マンション管理組合の理事長になってしまった
またまた一年ぶりになりました。
昨年は短期のアルバイトをしたり、ぶらぶらと遊びに出掛けてばかりのお気楽な生活を楽しんでいました。
今年は久しぶりに仕事を増やす事にし、何とか就職先が決まったその矢先にとんでもない重責を担うこととなったのです。
くじ運の悪さの極み
今期、輪番制でマンション管理組合の理事会のメンバーになる事は分かっていた。
理事長に立候補する人は誰もなく、
くじで決めることに…
紙袋に手を突っ込み一枚のくじを掴んだ瞬間、嫌な予感が的中した。
白い紙片には「理事長」の文字が…
「うわー無理無理!私なんかにはとても無理です!どなたか代わっていただけませんか?」
皆さんはうつむいたまま。
もう一度隣に座る年上の男性の方を見ながら
「代わっていただけませんか?」
とお願いをするも、
「今日欠席をされている方もいるから、くじをもう一度やり直してみては?」
と。。
いや、ちょっと待ってよ
私は考えた。
くじのやり直し?
欠席した人の分もくじを引いているわけで、
2回目のくじで誰かが当たってしまったら恨まれるのではないか…と
「あー分かりました。やっぱり引き受けます。」
大きな声でそう言った瞬間に後悔した。
前理事会メンバーと管理会社の担当者、そして今期のメンバーが集まる集会室が物凄く冷たい空気に変わってしまった。
え?こういう時って拍手が起こるのではないの?
シーンとしずまり返った気まずい空気の中で
世間から見放された感覚を初めて味わった気がした。
そりゃそうよね
こんなおばさんが?このメンバーのなかで一番頼りなさそうな人が?
隣にいたおじさんの方が相応しいじゃん。いくらくじとは言え、何故かおじさんを軽く恨んでしまった。
管理会社の担当者は「はい、では役員が決まりましたので…」と言い、前理事会メンバーと総会の打ち合わせに入ってしまった。
私たちの新メンバーは退室を促され、とりあえずお互いに挨拶を交わして少しだけ話して解散。
自宅に戻ったら急に胃がキリキリと痛くなった。
こんな感じで引き受けてしまった管理組合の理事長…
重く暗い日々が始まるのだろうか
早く一年が過ぎて欲しいと願うばかりである。