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今、私は自分を見失っている

昨晩、いつも明るく支えてくれる夫を怒らせてしまった。

発端は昼間。
私が失業したことを知った20歳上の友達が自分が通っている卓球サークルに誘ってくれた。
サークルのメンバーは70代80代の方たち。卓球は初めてだったが、楽しく過ごさせてもらった。
しかし、ここで悪魔の私の心の響きが。。。。
「平日の昼間、出会うのは高齢の方ばかり。同世代は働いている。私は一体何をやっているんだろう。。。」

気分がなんとなく落ちたまま、昨晩は久しぶりに家族そろっての夕食だった。
夫は機嫌よく部下が結婚した話や、同僚の子どもが新人として職場に来た話をしている。
相槌を打ったものの、楽しそうな職場の話は聞くのが辛かった。

ビールの酔いにまかせて、「充実してていいな。私は子育て中だったこの20年間が今の生活に何にも生かせてない」と泣いてしまったら、夫が切れた。

「じゃあ、仕事辞めなかったら良かったじゃん」

その言葉に私はフリーズしてしまった。

資格取得後に転職した先で私はパワハラに遭った。
6人中2人がメンタル休職中の職場だった。一緒に仕事をするはずの男性職員は数日後から口をきかず仕事で使う資料も見せてくれなくなり、別の年配の女性職員からは私が職場から孤立するように嫌がらせを受けた。なんどもなんども考えたが、本当に自分に非はなかった。
数カ月耐えたが、あのまま我慢し続けたら私は壊れていただろう。
夫もそれは分かっている。

いつも励ましてくれるのに、それに甘えすぎて愚痴を垂れ流してしまった私が悪い。
夫が切れるのももっともだった。私が反対の立場でも切れていただろう。

また希望を持って前を向いて歩ける日まで、まだまだ時間がかかりそうだ。
そのことを自覚して、そんな状態にある自分を許して、なるべく周りを不愉快にさせず、焦らずこつこつ私は自分を立て直していかなければ。

「またパワハラに遭うのではないか」「自分が働けるところはもうないのではないか」
こんな不安が頭をもたげてくる。

「今、あなたが頭の中で考えていることと、未来に起きることは違うこと」

これは京都の大原の古民家で素敵な庭を作って暮らしていたイギリス人のベニシアさんの言葉。
この言葉を唱えつつ、家事をしてとりあえず散歩に出かけよう。


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