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死亡原因別統計の超過死亡の多い項目(2023年1月~4月)

 2023年9月5日〔火〕付けで、厚生労働省の人口動態統計月報(概数)の2022年4月分が公表されました。

 このURLの令和5年4月をクリックすると、人口動態統計月報(概数)(2023年4月分)のページが開きます。
 統計表の欄の青文字「統計表一覧」をクリックすると「政府統計の総合窓口 e-Stat」が開きます。

 開いた「政府統計の総合窓口 e-Stat」の表一覧から表番号4-13「(保管第6表)死亡数、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生-中学生再掲)別」のCSVファイルを求めることが出来ます。

1.135死因別の表とグラフ

 この統計の死亡数を2016年1月~2023年4月までをエクセルで集計し、表とグラフで比較して見ました。

 下のEXCEL表をパソコンにダウンロードすると大分類・中分類・小分類毎の135死因別の表とグラフが確認出来ます。

 集計は「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計を比較しました。

 亡くなる割合は当然、高齢者が多いため、全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者です。
 65歳以上の高齢者は65歳未満に比べ死者数が多いことから、前年対比や前年同月対比の比較に於いては変動の幅が65歳未満に比べ少なく、増加または減少の傾向がハッキリみられること、死因別の影響が確認しやすいことから65歳で区切って比較して見ました。

2.年度毎の変動があるため過去5年平均で比較

 過去年との比較において前年度との比較では、前年の変動が大きいと当年と比較した変動幅も大きく影響を受けることになります。
 より傾向を見やすくするため過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較する方が、過去5年が平準化されて、当年と比較した変動幅の影響を小さくできます
 2021年を過去5年の平均値に含めないのは、2021年4月からコロナワクチンが高齢者に本格的に接種されていることから、この影響を除いた比較を検討するためです。
 従って、2021年から2023年過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較して変動の幅や増減を見ました。

 日本は少子高齢化社会になっているため、65歳以上で人口増加傾向65歳未満で人口減少傾向にあり、死者数の単純比較では実態より過小評価や過大評価になります。

図1 住民基本台帳に基づく人口推移(総人口・65歳未満・65歳以上)および増加率

 65歳以上の人口の増加率を計算すると、2021年の65歳以上の人口過去5年(2016年~2020年)平均と比較して3.2%増加しています。
 2022年3.6%増加、2023年3.5%増加で、2023年は前年より減少しています。

 2022年まで、65歳以上の高齢者では人口が増加しているため、死因別の前年同月対比や前年対比などの過去年との比較では人口増加が考慮されないため、死者数が増加していても、人口増加率を考慮すると死亡率は小さくなります。
 
そのため、その死因の死者数を当該年度の65歳以上の高齢者人口(各年の1月現在の住民基本台帳人口)で除してその割合(%)を計算し、それに1,000,000を掛けて100万人当たりの死者数を計算しました。
 100万人当たりの死者数で年度毎の変動の幅や増減率を求め、その死因がワクチン接種後の2021年~2023年でどのように変動したか比較できるようにしました。 

図2 09207 心不全(65歳以上)による死者数推移

 図2は「09207 心不全(65歳以上)」の死者数とグラフです。
 図の左側(A表)は毎月の死者数折線グラフです。
 この表を基に右側に、心不全(65歳以上)の死者数の「年間合計及び5年平均(2016年~2020年)」(B表)と
「年間合計を65歳以上の高齢者人口で除して100万人当たりの死者数で表示及びその過去5年(2016年~2020年)平均に対する増減割合」(C表
の表を求めています。
 右端のグラフは心不全(65歳以上)の「100万人当たりの年間死者数」の棒グラフになります。

図2のC表中「100万人当たりの年間死者数」は人口増加率を考慮する必要がないので、そのまま比較することができます

 C表の「100万人当たりの年間死者数」の横には「前年対比」と「('16~'20年平均)に対する増加割合」を表示しましたので、過去5年(2016年~2020年)平均に対する増加割合は2021年は7.6%の増加、2022年17.5%の大幅な増加になっています。
 「('16~'20年平均)に対する増加割合」は過去5年(2016年~2020年)間で-6.9%から+3.8%の間ですので、2021年の+7.6%、2022年の+17.5%は大幅な増加ということがわかります。
 なお、2023年は公表された月数がまだ少ないため、6ヶ月分が公表された時点から1年分に換算した推計値でC表そのグラフを作成する予定です。
 2023年の数値は一応計算していますが、灰色で目隠ししています

 また、C表の「100万人当たりの年間死者数」の表の横に「前年対比」の増加率を掲載していますので、何年に死者の増加が大きく始まったのか参考になります。

 個々の死因別の比較は上記のエクセルファイルをダウンロードしていただければ、公表された「(保管第7表)死亡数及び死亡率(人口10万対)、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生ー中学生再掲)別」の全ての項目の「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計の2016年1月~2023年4月までの死亡数の統計とグラフをみることが出来ます

 集計の元になった2016年1月~2023年3月分のデータは、この表題と同様の過去のnote投稿に貼り付けてあります。
 2023年4月分はエクセルファイルを以下に貼り付けます。

3.ワクチンのブースター接種と超過死亡者数の連動

  厚生労働省発表の人口動態統計月報(速報値が)2023年6月分まで報告されています。(図3参照)

図3 人口動態統計(死者数)の速報値およびそのグラフ

 図4の表は上図の人口動態統計(速報値)の死者数を基に集計した表です。

図4 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値に対する死者数の増加割合

 年ごとのその月の変動が大きいことから、死者数の増加割合を対前年同月対比で見ると、前年のその月の死者数が少なかった場合、死者数の増加が見かけ上多くなったり、また、前年のその月の死者数が多かった場合、死者数の増加が見かけ上少なくなったりします。
 そのため、毎月の総死者数を過去3年(2018年~2020年)平均値に対してどれだけ増加したか、あるいは減少したかを求めたものです。

 過去3年(2018年~2020年)平均値に対する増加数を色分けして、3千人以上増加をベージュ色、5千人以上増加を黄色、1万人以上増加をピンク、2万人以上増加を濃いピンクで示しています。
 ワクチンの本格接種が始まる前の2021年1月~3月は3千人以上増加のベージュか、減少(2月)でしたが、ワクチン接種が本格化した2021年4月以降死者数は増加の一途をたどっています。
 前述しましたが、65歳以上で人口増加傾向65歳未満で人口減少傾向にあるため、死者数の単純比較では実態より過小評価や過大評価になります。
 このため、この表を人口補正して実態に近い数値に修正しました。
 2021年の死者数を補正する場合、過去3年平均の死者数は2021年の人口であれば何人になるか過去3年平均の死者数の数値を補正して、実際の2021年の死者数と過去3年平均(補正値)死者数の差を求めて超過死者数を求めました。

図5 各年の1月1日の人口と人口増減率による補正方法

 この補正では大まかに計算しています(図5参照)。
 亡くなる割合は当然、高齢者が多いため、全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者ですので、この割合を人口補正に使用しました。
 2021年は65歳未満で過去3年(2018年~2020年)平均より人口が-1.5%減少、65歳以上では過去3年平均より+1.7%増加しています。
 従って、その月の過去3年平均の死者数の1割(65歳未満)に1.5%を掛けた値(A)、過去3年平均の死者数の9割(65歳以上)に1.7%を掛けた値(B)をそれぞれ求め、過去3年平均の死者数から(A)を引き(B)を足して過去3年平均の死者数を2021年の人口にした場合の死者数に補正します。
この補正した過去3年平均の死者数を基に超過死亡を計算しました。

図6 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値(人口補正した平均値)に対する死者数の増加割合

 その結果(図6)、超過死者数は補正前より減少しますが、より実態に近い数字になると思います。
 この表をグラフに表すと、超過死者数はグラフから判るとおり、ブースターが始まる度に多くなり、超過死亡の死者数ベースが増加していっているのが判ります。
 なお、2023年2月~4月はワクチン接種回数が減少しており、超過死亡のベースラインから死者数が下がっています。
 しかし、それでも過去5回のワクチン接種の影響により、1万人前後の超過死亡が維持されています

図7 月別ワクチン接種回数と過去3年(2018年~2020年)平均値(人口補正した平均値)に対する超過死者数及びコロナ感染死者数のグラフ

 ワクチンの追加接種により、1万人以上の超過死亡が発生している訳ですが、ブースターが始まる度に多くなり、超過死亡の死者数ベースが増加していっているのが図7から判ります。
 3回目接種の2022年2月・3月は接種時期とほぼ連動して増加しています。
 しかし、4回目の7月・8月、5回目接種の11月・12月は1ヶ月遅れで連動しています。
 3回目接種は図8のように接種から1週間で大量の報告があることと合致しています。

図8 ワクチン接種日から死亡までの日数に於ける死者数(厚労省への報告集計)

 しかし、4回目、5回目のブースターではこの傾向が見られず、死者が接種日から後ろにズレているように見えます。
 これは、3回目接種は前回接種から6ヶ月以上経過して接種することが接種の条件でした。
 しかし、4回目、5回目のブースターでは接種から3~4ヶ月で接種しています。
 このワクチンはm-RNAのウリジンをシュードウリジンに置換することで自然免疫を抑制することが知られており、この免疫抑制がしばらく続きます
 一方、ワクチンに含まれている脂質ナノ粒子(LNP)は炎症誘導性であり、免疫を誘導するが、過剰な炎症反応と自己免疫疾患を誘導します
 4回目、5回目の接種のように3~4ヶ月しか開けずにブースター接種をすると、シュードウリジンで免疫抑制がつづいている間に接種によって脂質ナノ粒子(LNP)による免疫の過剰な炎症反応が混在しアクセルとブレーキが同時に踏まれた状態になっています。
 このため、接種から1週間以内に多かった脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症による死者がこの1週間で減少し、これらの死者がグラフで言うと、後ろに分散してずれた可能性があります
 このため、4回目の7月・8月、5回目接種の11月・12月は1ヶ月遅れで連動していると思われます。

 いずれにしても、ワクチンを接種すればするほど、死にやすくなっているのが図7のグラフから一目瞭然です。

 なお、この死者数が増加している時期は、ワクチン接種によって逆にコロナに感染し易くなっていることから、死者数増加はコロナ蔓延による医療逼迫ではないかとおっしゃる方がいますが、このことについての検証は以下のnoteにまとめてあります。

4.コロナ感染死にワクチン死が含まれている可能性について

 このことに関しては以前にnoteにまとめてあります。

A.コロナ感染死亡率がワクチン接種によって上昇する


 図9は毎月のワクチン接種回数とコロナ感染者の死亡率を表しています。
 PCR陽性者の公表は5月8日で終了していますので、月毎のコロナ感染死の死亡率は2023年4月分迄しか計算出来ません。
 死亡率計算において、感染から運悪く亡くなるまである程度の日数が経過します。
 1ヶ月単位だと感染者数がピークに達する増加時の月や感染者数がピークから減少する減少月では「コロナ感染死者数/PCR陽性者数」の死亡率に減少や増加の誤差が大きくなります
 このため、月毎の死亡率の他に、その月の前後を含めた3ヶ月間の相加平均によって死亡率を算出した表とグラフを添付しています。 

図9 ワクチン接種回数推移とコロナ感染死及びコロナ感染死亡率

 同じオミクロン株なら、死亡率はほぼ一定になるはずです
 しかし、2022年2月・3月の3回目ワクチン接種時に死亡率は上昇しています。
 2022年7月・8月の4回目接種、2022年11月・1月の5回目接種時は1ヶ月遅れで上昇しています。
 5回目接種以降は急激な死亡率の増加になっています。
  ワクチン接種して死亡率が上がるのでは逆効果でしょう
 ワクチン接種でコロナに感染し易くなり、しかも死亡率が上昇するのでは、感染を助長し死者数を増加させている毒物以外の何物でもありません

 ワクチン接種前のアルファ株に於ける死亡率は1.5%程度でオミクロン株より10倍ほど高くなっています。

図10 アルファ株の死亡率(2020年8月26日~2021年1月27日)
図11 ワクチン接種前のアルファ株におけるコロナ感染死亡率(グラフ)

 同じアルファ株なら死亡率はほぼ一定になるはずです。

 実際、このアルファ株が流行した2020年8月から2021年2月の期間では、1ヶ月の感染者数が1万5千人~15万人ほどの規模で3ヶ月間の相加平均値で2倍程度の変動幅に収まっています
〔感染してから亡くなるまでの期間があるので、1ヶ月単位では死亡率が変動しすぎるため、3ヶ月間の相加平均値を求めています。〕

 しかし、オミクロン株の2022年1月~2023年4月の期間では、1ヶ月の感染者数が25万人から1,000万人程の規模なのに、3ヶ月間の相加平均値の死亡率で7倍の変動幅を示しています
 感染者数が数十倍になれば、死亡率の変動幅が小さくなるのが普通ですが逆に大きくなっています

 これはワクチンを打ち続けてい行き、コロナに感染すれば、逆に死にやすくなる事を示しています
 度重なるワクチン接種によって、血管炎症や血栓が次々と起こり内臓の機能低下に陥った人や基礎疾患を持った65歳未満の人や、高齢者がコロナに感染し、内臓疾患で亡くなっていき、これがコロナ感染死亡率の上昇に現れているのではないでしょうか。。

B. アメリカとのコロナ感染死の死亡率の比較



図12 アメリカのワクチン接種者と非接種者の死亡率(ツィッターXより)

 図12はツィッターXで「ワクチン接種が有効です」とおっしゃられている方が上げたグラフです。
 アメリカでの接種当初はワクチンが武漢型のワクチンであり、2021年10月はまだデルタ株で武漢型に型が近かったことから、ワクチン非接種者と比較するとワクチンの死亡抑制効果はあったようです。
 しかし、2022年に入るとオミクロン株が流行してきます。
 オミクロン株は死亡率が低くなった事がグラフからも読み取れ、10万人あたりワクチン非接種者で3~4人ワクチン接種者で1人程度まで死亡率が低下しています。
 更に2023年に入ってからは、殆どの人に感染による抗体が出来たせいか、死亡率がワクチン接種者非接種者も10万人あたり1人以下になっています。

図13 ワクチン接種回数推移とコロナ感染死及び10万人あたりコロナ感染死亡率

 このグラフと比較するために図9をコロナ死の死亡率をパーセントから10万人あたりの死亡率に直したのが図13です。
 このアメリカのグラフと図13を比較すると、日本ではワクチンを接種すればするほど、コロナ死の死亡率(致死率)が上昇している事がわかります。
 日本の2022年6月における前後3ヶ月間の相加平均による10万人あたりの死者数73人になります。
 アメリカのワクチン非接種の人の2023年4月1日の致死率は10万人あたり1人以下に下がっていることから、オミクロン株が変異を繰り返しても致死率が上がっているわけではない事がわかります。
 アメリカ3回目のワクチン接種で止まっています
 アメリカのコロナ死の死亡率は10万人あたり5人以下ですが、日本2022年6月における最低値でも10万人あたり73人の死亡率です。
 日本人の非接種者や1~3回までしか接種していないグループがアメリカと同じコロナ感染死亡率の5人以下だとすれば、4回目接種者や5回目接種者の死亡率は相対的にさらに大きくなります。
 日本は4回目、5回目と打ち続けているからコロナ死の致死率が上がっているといえるでしょう。
 更にいうならば、ワクチンの毒によって死にやすくなったところに、ワクチン追加接種の免疫寛容でコロナに感染しやすくなって感染し、結果的に死に至ったともいえるでしょう。

 C. 超過死亡とコロナ感染死の比較

図14 超過死亡とコロナ感染死の比較

 コロナ流行時の2022年1月~3月、7月~9月、11月~2023年1月の超過死亡とコロナ死を比較すると、超過死亡はコロナ死の2.5倍~3.5倍になっています。(図13の赤い折れ線グラフ超過死亡/コロナ死))
 「超過死亡はコロナ関連死によるもの」だと主張する方がいます。
 コロナ関連死が超過死亡の要因とするならば、超過死亡者の大多数がコロナに感染しているのが前提ですから、これらの流行時に感染して関連死で2.5倍~3.5倍コロナ死より多く亡くなっていることになります。

 では、流行時以外はどうなっているのでしょう。
 流行時以外の「超過死亡/コロナ死」は3.1倍~16.7倍で流行時のコロナ死より数倍多い割合で亡くなっています
 コロナが流行していないのに、超過死亡が関連死とするならば、いつどこでこの人達はコロナに感染したのでしょうか

 2022年1月~3月の流行期に感染した人がコロナ感染の影響で5月~7月まで持ち越して、毎月1万人近い人が関連死で死んだとでも言うのでしょうか。
 1~3月に集中して感染したならばその関連死は徐々に減少していくはずですが5月~7月に超過死亡者(グラフの青い棒グラフ)が1万人前後をキープしているのはおかしいでしょう

 コロナ死者数の変動は非常に大きい(グラフのオレンジ色の棒グラフ)のに、コロナ流行時以外の超過死亡者数は高止まりで、一定数の超過死亡が発生しています。
 コロナ関連死ならば、コロナ死者数と似たような死者数の増減を示すと思いますが、感染収束時にコロナ死の数倍の超過死亡が発生していて、それを関連死と言うにはあまりにもおかしくないでしょうか

5.4月の各死因の2022年と2023年の比較

 図3人口動態統計(死者数)の速報値グラフから2023年2月以降は、各月の前年の死者数より減少しているか、ほぼ同じ状態が発表された6月まで続いています。

図15 人口動態統計(死者数)の速報値と前年対比の増減数

 図15の前年同月対比の表から死者数は2023年は2022年に比べ、2月は2,617人減少、3月は5,415人減少、4月は1,241人増加、5月は720人増加、6月は1,596人増加になっています。
 図16は月別のワクチン接種の全年齢の総回数です。
 2023年6月で言えば1回目接種~6回目接種までの接種回数の総数になります。

図16 各月別のワクチン接種合計数(全年齢)

 全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者ですので、死者数の増減をワクチンとの関連で見る場合、65歳以上の高齢者の総接種数と比較する方が関係性がよりハッキリすると思います。

図17 各月別のワクチン接種合計数(65歳以上)
図18 各月別のワクチン接種合計数グラフ(65歳以上)

 図17は65歳以上の月毎のワクチン接種総回数ですが、表から65歳以上の2022年2月のワクチン接種合計数に比べ1年後の2023年2月のワクチン接種合計数は20分の1になり、2023年3月は前年3月の37分の12023年4月は前年4月の47分の1になります。
 接種数がこれだけ減少していても、過去3年(2018年~2020年)平均に比べて死者数が1万人前後増加し続けています。(図7参照)

 これらは、シュードウリジンによる免疫抑制が一定期間つづくこと、脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応による自己免疫疾患の発生スパイクタンパク質そのものによる毒性(血管内皮細胞などに存在するACE2受容体などと結合し、結合した細胞の炎症及び破壊~動脈乖離など)、IgG4の誘導による血栓高血圧の誘発など、脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応などのワクチン接種初期の死者数以外に、これらの長期にわたる弊害とブースター接種を繰り返すことによって、死者数が一定数発生していると思われます。

 これらの事を念頭に、死因別の2022年4月の死者数と2023年4月の死者数を比較していきたいと思います。

 なお、死因の大項目を中心に見ていきますが、ワクチン接種の影響で増加したと思われる中項目・小項目の死因の4月の死者数の8年分の表を最初に掲載してあります。
 この表では過去5年(2016年~2020年)の死者数の平均を求め、ワクチン接種が始まった2021年から今年までの4月の死者が過去5年平均から何パーセント増減したか求めています。

 その下には死因の大項目の2016年から2023年4月までの毎月の死者数(A表)そのグラフを示しました。
 さらに、その集計から毎年の死者数(B表)を示し、さらにその年毎の100万人あたりの死者数その前年対比の増加率、及び過去5年(2016年~2020年)平均に対する2021年・2022年の増加率を示し(C表)グラフで示しています。

 以下の項目で確認して欲しいのは、2022年2月・3月で3回目のワクチン接種が行われましたが、そのときに多くの死因で死者数が増加しています。
 そして、7月・8月で4回目のワクチン接種、2022年11月~2023年1月にかけて5回目のワクチン接種が行われました。

 これらのブースター接種後の2023年4月は前年の47分の1の接種数になり、ほぼ接種されていないと考えると、ワクチン接種直後の死亡がほぼ無い状態と考えて良いと思います。
 しかし、図6・図7で示したとおり過去3年平均に比べ9,300人ほどの超過死亡が発生しています。

 この超過死亡がワクチン接種時の2022年4月と比べながら、どのような死因で増減していて、その死因にワクチンが及ぼした影響が何なのか考えて行きたいと思います。

「01000  感染症及び寄生虫症」

図19 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図20 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移グラフ

 図20からわかるとおり、「01000  感染症及び寄生虫症」の100万人あたりの死者数は、過去5年(2016年~2020年)くらい減少傾向にありましたが、ワクチン接種が始まった2021年から増加に転じています。
 図19の表は「01000  感染症及び寄生虫症」に含まれる死因のうち、過去5年平均に比べて5%以上増加した項目を表示しています。
 この項目に含まれる「01300 敗血症」は昨年4月よりやや減少、「01600  その他の感染症及び寄生虫症」が昨年4月とほぼ同じ死者数になっています。

 「01300 敗血症」は免疫力が低下していたり慢性的な病気(たとえば糖尿病など)を持っている65歳以上で最も起こりやすいとされています。
 ファイザーやモデルナのmRNAワクチンにはウリジン修飾されたⅠメチルシュウドウリジンmRNAの作用により抑制性サイトカインTreg細胞の誘導があります。
 このTreg細胞を活性化する働きにより、自然免疫を減少させるので、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したり、他の感染症にかかりやすくなります
 「01300 敗血症」と「01600  その他の感染症及び寄生虫症」は過去5年平均より増加しているとともに、3回目のワクチン接種が行われていた昨年4月と5回目接種が終了して3ヶ月ほど経過した2023年4月の死者数がやや減少かほぼ同じなのは、ワクチンのブースター接種で複数回打ち続けることにより自然免疫が減少し続けたのが原因ではないかと疑われます。

「02000  新生物<腫 瘍>」

図21 「02000  新生物<腫 瘍>」№1 の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図22 「02000  新生物<腫 瘍>」№2 の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図23 「02000 新生物<腫瘍>」の死者数推移グラフ

 図23から「02000 新生物(腫瘍)」は2016年から2020年の間で100万人あたりの死者数が1年間に平均20人ずつ増加していましたが、2021年は前年より40人増加、2022年は前年より53人増加と増加割合が大きくなってきています。
 これも自然免疫の減少により、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したりするのが要因ではないでしょうか。

 図21・図22は増加した腫瘍の死因をピックアップして掲載してあります。
 2022年4月と2023年4月の死者数の比較では、「02000 新生物(腫瘍)」全体では2023年4月の方が死亡が若干多くなっています。
 個別の腫瘍でも2023年4月に増えたものが散見されます。 

「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」

図24 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図25 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移グラフ

 図25の「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移は100万人あたりの年間死者数は少ないのですが、2022年は過去5年(2016年~2020年)平均に比べ11.9%の増加になっています。
 2022年12月から2023年1月にかけてワクチン接種回数が多かったことからこの月は大幅に増加しています。
 2022年2月・3月のワクチン接種が多かった時期も死者数が増加しています。

 しかし、ワクチン接種がほぼ行われていない2023年2月・3月も同程度の死者数増加になっています。
 2023年4月は前年同月に対して中分類の「03100 貧血」が同程度、「03200 その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」が減少しています。
 「03200 その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」が2023年4月がワクチン接種の多かった2022年4月より減少しているのは、ワクチン接種直後の死亡がこの項目に多い可能性があります。

 「03100 貧血」は自己免疫性溶血性貧血(自身の赤血球に結合する自己抗体 (蛋白)ができて、赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血)などの自己免疫疾患が増加している可能性があります。

「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患の死者数」

図26 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図27 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移グラフ

 図27から「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患の死者数」は2022年は100万人あたりの死者数の過去5年(2016年~2020年)平均に比べ20.0%の異常な増加を示しています。
 「04100 糖尿病」による死者数は2022年4月のワクチン接種時に増加して、ワクチンがほぼ接種されていない2023年4月も多くなっており、4月の過去5年平均に比べて6%増加しています。
 糖尿病は動脈硬化を促進しますが、ワクチンによる血管内皮の炎症や血栓も影響しているのではないでしょうか。

 「04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の内分泌疾患は、離れた場所にある臓器(器官)間で情報の橋渡しをする「ホルモン」の分泌異常により生じる疾患です。
 基礎代謝や成長、脂質・糖代謝に関わる「甲状腺ホルモン」を分泌する甲状腺の疾患、下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患などの疾患です。
 図16図17のワクチン接種者数の表と合わせて見ると、ワクチン接種時に増加しているのが判ります。
 また、図27のグラフからもワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。
 2023年4月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月と同程度になっています。

図28 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№1
図29 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№2

 ワクチンのmRNAは接種部位から各臓器に移動することが報告されています(図28・図29)。
 下垂体甲状腺副腎にも相当の割合で移動することが図28・図29からも明らかです。
 これらの内分泌器官の細胞にmRNAが取り込まれ、スパイクタンパク質が作られるとそれらの細胞は自然免疫により破壊されます。
 また作られたスパイクタンパク質がこれらの内分泌器官の毛細血管の血管内皮細胞に結合すると炎症が起きます
 これらのことが、「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数増加に関与している事が疑われます。

「05000  精神及び行動の障害」

図30 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図31 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移グラフ

 「05000  精神及び行動の障害」は図31から過去4年(2017年~2020年)を見ても年間3~5%の増加傾向にあったが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より11.0%の増加、2022年は21.7%と大幅な増加を示しています。
 図30から「05100  血管性及び詳細不明の認知症」は2022年4月のワクチン接種時に増加し2023年4月もほぼ同程度になっており、「05200  その他の精神及び行動の障害」は前年4月と比較するとワクチンが5回目接種された後の接種が殆どされてない時期に増加しています。
 ワクチン接種回数が進むほどスパイクタンパク質による炎症や血栓が甲状腺などのホルモン分泌臓器に影響を与えて、これらの死因が増加しているのではないだろうか。

「06000 神経系の疾患」

図32 「06000 神経系の疾患」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図33 「06000 神経系の疾患」の死者数推移グラフ

 「06000 神経系の疾患」は図33から過去4年(2017年~2020年)を見ても100万人あたりの年間死者数は3~5%の増加傾向にでしたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より14.2%の増加、2022年は24.7%と大幅な増加を示しています。
 図32の2023年4月の「06000 神経系の疾患」の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月より若干増加で、ワクチンの複数回接種が長期的な死者数増加に拍車をかけているのではないかと疑われます。
 「06500 その他の神経系の疾患」が特に大きく増加しています。

 「05000  精神及び行動の障害」や「06000 神経系の疾患」はいずれも脳やホルモンに関する疾患ですが、新型コロナワクチンは血液脳関門に穴を開けアルツハイマー病パーキンソン病などの神経変性疾患を引き起こすと言われています。

 人間の脳には肺の血管系の6倍を超える血管があり、血管内皮はAC2受容体多く存在し、ワクチンが作るスパイクタンパク質と結合し易くなっています。
 スパイクタンパク質と結合した内皮細胞は感染した細胞と見なされ、自然免疫により破壊されます。

 また、血管の内皮細胞にある異物認識蛋白Integrinα5β1がスパイクタンパク質と結合し、炎症を誘導するという論文もあります。
 (下の「10000 呼吸器系の疾患」にリンク貼り付け~鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿))

 脳血液関門は漏洩しないとされていましたが、この細胞破壊により脳の細胞損傷によって機能が低下し、運動機能障害や神経変性障害が引き起こされていると疑われます。

 また、図18の「各月別のワクチン接種合計数グラフ(65歳以上)」や図31図33のグラフからワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。

「09000 循環器系の疾患」

図34 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図35 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移グラフ

 図35より「09000 循環器系の疾患」は過去5年間(2016年~2020年)の100万人あたりの死者数は年間で1%未満の変動幅に収まっていましたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去5年平均より3.7%の増加、2022年は11.2%と大幅な増加を示しています。
 また、2022年4月の死者数と2023年4月を比較すると、1年前のワクチン接種数が多かった2022年の方が100万人あたりの死者数が増加しています。
 血管内皮はワクチンが造るスパイクタンパク質と結合し易く、スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞は炎症を起こし、自然免疫により破壊され、それが原因で動脈乖離や、心筋の破壊を起こし心不全などで死者数が増加していると思われます。

 またワクチンの度重なる接種により非炎症性の抗体IgG4が大量に誘導され、それが血栓の原因にもなっています。

「09100 高血圧性疾患」

図36 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移(過去8年の4月分比較)
図37 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移グラフ

 図37から「09100 高血圧性疾患」の100万人あたりの死者数は2022年に22.1%と急激に増加しています。
 血管内皮に多くあって、ウイルス受容体であることがわかっているACE2は、ACEと均衡をとり血管壁を弛緩させる働きがあり、ACE2は血管収縮と血管拡張のバランスを維持して血圧を適正範囲に収める上で重要な役割を担っているようです。
 mRNAワクチンで大量にスパイクタンパクが製造されて、スパイクタンパクと結合し易い血管壁細胞のACE2と大量に結合してしまうと、血圧維持のバランスが崩れ高血圧性疾患が増加するものと思われます。
 肺、消化系、心臓、動脈、腎臓でACE2が発現しているエビデンスがあり、 ACE2の発現は年齢と共に上昇し、心疾患のある患者では高くなるようです。

 2022年は3回目から5回目のブースター接種が行われました。
 これにより、2022年は高血圧性疾患で亡くなる方が急増したものと思われます。
 図36より2023年4月の死者数より、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の方が死者数が多くなっています

「09200 心疾患」

図38 「09200 心疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図39 「09200 心疾患」による死者数推移グラフ

 図39から「09200 心疾患」の過去5年間(2016年~2020年)の100万人あたりの死者数は年1%程度の増加だったものが、2021年は5.7%、2022年は15.3%の大幅な伸びになっています。
 心疾患もスパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が炎症を起こし自然免疫により破壊されるため心臓組織そのものの破壊が進行し、「09203  その他の虚血性心疾患」「09206 不整脈及び伝導障害」「09207 心不全」などで亡くなる方が増加したと思われます。
 この「09200 心疾患」は1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月より2023年4月の死者数が若干多くなっています。

「09300 脳血管疾患」

図40 「09300 脳血管疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図41 「09300 脳血管疾患」による死者数推移グラフ

 図41より「09300 脳血管疾患」は100万人あたりの死者数は過去5年(2016年~2020年)平均とほぼ変わりませんが、減少傾向だったものが、増加に転じています。
 スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血栓ができ、また脳組織が破壊されても、脳梗塞やくも膜下出血で亡くなる割合は心疾患より少ないようです。
 4月の死者数比較では、これも2023年4月の死者数より、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の方が死者数が多くなっています

「09400  大動脈瘤及び解離」「09500  その他の循環器系の疾患」

図42 「09400  大動脈瘤及び解離」と「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図43 「09400  大動脈瘤及び解離」による死者数推移グラフ
図44 「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移グラフ

 「09400  大動脈瘤及び解離」はスパイクタンパク質が血管内皮細胞にあるACE2受容体と結合すれば血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血管炎がおき、血管内皮が破綻すると動脈解離や出血に繋がる可能性があると言われています。
 また、スパイクタンパク質は、血管の内皮細胞間の結合タンパク質の分解を誘発し、血管の完全性と機能を破壊すると言われています。
 これが大動脈解離が増加している理由ではないでしょうか。
 「09400  大動脈瘤及び解離」は2023年4月と1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月を比較すると死者数はほぼ同じになっています。
09500  その他の循環器系の疾患」は2023年4月と1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月を比較すると死者数は増加しています。

 2022年2月・3月の3回目接種から7月・8月の4回目接種、さらには直近で11月・12月の5回目接種で血管組織が接種の度に次々と破壊され、ワクチン接種が殆ど無い時期でも長期的な血管組織の破壊の影響が出て2023年4月の死者数が1年前のワクチン接種時の4月死者数より多くなったと考えられます。

「10000 呼吸器系の疾患」

図45 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図46 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移グラフ

 図46から「10000 呼吸器系の疾患」は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年はほぼ変動がありません。
 しかし図45で呼吸器系の疾患の大部分を占める「10200 肺炎」と「10600  その他の呼吸器系の疾患」を比べると、4月の過去5年平均と2023年4月の比較では2023年は「10200 肺炎」が28%の減少、「10600  その他の呼吸器系の疾患」は30%の増加になっています。

 増加した「10600  その他の呼吸器系の疾患」の中で、「10601 誤嚥性肺炎」と「10602  間質性肺疾患」が特に大きく増加しています。
 間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなる病気ですが、スパイクタンパク質は血管内皮細胞壁に結合し炎症が発生し、また、血管内皮細胞が縮小し細胞間に隙間ができて、ここから血液が漏れ出し間質性肺疾患が起きるとされています(鹿先生の動画解説参照)

鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿)

10601 誤嚥性肺炎」の2023年4月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月より死者数が多くなっています。

「11000 消化器系の疾患」

図47 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図48 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移グラフ

 図48の「11000 消化器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は8.7%、2022年は17.0%と大幅に増加しています。
 図47の表で「11000 消化器系の疾患」全体の前年3月対比は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の死者数の方がワクチン接種が一段落した2023年4月の死者数より若干多くなっています。
 また、中分類の「11200  ヘルニア及び腸閉塞」でやや増加、「11300  肝疾患」と「11400  その他の消化器系の疾患」ではやや減少していますが、過去5年(2016年~2020年)平均に比べると死者数が高止まりしています。

 消化器官は血管を介して栄養を吸収する器官ですから、大腸、小腸、肝臓などで、スパイクタンパク質により毛細血管が炎症を起こしたり、血栓が出来たりすれば、機能が低下し死に至ることもあるでしょう。
 消化器系の基礎疾患がある人が、これにより消化器の機能低下が加われば、死者が増加するでしょう。
 5回目のワクチン接種が終わり、ワクチンの複数回接種によって消化器系の機能低下が進んで来たと考えられないでしょうか。

「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」及び「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」

図49 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」及び「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図50 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」による死者数推移グラフ
図51 「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移グラフ

 図50図51から「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」と「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年は12000 皮膚及び皮下組織の疾患」で33.2%、「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」で22.3%大幅に増加しています。
 内臓系ばかりでなく、皮膚及び皮下組織や筋骨格系及び結合組織でも死者数が増加していることは、ワクチンが毒物以外の何物でも無いことを物語っているように思います。
 超過死亡はコロナ感染爆発による医療崩壊が原因だとか隠れコロナ死だという人がいますが、皮膚及び皮下組織の疾患筋骨格系及び結合組織の疾患で死者数が増加することまで医療崩壊隠れコロナ死で説明がつくものでしょうか?
 コロナ感染が落ち着いた時期に於いても高い死亡率のままであり、ワクチンの薬害でこれらの疾病が増加し死者数が増加したと考える方が辻褄が合うのではないでしょうか。

 図49から、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年4月の死者数比較では、「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」では増加、「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」では減少していますが、4月の過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数との比較では、高い増加率を示しています。

「14000 腎尿路生殖器系の疾患」

図52 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図53 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移グラフ

 図53から「14000 腎尿路生殖器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は17.0%、2022年は27.7%と大幅に増加しています。
 腎臓は血液を濾過する臓器です。
 腎臓には、血液のろ過を担っている糸球体と呼ばれる組織が左右でそれぞれ約100万個ずつ存在します。
 糸球体は、小さな穴があいた微細な血管(毛細血管)で形成された顕微鏡レベルの微小なかたまりです。
 この毛細血管の内皮細胞にスパイクタンパク質が結合し炎症を起こしたり、血栓が形成すれば、腎臓の機能低下を起こすのは明らかです。

 図52から4月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の死者数の方がワクチン接種が一段落した2023年4月の死者数より多くなっています。
 その内訳の中分類では、「14100 糸球体疾患及び腎尿細管間質性疾患」、「14200  腎不全」で減少、「14300  その他の腎尿路生殖器系の疾患」で増加となっています。
 「14300  その他の腎尿路生殖器系の疾患」において、ワクチン接種が一段落した時期でもワクチン接種時期より多い死亡率が発生するということは、ワクチンの複数回接種によってスパイクタンパク質による腎臓の毛細血管炎症が進んで来たと考えられないでしょうか。

「18100 老衰」及び「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」

図54 「18100 老衰」と「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図55 「18100 老衰」による死者数推移グラフ
図56 「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移グラフ

 図55において「18100 老衰」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2021年は37.1%、2022年は62.9%異常な増加をしています。
 図56の「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も2021年は15.4%、2022年は33.8%と大幅に増加しています。
 「18100 老衰」も「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も、解剖して詳しく調べられることもなくスパイクタンパク質による臓器の機能障害や血栓で徐々に衰えていった高齢者老衰異常所見の死因で処理されたと考えられないでしょうか。

 図54で4月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年4月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年4月の死者数の比較では老衰では増加異常所見では微増になっています。

「20000  傷病及び死亡の外因」

図57 「20000 傷病及び死亡の外因」による死者数推移(過去8年の4月分比較)
図58 「20000  傷病及び死亡の外因」による死者数推移グラフ

 「20000  傷病及び死亡の外因」はワクチンとは直接関係ない死因になるとは思いますが、図58からわかるとおり、2022年は10.2%の増加になっています。
 図57では「20102  転倒・転落・墜落」や「20107  その他の不慮の事故」が異常な増加を示しています。
 ワクチン接種後の起立障害歩行困難、自己免疫疾患でリュウマチになるなどの障害で、転倒・転落・墜落で亡くなる方が増加したと思われます。

   以上のように、死因の死者数推移をじっくり見ていくと、超過死亡の要因がコロナワクチン接種によるものと疑わざるを得ません

   コロナワクチンの薬害については東京理科大学名誉教授の村上康文先生が対談されたものを文字起こししています。
 参考にしてください。

5.このデータから読み取れるものと危険を察知する考え方

下の絵はKYT(危険予知訓練)の訓練シートです。

図59 KYT(危険予知訓練)の訓練シート

  工場などでは、この絵を見て何が危険か意見を出し合って災害防止に努めます。
 これにより何が危険か、どこが危険か危険を察知し、予知する訓練を行います。
 私たちは政府によってワクチン接種を推奨されていますが、これまでここで述べたとおり、ネット上のワクチンの危険性を訴えている記事超過死亡死因別の死亡推移を分析することによってワクチンの危険性を認識できると思います。

 ワクチン自体の作用メカニズムによる害は、ここでも少し示しましたが内外の研究者により色々な論文が次々と出されて危険性を訴えています
 
 超過死亡は状況証拠でワクチン自体の害を証明するものではありませんが、この危険予知訓練のように危険を予知する上では役立つものと思っています
 医師や研究者海外の情報色々な情報を集め総合的に検証し、危険を予知し、自分や家族の命を守っていこうではありませんか

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