【小説】『君らは選ばれし戦士だ!!』③就活編 5 荒野の高等遊民4号 2024年2月2日 11:20 そして、大学初日【大学構内】千夏と勇作は、同じ理工学部科学コース。勇作は、化学では解明出来ない不思議なことを解明することが夢だった。千夏は、勇作の隣にずっと居たい、ただそれだけでここまで来た。2人の研究室は、田所教授についた。田所教授は、BF のドク・ブラウン博士そっくりだった。研究テーマは、人間の潜在能力開発である。人間の脳は普段は 10%程度しか能力を発揮していない。もしも人間が、100%能力を発揮出来る方法について研究している。勇作は、幼いころから田所教授の研究に興味があったので、一生懸命勉強した。そして、あっという間に 3年と半年が過ぎようとしていた。2人は、その間に上級公務員の資格を取得していた。【マンション 2人で夕食】千夏「科学なんて全然興味なかったけど、何か最近すごく面白くなってきたよ」勇作「全然興味なかったのに、よくここまでついて来たね、ほんと尊敬するよ」千夏「じゃあさぁー、何かご褒美頂戴よ」勇作「誕生日、クリスマス、ハロインまで指輪とかネックレスとかプレゼントしたじゃん、更に何が欲しいの?」千夏「違うよ、形があるものじゃないよ、もう~ほんとに鈍いねぇ」勇作「ご、ごめん、俺、勉強で一杯いっぱいで」千夏「わかってるけど、じゃぁ、ハグしてよ」勇作「い、今?」千夏「違うよ、これから毎日」勇作「ま、毎日だとぉ~」千夏「そうね、毎日義務でされてもね」「じゃ、百歩譲って、私もしくは、勇作がハグしたいなぁと思った時にしようか、それでいいよね、ねっ」勇作「うん、いいよ」千夏「やったぁ、ドラマみたいだね」千夏「ところでさぁ、就職どおするの?」勇作「そのことだけど、明日、田所教授に相談してみようと思ってるんだ」千夏「うん、わかった、私も一緒に行くよ」勇作「うん」【田所研究室】田所教授「おー、君たちか、丁度よかった」 「就職先はもう決まってるのかね」勇作「いえ、まだで、それを相談しようと思って、ここに来ました」田所教授「実はわしの教え子から、優秀な学生がいないか、と相談されてな、君らのことを話をしたら、ぜひ会いたいと言われてな、どうだ会ってみないか?」勇作「ぜひ!お願いします、教授」 「ところで、その方はどの様な方なのでしょうか?」田所教授「えと、内閣情報調査室って言ってたかな?」千夏「えー、内閣情報調査室ですかぁ」 「勇作、何かかっこよくない?」勇作「う、うん、そうだね、夢みたいだ」千夏「まだ、就職出来たわけじゃないよ」田所教授「はっははは、ほんとに君らはいいコンビだ、君らなら大丈夫だ」 「明日 10 時、ここに行ってくれるかね」勇作「霞が関!」勇作と千夏「教授、ありがとうございました、じゃ、失礼します」田所教授「おい、今日は研究手伝ってくれないのかね」勇作「あっ、すみません、やります」つづく ダウンロード copy #小説 #就活 #ライトノベル #教授 #内閣情報調査室 #潜在能力開発 #BTF #ドク・ブラウン 5