人工授精スタート

遂に本格的に治療を始める事に
なりました。

医師には「ご主人の精子の数値では自然妊娠は厳しい数値です。可能であればすぐにステップアップをお勧めします。」と言われました。

人工授精?体外授精?なに?
右も左もわからずにスタートした
不妊治療。ステップアップをすれば
すぐに子供が出来る。そう思っていました。

しかし現実はそうも上手くいかず‥‥
いざ人工授精を始めよう!と心に
決めたものの「でわ明日病院に来てください」
そんなのが普通でした。
人工授精とは自分が排卵しそうな日を狙って
その日に必ず受診しなければなりません。
そのため月経10日目~13日目あたりに超音波をして
排卵する日を決定という形になるため、いつ受診日になるか
わからない状態でした。
当時正社員フルタイムで働いていた
私にとってはとても厳しい現状でした。
そこから半年間悩んで、私は職場に
不妊治療について相談することに
しました。急なお休みを貰うこと
シフトで迷惑を掛けてしまうこと
全て包み隠さず上司に話しました。

とても勇気がいりました。

しかしなんと、偶然ですが私の直属の上司も
不妊治療の経験者でした。
7年間不妊治療の末に
体外授精で子供を授かったと
話を聞いたとき、こんな巡り合わせ
あるんだなとびっくりしました。
親身になって話を聞いてくれ、休みも嫌な顔せずに
協力してくれた当時の上司には今でも本当に感謝しています。
不妊治療をしていてつくずく思うのは
治療を経験した人にしか気持ちはわからない。
治療経験してる人でも全部の気持ちがわかるとは限りませんが
経験したことのない人からの
心ない一言に何度も傷ついたことは何度もあります。
治療を経験した人は余計な一言は言わない。
私はそう思います。

そこからは上司の協力もあり3回の人工授精を行いましたが
子供を授かることは出来ませんでした。
しかし当時の私はすごく前向きで「くよくよしてられない!次だ!」
そんな気持ちで、体外授精をすれば子供はきっと授かる。
そう信じていました・・・・。

ここら先の治療が経済的にも身体的にも精神的にも辛いものに
なることは想像もしていませんでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?