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【Re:04小説】『君を守りたい』 ⑦教育省大臣 木ノ内裕子

「旅人の唄」を聴きながらお楽しみ下さい

司会「続きまして教育省大臣、元小中高教師の木ノ内裕子氏お願いします」

「はい、木ノ内ですよろしくお願いします」

「なぜ普通の私が今ここにいるのか、私にもよくわかっていません。ただ、一文字志朗さんから街で声をかけられて、あなたの教育の理想を教えて下さいと言われてコーヒーを飲みながら私の想いを話しました

それを志朗さんはとても興奮して、ぜひ私たちといっしょに日本を変えましょうと言ってくださいました」

「志朗さんから後で聞いた話は、魔法でスキル鑑定をして声掛けしたそうです」

「私の理想の教育は、世界各地を実際に見て学ぶことを義務教育とします」

「そのためには、世界中の日本大使館を宿泊、病院、商業店舗、図書館を備えた施設にします

「その中で、日本人は全てのサービスを無料で提供され、外出時には護衛アンドロイドおよび乗り物が貸与されます」

「勿論、家族で長期滞在も可能です」

「教師は、地球であり、そこに住む人々です。世界中の人と土地、風土、文化から直に学ぶのです」

「この環境を1年以内に出来るように目指します」
「その先にもまだまだやりたいことがあります、どうぞ、よろしくお願いいたします」

国民は、あまりにも壮大な夢のような話で、話を聞いた後、一瞬想像の世界にいたが直ぐに我に返り、希望に輝く目になり、拍手した。

つづく