怒る医療者と妥協を許す社会

倉田真由美氏の下記発言が波紋を広げているらしいが、全面的に同意する。(過去記事 批判の矛先は、政府ではなく利用者である国民へ)

倉田氏は14日に「自分が忙しいことを嘆き、怒る医療者のツイートを見た。仕事が忙しくてつらいなら、その仕事を辞めればいい。ボランティアじゃないんだから対価を貰っているんだろ。病気になった人を責めるくらいなら、辞めてくれ」とツイート。
倉田真由美氏の“怒る医療従事者”に対するツイートが波紋 知念実希人氏も「暴言」

この氏の発言に対して、

「それで辞める医師が増えた結果、一番困るのは倉田さん含め我々なのですが、それは御理解の上でのツイートですか?
同上

との反論が上がっているが、倉田氏はさらに

倉田氏は14日に「自分が忙しいことを嘆き、怒る医療者のツイートを見た。仕事が忙しくてつらいなら、その仕事を辞めればいい。ボランティアじゃないんだから対価を貰っているんだろ。病気になった人を責めるくらいなら、辞めてくれ」とツイート。
同上

と述べている。

辞める医者がいようと、怒れる医療従事者がなんと言おうと、第7波による死者は日に日に増えている。

怒るのはいいのだが、現にお亡くなりになっている人がどんどん増えているのだ。

怒れる医療従事者たちは、そうやって亡くなった人らを死んでも仕方ない、と言っているのと等しい

生命を守る医療従事者はその責務を全うできていないにも関わらず、自らを正当化しているだけだ。

挙げ句の果てに、日本の制度の要の一つである皆保険制度が悪だという岡秀昭埼玉医科大学教授のような人間まで現れる。

専門外の人に言われたくないとか言う人もいるのだが、専門外の人に対して責務を果たすのがプロだ。

命をまもれない医療従事者たちが自らを正当化する今ほど、生命を軽んじている時代はないのではないか。

命を道具として扱った歴史を反省する8月15日が形骸化していることが良く現れている。

窮地に追い込まれたときにこそ、その人の人間性が試される、とは良くいうが、誰かを責め立てずにはいられない人たちは人間性が低下しているのは間違いない

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