【福岡市:熱割れ網入りガラス交換作業(パテ撤去)】
熱割れしてしまった網入りガラスの交換作業を御依頼いただきました!
ベランダ掃き出しサッシの網入りガラスの赤く囲った部分に熱割れが生じております。
熱割れは放っておくとどんどん伸びていき、ガラス自体がボロボロと崩れる事はございませんが強度は確実に落ちていきますので早めの交換をおすすめいたします。
これまでの事例でご紹介してきましたのはビードやコーキング(シーリング)などのゴムを使った施工方法でしたが、今回のサッシは昔ながらのパテでガラスを固定する施工方法でした。
パテとはいわゆる“石膏”の事で施工段階でパテを塗る時には柔らかく、時間が経つと石のように固まります。
ガラス交換をするにあたってまずは既存の熱割れしたガラスをサッシから下さなければなりませんが、固定しているパテをノミやタガネを使い少しずつ砕いて除去していく作業にどうしても時間がかかってしまいます。
前述したようにパテは完全硬化すると“石”になりますので、この作業がゴム施工とは比べものにならないくらい大変です。
まれにボロボロとある程度の塊になって崩れてくれるパテもございますが、基本的にはちょっとずつしか除去できずまさにガラス屋泣かせの施工方法ですね😂
今回あまりにもパテが硬く、時間がかかる事が予測できましたので先にガラスを割って取り外し、それからサッシに残ったパテを砕いていく作戦に変更しました🏃♂️💨
サッシから既存のガラスを下ろした後も新しいガラスを入れる飲み込み部分をつくるために残ったパテ達をコツコツと除去していきます。
この時に下のガラスも一緒に割ってしまわぬように慎重に作業を進めていきます。
ある程度ガラスがおさまるクリアランスが確保できるまでパテを除去できましたら、新しいガラスを組み込みます。
新しいガラスの組み込みが完了すれば、ここからはコーキング施工と同じ手順でマスキング→コーキングを打って作業完了になります。
久しぶりにパテ施工の割れ替え作業をさせていただきましたが、次回はもっと時間短縮できるように試したい方法を考えたり良い勉強になりました!