癒しの灯り #13
私の好きなものの中に灯りがある。
淡いオレンジ色を周りに放つ灯り。
そう、テーブルランプがとても好きなのだ。
キラキラと輝くライトも好きで
見かけると、ついそちらに目が行く。
我が家にはテープルランプと呼ばれるものがいくつもある。
リビングのソファから見えるところに
夜になるとその明かりがあり、心癒される。
なんとも言えない幸せ感に浸れる。
去年、どうしても欲しくて注文したルイスポールセンのテーブルランプは
私の元に届くまで半年。
忘れた頃にやってきてくれた。
遠いデンマークからの贈り物。
玄関にはキラキラした灯りが訪れてくる人たちを迎えてくれる。
お部屋のあちらこちらは
そんな灯りで溢れている。
夜になると
そのオレンジ色の光がそっとお部屋を温かく包んでくれる。
家は安らぎの場所
今は夫婦2人だけなのでこのような時間を取ることができる。
子ども達がまだ家にいた頃は、毎日が賑やかで灯りどころの話ではない。
生活がそこにはあり、
テレビの音や違う部屋からは音楽も聞こえてくる。
ザワザワとした日々ではあったけれど、その時は
それが毎日の楽しい時間だった。
年をひとつずつ重ねるたびに周りの景色は変わってくる。
賑やかなざわめきも
今のようにゆったりと流れる時間も
どちらも愛おしい時間。
今の暮らしは理想的で心地よい。
いつも思う。
こんなふうに暮らせる事が当たり前ではなく
夫、家族のおかげであることを忘れてはいけない。
ぼんやりとした灯りの中で
帰ってくる夫を待つ時
とても幸せを感じる。
毎日、ありがとうと言葉で伝える事が幸せなのだ。
灯りを見つめながらふっとそんな気持ちになる。
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