阿弥陀岳登山記。
「次の休み、御小屋から阿弥陀に登ろう」
天候不順の今年の夏、お預けになっていた阿弥陀岳登山。やっと休みと天候のタイミングが合いそうである。
スタート
8月2日
美濃戸、八ヶ岳山荘からスタートする。別荘地を歩き登山口へ。
人気の八ヶ岳であるがその中であまり人の歩かない御小屋の道。登山者が少ないため道は細く大自然の残った雰囲気の良い道である。
一汗かいたところで小休止、目立つきのこを発見。ベニテングタケと思われるゲームに出てきそうなきのこ。道中を楽しませてくれると同時に心が和む。
行動開始、阿弥陀岳への道は長い。
御小屋尾根
御小屋山、諏訪大社御柱祭で使うモミの大木を切り出す山(御柱山ともいう)その御小屋山を超え一直線に山頂付近に繋がる長大な尾根、それが御小屋尾根である。
阿弥陀岳には過去何度も登っている。いつもは行者小屋から中岳道を経由しての登頂。御小屋尾根は初挑戦である。
笹の道から美しい苔の道へ。北八ヶ岳のトレードマークである苔は南八ヶ岳でも素晴らしい。
長い樹林帯をひたすら登り御小屋山山頂へ。
不動清水
傾斜は緩やかになり歩きやすい尾根を進んで行く、展望のきかない深い樹林帯を行くと阿弥陀岳が見える平がある。目指す阿弥陀は遥か遠い。
さらに進むと見えてきた不動清水の標識、地図を見て気になっていた場所。分岐を清水方面に行ってみる、数分歩くとひんやりした空気とみずの音。コンコンと湧き出る冷水。尾根近くから湧き出る不思議。不動清水、素敵な場所である。
核心部の入口
清水を過ぎ少し進むと展望は開け急斜面へ。御小屋尾根核心部のスタートとなる。阿弥陀の雄大な山容、見上げる山頂は高く厳しい。
振り返ってみるとずいぶん離れた御小屋山とその先にあるのは遥か遠い町並み。
ヘルメットを装着し長大な尾根の核心部を登っていく。
続く。
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