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【小説Re:03】『君らは選ばれし戦士だ!!』⑲現在の元の世界編

BGMを聴きながらお楽しみください

【会議室】

加治「ゼウス様の話は、我々の情報と大体一致してるよ」 「近々大きなゲートが開いて大勢の未来人と物資がやってくると確認している」

勇作「その前に未来人と話をしましょう」

加治「どんな話をするつもりなんだい」

勇作「俺たちが未来に行って AI を倒す、いや一旦地球を破壊します」

加治「相手の事は全くわからんぞ」

勇作「加治さん、だてに地獄や異世界でも、何もかも未経験でしたよ、今更です」

加治「そっか、よし、俺はいつ、どこでゲートが開くのか探ってくる」

2 時間後、加治が戻ってきた。
加治「未来人からゲートのこと確認できた」「明日 21 時、羽田空港の滑走路だ」 「それと未来人との会合は今晩 19 時になった」

【待ち合せ場所 18:59 】


スーツをキッチリ着た白髪の老人がいた。
未来人「私は代表の南部敏郎と申します」

加治「内閣情報調査室 室長の加治と申します。こちらは、私の部下の西方勇作、勇作の妻の千夏と申します。よろしくお願い致します」

加治「早速本題ですが、我々はあなた方を救いたい。そして、未来の地球を救いたい」

南部「出来るので有れば助けて欲しい、でも我々も力を尽くしたが、どうにもならなかった」 「だから、この時代でひっそりと生活したいだけなのです」 「この時代の方々に危害を加えるつもりはまったく無いのです」

勇作「俺たちは、貴方たちに殺されました」「信用できない」

南部「殺された? 我々に? ならなぜ今ここにいるのです」

勇作「神に生を与えられて戻ったのです」

南部「申し訳ありませんでした。我々をどうか許して下さい」
南部は土下座をして詫びた。

南部「私は未来の代表です、今後一切この時代の人々に暴力はさせません、誓います」

千夏「勇作、本心よ」
千夏は南部の心を読んだ。

勇作「わかりました、貴方を信じます」
「未来からの移動は明日の 21 時からでしたね、何人くらいの人が移動するのですか」
南部「150 名程度です、それが全人類なのです」

勇作「全人類がたったの 150 人、、、、」
加治も千夏もショックを受けた

勇作「では、全員がこらちらに移動出来たら、俺たちは未来に行きます」
「そして、地球を立ち直らせます」

南部「どうやって立ち直らせるのですか?」

勇作「そうですね、北極の氷をすべて溶かして津波を起こします、エベレストの頂上まで飲み込む津波です」

南部「機械どもはすべて壊滅ですね」
「でも、あなた方も戻れなくなるのでは」

勇作「そうかもしれません」
「破壊ですから、再生も必要でしょう」
「あなた方がタイムマシンで未来に戻れるように準備しておきます」

勇作「僕らはその時にここに戻りたい」

南部「わかりました、お願い致します」

勇作「ところで代表はなぜ私の言うことに疑いを持たないのですか」

南部「私にも特殊能力があって、人の心が読めるのです」

勇作「なるほどね、それでか」

加治「未来からこられる 150 名の方は、私たち内閣情報調査室で一旦引け受けさせて頂きます」
「温泉にでも入ってゆっくり休んでください、この時代にも慣れて頂かないとね」

南部「向こうではずっとマシンとの戦争でした、ありがとうございます」

つづく


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