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【社労士合格】勉強嫌いな私の受験記録

みなさん初めまして、ゆまと申します。
この度R5年度社労士試験に合格しました🌸

やったー!!嬉しい!!解放された!!!
というのが合格発表後の率直な気持ちです。

正直大学受験よりも真剣に勉強したので
(両親よ、すまん…)
合格したときの喜びもひとしおでした。

怠け者で昔から「いかに手を抜くか」を考え、
努力するということから逃げ続けて早20数年…

とにかく「勉強嫌い」な私が
まさかこんな難関試験に挑戦する日が来るとは
夢にも思っていませんでした。
人生って何が起こるか分かりませんね…

試験終了から1か月半が経過し、既に記憶が薄れつつあるので(あんなに辛かったのに…)備忘録的に
私の受験体験を記録していきたいと思います。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


社労士試験を受けたきっかけ

私は中小企業で人事総務を担当しているのですが、
昨年の今頃、現在の仕事に転職しました。

それ以前は理系の学部出身ということもあり、
新卒入社したメーカーで技術系総合職として
働いていました。(そのためクレーンや危険物の
資格を持っており、安衛法は得意科目でした)

 理系から文系職への転職ということもあって、
「何か資格あったら有利になるんかな~」という軽い気持ちで、前職を退職する際に人事部のベテラン社員に相談してみました。

 するとこんなお言葉が。

 「社労士おすすめ!独立開業もできるし、人事畑にいるなら絶対取っておいて損はないから!」

 退職手続きをしてくれたその方は社労士の資格を持っていました。手続きの際に失業保険や退職金、
この後の年金の手続きなど詳しく教えていただけたこともあり、 「絶対将来役に立ちそう!」という
軽い気持ちでいつか社労士を取ることを決意しました。

その時はこんなに難しい試験だということはもちろん知りませんでした。
言っといてくれよあのときの人事のオジサン…

 その後無事転職をし、なんと毎日ほぼ定時で帰れる職場だということが判明!

 「やるなら今や!!!」と覚悟を決めました。

色々調べていくうちに独学で合格するのはかなり難しそうということがわかり、さらにお金がかかっていれば怠け者代表の私でも本気になれるのでは… と11月半ばごろにいくつかの予備校の資料を請求しました。

 結果、フルカラーで見やすく、値段もお手頃だったフォーサイトを受講することに。

絶対に初年度合格してやる!!」と意気込み
およそ9か月にわたる社労士勉強生活がスタートしました。

まずは作戦を立てる

11月下旬に教材が届き、まずは翌年8月の試験までの9か月間どのようにして勉強を進めるか作戦を立てるところから始めました。

 ネットを検索するとだいたい合格者の方の勉強時間は1000時間前後。タイトルにもある通り私はとにかく勉強が嫌いで机に向かう習慣がありません。
センター試験前ですら1日MAX4時間しか勉強できませんでした。

そんな私が1000時間も勉強?
月100時間だとして1週間で25時間。
平日3時間、土日に5時間で25時間。
いや、土日は遊びたい!(甘すぎ!!)
となると平日を4時間にして…(以下略)

よし、1000時間を達成するのが難しいなら時間ではなく進捗で管理しよう!

 自分の性格的にも勉強時間で管理することは向いていないと思っていたため、

量より質!!勉強するときは集中して効率的に頭に入れよう!」と決意。

 膨大なテキストと過去問、予想問題、直前演習…
これらとにらめっこしながら私は以下のスケジュールを立てました。

・11〜2月 テキスト1周目+講義視聴
・3~4月 テキスト2週目+過去問1週目
・5~6月 テキスト3周目+過去問2週目+一般常識
・7月~  横断整理、白書、統計(直前対策講座)
・8月~  テキスト読み、直前対策、選択対策



途中コロナに感染したり、体調不良になったり、
やる気が著しく低下したりと思うように勉強が進まないこともありましたが、おおむねこの通りに進めていきました。

 また様々な方の合格体験記を読んで立てた作戦が次の通りです。

・満遍なく学習、苦手科目を作らない
・10点も配点がある社保科目3つを得点源にする
・一般常識は早めに対策、法令を落とさず統計にも早い時期から触れる
・テキストと過去問を往復し、それぞれ最低でも
3周はする

8月27日の試験当日までに頭に入っていればいい!
高得点を取らず7割以上を目指す!
を合言葉に勉強をスタートさせました✏️

試験当日までの勉強の流れ


1周目(11月末~)

まずは講義とテキストを8科目(一般常識以外)1周することからスタート。

1週目の講義とテキストは基本的に予習はなし、講義を聴きながら講師の方の言葉や分からないところなどはすべて付箋にメモをして貼っていきました。

 そして1単元終わるごとにテキストを読み返し復習
👉1問1答形式の問題を解く

という流れで進めていきました。

 分からないところや大事そうなところはひたすら
付箋&書き込み、
(これが後々非常に役に立ちました)

1周目で理解できないところは2.3回目で理解する!と割り切って飛ばしながら学習していました。
 (完璧主義になってしまうとつらいので…)


2、3周目(3月~)

2月末に一般常識以外の8科目を一通り終えると、
また労基に戻ってテキストをじっくり読みこみ。
このとき理解しづらい部分のみ講義を視聴、
それ以外はテキストを声に出したり、書き込みを
したりしながらテキスト精読👉過去問を解く。

 過去問は5肢すべてどこか〇でどこか×なのか、根拠を書き出すようにしており、試験直前までこの方法を続けていました。

 根拠を書き出すことで曖昧だったところや「これってどっちだっけ?」と疑問に思ったところが浮かび上がるので、すぐにテキストで確認👉関連情報も調べる、書き込むことで知識をどんどん繋げていきました。

 他の方も言われているようにやはりテキストと過去問をひたすら行き来することで知識が定着し、確実に基礎体力の向上に繋がります。

4周目(7月~)

 7月に入ってからは白書・統計・横断などの直前対策も行いました。特に統計は覚えることが多いため、毎日会社でお昼ご飯を食べながら、まとめサイトやテキストを眺めて頭にいれていました。

直前期で焦ったり、周りの友達が夏を謳歌している姿を見て非常に辛かったのもこの時期です。

そのたびに「来年の夏は絶対に満喫してやる!!」と固く心に誓い、やりたいことリストを作成して
それを励みに勉強に取り組んでいました。

お盆休みが5日間あったため、その期間に毎日2科目ずつ、テキストを精読しました。特に超直前期なので、選択式で抜かれそうなところや過去に出題されたところ、また曖昧に覚えてしまっている用語などに特に気を付けながら
「これがテキストを見れる最後の機会だ!」という気持ちでテキスト読みに挑んでいました📕

模試受験

6月末には10科目過去問、テキストともに3周している状態になったため市販の模試を初めて自宅受験しました。

このとき選択は28点、択一は46点とまずまずだったのですが選択と択一両方に基準点割れの科目が…

この時初めて基準点割れの恐ろしさに気づきました。

どんなに頑張って勉強して合格点超えても1科目でも基準点切ったら不合格とか厳しすぎん!?
これが難関資格と呼ばれる故か…
こんだけ頑張っても1点足りんくて落ちたらどうしよう…

非常に楽観的な性格の私ですが、やはりこの社労士試験の基準点割れは大変脅威で、試験当日までビビりにビビりまくっていました。

また合計で本番までに模試を3回(公開模試1回、市販模試2回)受験し、時間配分や本番で解く順番のシミュレーションを行いました。

 公開模試は有休を使って受けに行ったのですが、
非常におすすめです!

私は通信学習でずっと孤独だったので、初めて大きい教室に行って「こんなにもたくさんの人が社労士を目指しているのか!!」と驚きました。と、同時に非常に嬉しくなり、やる気が満ち溢れてきて、
「絶対に受かりたい!」という気持ちが強くなり、とても良い刺激になりました!

 数回受けた模試でも常に基準点割れ科目がありましたが、模試の判定は気にせず、質の良い予想問題だと思って3回ほど復習を行いました。

また過去問、模試、予想問題集全てを解いた時は、テキストの該当箇所に印を付けておきました。
そうすることで直前期の見直しの時に、頻出ポイントや重要ポイントが一目でわかってとてもスムーズに学習できました。

試験当日

前日もたっぷり睡眠をとり、会場に向かいました。
もちろん緊張もありましたが、ここまでやったんだから!と妙に落ち着いた自分もいました。

「今まで勉強してきたものを全て会場に置いてくる!」と気合を入れて臨んだ選択式、そして午後の択一式。両方時間が足りませんでしたが、特に択一式では見たことのない問題も多く、消去法で解答を選んでいたため、「これだ!!」と自信を持って解答できた問題はほとんどありませんでした。

試験終了後は手応えが感じられず、呆然として、
9ヶ月間がこんなあっけなく終わってしまった…と
感じ、悔しくて泣きながら電車で帰りました。

しかし夜の解答速報を見ると自己採点でなんと
選択35点、択一60点。国年と健保は満点でした。
全く手応えはなくても意外と解けているもんなんだなぁと安心して家でも号泣してしまいました。

勉強時間

私が記録していた勉強時間は9か月で492時間でした。これは机に向かっていた時間なので、それ以外の時間を含めれば600時間ほど勉強したと思います。
 4月ごろまでは土日はほとんど勉強をしておらず、GWも遊んでしまったため5月中頃から尻に火が付き、必死で勉強しました。

机に向かって勉強は集中力ももたないので、
毎日お風呂につかるとき、移動時間、お昼休み、
空き時間…といった時間を活用し、アプリで問題を
解く、テキストを読む、過去問サイトを解きまくるなど隙間時間を無駄にしないようにしていました。

また私はロングスリーパーで睡眠を削ると集中力がなくなるため毎日7時間以上は眠るようにしていました。
なので朝早くから、また夜遅くまで勉強されている方は本当に尊敬の念でいっぱいでした。
その分隙間時間を上手に使おう、と空いた時間に少しでも勉強するように心がけていました。

かかった費用

ざっくりとですが、社労士受験のためにかけた費用を計算してみました。

・フォーサイト受講費用
(テキスト+過去問+直前対策講座):¥100,000
・模試費用(市販1冊、公開模試1回):¥8,000
・社労士年金ズバッと解法:¥2,000
(👆めちゃくちゃおすすめです。これで年金得意になりました)
・みん欲し横断整理(TAC):¥2,000

 合計で¥120,000弱ですね。
教育訓練給付金で20%の¥20,000ほどが返ってきました!

 余談ですが…
教育訓練給付金申請の際、ハロワ職員の方が被保険者期間を通算できることを知らず、あやうく申請が通らないところでした。(転職して1年未満だったため1年に満たないと判断されたよう…)

社労士の勉強しておいてよかった…
早速役に立ちました。

最後に

今回の社労士試験への挑戦は私にとって人生最大のチャレンジになりました。だって勉強嫌いの私が大人になってまで自ら勉強するなんて…

学生時代の私が見たらきっとびっくりするはず。

私は自分の中で、ずっと学生時代に勉強を頑張っていないというコンプレックスがあったのですが、それも払拭できた気がします。

そういった意味でも本当に長く、辛く、何度もやめてしまいたいと思ったけど、最後まで諦めずに頑張って本当に良かったです。

これから先はまだ未定ですが、とりあえずは事務指定講習を受けて社労士登録をしたいと考えています。

やっとスタート地点に立ちましたが、これからも日々勉強!これに満足することなく学び続けていきたいと思います。

長々となってしまいましたが最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました🙇‍♂️

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