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【Re:03小説】『君を守りたい』②未来への準備

BGMを聴きながらお楽しみ下さい

被災地の避難所で生活していた人々は、最長3日目にはヘリコプターで大型客船へ移され北海道へ運ばれていった

大型客船では、風呂 食事 着替えが用意され客室も豪華で震災は嘘のようだった

北海道に着くと仮住まいとして用意されたマンションへ案内された

マンションを一時的住居として、カタログの中から、ファミリーは一軒家を、独身者は、マンションの2LDKを選んで引越が出来る段取りになっていた

家賃、光熱費、医療費、その他生活に必要な費用はすべて支給されたカードで無料だった

その費用は、一文字グループと大手企業が一時負担していた

落ち着いた時期に国民すべての財産は国の財産として国民が消費する費用は賄った

AIアンドロイドの生産輸出を主要産業として海外へ輸出販売した

カードは、被災地から移住する際に本人の個人情報、家族の情報、安否など登録したらすぐにその場で発行された

国民には事前に 避難所へ逃げる際は
家族の写真など思い出の品をリュク
1つ分にまとめ持ち込んでください
財産、土地権利書、洋服、食べ物は
一切心配せず避難所に逃げてください
とアナンスされていた

被災された方々の中で、家族を失い、家や財産を失って精神的にダメージを強く受けている方には、医師が常駐する温泉旅館でゆっくりして頂いた

正式に入居する一軒家は、広大な森林公園の中にあり、中央にセンタービル 中には行政 病院 介護施設 学校 大型ショッピングモール 娯楽施設があり 森林公園の所々にコンビニがありました

道は歩道のみで、地下に道路が整備され、自動運転される6人乗りの車で行きたい場所に行けた

それ以上の人数の場合、車両が連結出来た
 車内は、全面液晶パネルになっており、通常は外の癒しの風景が映し出されていた

行きたい場所を伝えると、AIが到着時刻を返事した

同じようなスモールシティが他にもいくつか存在しており あと少しで完成のシティも建設中だった

今回の震災で無事だった場所は、札幌市を除く北海道、青森、岩手、山形、新潟、京都、奈良、島根、佐賀それ以外の都道府県は、壊滅状態だった

無事な地域も、次第に電気、水道などライフラインが途絶え、食料も手に入らず、北海道に移住せざるを得なかった

被災地の復興は、大型人型ロボットと重機で道路を整備し、建物の瓦礫撤去、住宅を更地に整備した後、森林公園にすることとなった

海を漂流していた震災の残骸は、すべてクジラ型海洋建設ロボットが回収した

日本は、都市計画を根本的に考え直すため 政治を一文字グループおよび大企業の中から人選され立て直しをすることになった

つづく