trust
経済指標カレンダー
MEETING PROBABILITIES


今週は、先週後半にCPIへの警戒から大きく下げていた事もあり
足場を固めて、上昇からスタート
2/14発表されたCPIは、2023年1月発表分から
<weights>"および"<seasonal adjustment factors>
が変更となり、予想上振れとなったものの下落幅は限定的となった。

2/15に発表された強い小売売上高を受け、
国債利回りは上昇したものの、底堅い米国経済を好感したのか
株価は上昇する結果となった。

そして、2/16に発表されたPPIは昨年6月以降で最も上昇し、
生産者が財とサービスにより多く支払えば、
それは消費者物価に反映されるため、
PPIは消費者物価指数の先行指標と考えられている事もあり、
インフレ再燃懸念が広がり、週後半から株価は下落した。


2023 CPI Weight Information

今回の変更で消費者が買い物をする時期とCPIを計算する時期の
平均的なズレが、36ヶ月から24ヶ月に短縮されました。

<2022年12月以前CPI計算>
2019年と2020年のデータ利用

<2023年1月以降CPI計算>
2021年単年のデータ利用

Bureau of Labor Statistics



Looking Ahead: Forward Estimates and Valuation

For the fourth quarter,
S&P 500 companies are reporting a year-over-year
earnings decline of -4.7% and revenue growth of 5.1%.

For Q1 2023,
analysts are projecting an earnings decline of -5.4%
and revenue growth of 1.9%.

For Q2 2023,
analysts are projecting an earnings decline of -3.4%
and a revenue decline of -0.1%.

For Q3 2023,
analysts are projecting earnings growth of 3.3%
and revenue growth of 1.4%.

For Q4 2023,
analysts are projecting earnings growth of 9.7%
and revenue growth of 3.4%.

For CY 2023,
analysts are projecting earnings growth of 2.3%
and revenue growth of 2.3%.

FACTSET


2/10 → 2/17での変化は下記。
For Q4 2022:earnings decline of -4.9% → -4.7%

For Q1 2023:earnings decline of -5.1%  → -5.4%
For Q2 2023:earnings decline of -3.3% → -3.4%
For Q3 2023:earnings decline of   3.4% → 3.3%
For Q4 2023:earnings decline of  10.1% → 9.7%
For CY 2023:earnings growth of   2.5% →  2.3%

引き続き、
年前半でのEPS成長は下方修正が続いており、
CY 2023では2.5% →  2.3%へとさらに鈍化
また、経済指標結果よりインフレ再燃懸念が上がり
週後半より株価は下落した。


Bottom-Up EPS Estimates
Forward 12M P/E Ratio: 10-Years

2/10 → 2/17での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS  224.07 → 223.77(-0.30、-0.13%)
Forward 12M P/E Ratio       18.0      → 18.0(0.0、0.0%)

EPSは引き続き下方修正が続いている。
PERは現在、先週から変わらず18.0と、
10年平均の17.2を超え
5年平均の18.5以下となっているが、
依然として、割安水準では決してない。


経済指標カレンダー(翌週)
The Most Anticipated Earnings Releases


以下、来週の注目イベントです。

2/20はワシントン誕生記念日でマーケットはお休みです。

2/21 23:45 購買担当者景気指数
2/22 $NVDA 決算
2/23 4:00 FOMC議事要旨
   22:30 GDP
2/24 22:30 PCE物価指数

来週の注目はFOMC議事要旨とPCEに集まるでしょう。

INFLATION, MONTH-OVER-MONTH PERCENT CHANGE


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