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【小説Re:03】『君らは選ばれし戦士だ!!』③就活編

BGMを聞きながらどうぞ(50秒)

【大学構内】

そして、大学初日、千夏と勇作は、同じ理工学部科学コース。
勇作は、化学では解明出来てない不思議なことを解明することが夢だった。
千夏は、勇作の隣にずっと居たい、ただそれだけでここまで来た。

2人の研究室は、田所教授についた。
田所教授は、BF のドク・ブラウン博士そっくりだった。研究テーマは、人間の潜在能力開発である。
人間の脳は普段は 10%程度しか能力を発揮していない。
もしも人間が、100%能力を発揮出来る方法について研究している。

勇作は、幼いころから田所教授の研究に興味があったので、一生懸命勉強した。
そして、あっという間に 3年と半年が過ぎようとしていた。
2人は、その間に上級公務員の資格を取得していた。

BGMを聞きながらお楽しみください。(2分)

【マンション 2人で夕食】

千夏「科学なんて全然興味なかったけど、何か最近すごく面白くなってきたよ」

勇作「全然興味なかったのに、よくここまでついて来たね、ほんと尊敬するよ」

千夏「じゃあさぁー、何かご褒美頂戴よ」

勇作「誕生日、クリスマス、ハロインまで指輪とかネックレスとかプレゼントしたじゃん、更に何が欲しいの?」

千夏「違うよ、形があるものじゃないよ、もう~ほんとに鈍いねぇ」

勇作「ご、ごめん、俺、勉強で一杯いっぱいで」

千夏「わかってるけど、じゃぁ、ハグしてよ」

勇作「い、今?」

千夏「違うよ、これから毎日」

勇作「ま、毎日だとぉ~」

千夏「そうね、毎日義務でされてもね」「じゃ、百歩譲って、私もしくは、勇作が
ハグしたいなぁと思った時にしようか、それでいいよね、ねっ」

勇作「うん、いいよ」

千夏「やったぁ、ドラマみたいだね」

千夏「ところでさぁ、就職どおするの?」

勇作「そのことだけど、明日、田所教授に相談してみようと思ってるんだ」

千夏「うん、わかった、私も一緒に行くよ」

勇作「うん」

BGMを聞きながらお楽しみください。(2分)

【田所研究室】

田所教授「おー、君たちか、丁度よかった」 「就職先はもう決まってるのかね」

勇作「いえ、まだで、それを相談しようと思って、ここに来ました」

田所教授「実はわしの教え子から、面白い学生がいないか、と相談されてな、君らのことを話をしたら、ぜひ会いたいと言われてな、どうだ会ってみないか?」

勇作「ぜひ!お願いします、教授」 「ところで、その方はどの様な方なのでしょうか?」

田所教授「えと、内閣情報調査室って言ってたかな?」

千夏「えー、内閣情報調査室ですかぁ」 「勇作、何かかっこよくない?」

勇作「う、うん、そうだね、夢みたいだ」

千夏「まだ、就職出来たわけじゃないよ」

田所教授「はっははは、ほんとに君らはいいコンビだ、君らなら大丈夫だ」
 「明日 10 時、ここに行ってくれるかね」

勇作「霞が関!」

勇作と千夏「教授、ありがとうございました、じゃ、失礼します」

田所教授「おい、今日は研究手伝ってくれないのかね」

勇作「あっ、すみません、やります」

つづく


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