【Re:01入院清話】31:未来に向けて準備して欲しいこと2~京都の危機
2024年10月9日更新
現在の観光地京都は、応仁の乱の後あたりからあるものと思ってましたが、まだたった150年くらいしか経ってないのです。今の京都を観光地にしたのは、岩倉具視氏であり、引き継いだのが、佐賀県の佐野常民氏でした。
京都は、大政奉還の後、天皇が東京へ移転するに伴い大半の公家たちと関係する人々役3万人が移転したことで衰退の一途を辿っていたのです。
岩倉具視氏が海外視察で、産業、鉄道、暮らしなど様々なショックを受けたのですが、文明の発展も大事だが、各国にはそれぞれ「おもむき」があることに気づき、日本らしさとは何か考えたとのことです。
岩倉具視氏は、京都にお世話になったことから、京都復活のため、毎年御所で天皇の行事を行うよう提案して亡くなりました。
その後、佐野常民氏が遺志を引き継ぎ、日本独自のイメージとして平安中期の時代を感じる平安神宮を建設し、博覧会で世界にアピール、その後修学旅行を京都と定め、日本文化が守られてきたそうです。
4月2日放送 NHK「歴史探偵」より
何が言いたいか?
都市計画とは、人の想いで作られるということを伝えたいのです。それは、政治家の中から、理想や夢を語る人でないとダメなんです。
今、地方から財政難、高齢過疎、買い物弱者など個別対応は無理です。
そして最近、京都府花折断層が騒がれ始めました。30年以内の発生確率が高まったとのこと。前回の地震は1660年ごろ、既に360年以上経過しており、震度7以上の被害想定を観直したとのこと。
京都の町は、水の上にあると言われるほど地下水が豊富な土地。ひとたび大きな地震があれば、と妄想すると恐ろしいです。
とはいえ、現在震度1程度の地震が全国各地で起きており、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない状況と言えます。
政府の迅速な対策が必要です。