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死亡原因別統計の超過死亡の多い項目(2023年1月~2月)

 2023年7月28日〔金〕付けで、厚生労働省の人口動態統計月報(概数)の2022年2月分が公表されました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html

 このURLの2023年2月をクリックすると、人口動態統計月報(概数)(2023年2月分)のページが開きます。
 統計表の欄の青文字「統計表一覧」をクリックすると「政府統計の総合窓口 e-Stat」が開きます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450011&tstat=000001028897&cycle=1&year=20230&month=11010302&tclass1=000001053058&tclass2=000001053060
 開いた「政府統計の総合窓口 e-Stat」の表一覧から表番号2-13「(保管第6表)死亡数、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生-中学生再掲)別」のCSVファイルを求めることが出来ます。
 なお、2023年1月分は7月4日〔火〕に公開されています。

1.135死因別の表とグラフ

 この統計の死亡数を2016年1月~2023年2月までをエクセルで集計し、表とグラフで比較して見ました。

 下のEXCEL表をパソコンにダウンロードすると大分類・中分類・小分類毎の135死因別の表とグラフが確認出来ます。

 集計は「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計を比較しました。

 亡くなる割合は当然、高齢者が多いため、全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者です。
 65歳以上の高齢者は65歳未満に比べ死者数が多いことから、前年対比や前年同月対比の比較に於いては変動の幅が65歳未満に比べ少なく、増加または減少の傾向がハッキリみられること、死因別の影響が確認しやすいことから65歳で区切って比較して見ました。

2.年度毎の変動があるため過去5年平均で比較

 過去年との比較において前年度との比較では、前年の変動が大きいと当年と比較した変動幅も大きく影響を受けることになります。
 より傾向を見やすくするため過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較する方が、過去5年が平準化されて、当年と比較した変動幅の影響を小さくできます
 2021年を過去5年の平均値に含めないのは、2021年4月からコロナワクチンが高齢者に本格的に接種されていることから、この影響を除いた比較を検討するためです。
 従って、2021年から2023年過去5年(2016年~2020年)の平均値と比較して変動の幅や増減を見ました。

 日本は少子高齢化社会になっているため、65歳以上で人口増加傾向65歳未満で人口減少傾向にあり、死者数の単純比較では実態より過小評価や過大評価になります。

図1 住民基本台帳に基づく人口推移(総人口・65歳未満・65歳以上)および増加率

 65歳以上の人口の増加率を計算すると、2021年の65歳以上の人口は過去5年(2016年~2020年)平均と比較して3.2%増加しています。
 2022年3.6%増加、2023年3.5%増加で、2023年は前年より減少しています。

 2022年まで、65歳以上の高齢者では人口が増加しているため、死因別の前年同月対比や前年対比などの過去年との比較では人口増加が考慮されないため、死者数が増加していても、人口増加率を考慮すると死亡率は小さくなります。
 
そのため、その死因の死者数を当該年度の65歳以上の高齢者人口(各年の1月現在の住民基本台帳人口)で除してその割合(%)を計算し、それに1,000,000を掛けて100万人当たりの死者数を計算しました。
 100万人当たりの死者数で年度毎の変動の幅や増減率を求め、その死因がワクチン接種後の2021年~2023年でどのように変動したか比較できるようにしました。 

図2 09207 心不全(65歳以上)による死者数推移

 図2は「09207 心不全(65歳以上)」の死者数とグラフです。
 図の左側(A表)は毎月の死者数折線グラフです。
 この表を基に右側に、心不全(65歳以上)の死者数の「年間合計及び5年平均(2016年~2020年)」(B表)と
「年間合計を65歳以上の高齢者人口で除して100万人当たりの死者数で表示及びその過去5年(2016年~2020年)平均に対する増減割合」(C表
の表を求めています。
 右端のグラフは心不全(65歳以上)の「100万人当たりの年間死者数」の棒グラフになります。

図2のC表中「100万人当たりの年間死者数」は人口増加率を考慮する必要がないので、そのまま比較することができます

 C表の「100万人当たりの年間死者数」の横には「前年対比」と「('16~'20年平均)に対する増加割合」を表示しましたので、過去5年(2016年~2020年)平均に対する増加割合は2021年は7.6%の増加、2022年17.5%の大幅な増加になっています。
 「('16~'20年平均)に対する増加割合」は過去5年(2016年~2020年)間で-6.9%から+3.8%の間ですので、2021年の+7.6%、2022年の+17.5%は大幅な増加ということがわかります。
 なお、2023年は公表された月数がまだ少ないため、6ヶ月分が公表された時点から1年分に換算した推計値でC表とそのグラフを作成していきます。
 2023年の数値は一応計算していますが、灰色で目隠ししています。

 また、C表の「100万人当たりの年間死者数」の表の横に「前年対比」の増加率を掲載していますので、何年に死者の増加が大きく始まったのか参考になります。

 個々の死因別の比較は上記のエクセルファイルをダウンロードしていただければ、公表された「(保管第7表)死亡数及び死亡率(人口10万対)、死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級・小学生ー中学生再掲)別」の全ての項目の「全年齢合計」と「65歳未満合計」、「65歳以上合計」の3つの死因別集計の2016年1月~2023年2月までの死亡数の統計とグラフをみることが出来ます

 集計の元になった2016年1月~2022年12月分のデータは、この表題と同様の過去のnote投稿に貼り付けてあります。
 2023年1月分と2月分はエクセルファイルを以下に貼り付けます。

3.ワクチンのブースター接種と超過死亡者数の連動

  厚生労働省発表の人口動態統計月報(速報値が)223年5月分まで報告されています。(図3参照)

図3 人口動態統計(死者数)の速報値およびそのグラフ

 図4の表は上図の人口動態統計(速報値)の死者数を基に集計した表です。
 年ごとのその月の変動が大きいことから、死者数の増加割合を対前年同月対比で見ると、前年のその月の死者数が少なかった場合、死者数の増加が見かけ上多くなったり、また、前年のその月の死者数が多かった場合、死者数の増加が見かけ上少なくなったりします。
 そのため、毎月の総死者数を過去3年(2018年~2020年)平均値に対してどれだけ増加したか、あるいは減少したかを求めたものです。

図4 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値に対する死者数の増加割合

 過去3年(2018年~2020年)平均値に対する増加数を色分けして、3千人以上増加をベージュ色、5千人以上増加を黄色、1万人以上増加をピンク、2万人以上増加を濃いピンクで示しています。
 本格接種が始まる前の2021年1月~3月は3千人以上増加のベージュか、減少(2月)でしたが、ワクチン接種が本格化した2021年4月以降死者数は増加の一途をたどっています。
 前述しましたが、65歳以上で人口増加傾向65歳未満で人口減少傾向にあるため、死者数の単純比較では実態より過小評価や過大評価になります。
 このため、この表を人口補正して実態に近い数値に修正しました。
 2021年の死者数を補正する場合、過去3年平均の死者数は2021年の人口であれば何人になるか過去3年平均の死者数の数値を補正して、実際の2021年の死者数と過去3年平均(補正値)死者数の差を求めて超過死者数を求めました。

図5 各年の1月1日の人口と人口増減率による補正方法

 この補正では大まかに計算しています(図5参照)。
 亡くなる割合は当然、高齢者が多いため、全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者ですので、この割合を人口補正に使用しました。
 2021年は65歳未満で過去3年(2018年~2020年)平均より人口が-1.5%減少、65歳以上では過去3年平均より+1.7%増加しています。
 従って、その月の過去3年平均の死者数の1割(65歳未満)に1.5%を掛けた値(A)、過去3年平均の死者数の9割(65歳以上)に1.7%を掛けた値(B)をそれぞれ求め、過去3年平均の死者数から(A)を引き(B)を足して過去3年平均の死者数を2021年の人口にした場合の死者数に補正します。
この補正した過去3年平均の死者数を基に超過死亡を計算しました。

図6 2021年~2023年の過去3年(2018年~2020年)平均値(人口補正した平均値)に対する死者数の増加割合

 その結果(図6)、超過死者数は補正前より減少しますが、より実態に近い数字になると思います。
 この表をグラフに表すと、超過死者数はグラフから判るとおり、ブースターが始まる度に多くなり、超過死亡の死者数ベースが増加していっているのが判ります。
 なお、2023年2月、3月はワクチン接種回数が減少しており、超過死亡のベースラインから死者数が下がっています。
 しかし、それでも過去5回のワクチン接種の影響により、1万人以上の超過死亡が維持されています

図7 月別ワクチン接種回数と過去3年(2018年~2020年)平均値(人口補正した平均値)に対する超過死者数のグラフ

 ワクチンの追加接種により、1万人以上の超過死亡が発生している訳ですが、ブースターが始まる度に多くなり、超過死亡の死者数ベースが増加していっているのが図7から判ります。
 3回目接種の2022年2月・3月は接種時期とほぼ連動して増加しています。
 しかし、4回目の7月・8月、5回目接種の11月・12月は1ヶ月遅れで連動しています。
 これは3回目接種は図8のように接種から1週間で大量の報告があることと合致しています。
 しかし、4回目、5回目のブースターではこの傾向が見られず、死者が接種日から後ろにズレているように見えます。
 これは、3回目接種は前回接種から6ヶ月以上経過して接種することが接種の条件でした。
 しかし、4回目、5回目のブースターでは接種から3~4ヶ月で接種しています。
 このワクチンはm-RNAのウリジンをシュードウリジンに置換することで自然免疫を抑制することが知られており、この免疫抑制がしばらく続きます
 一方、ワクチンに含まれている脂質ナノ粒子(LNP)は炎症誘導性であり、免疫を誘導するが、過剰な炎症反応と自己免疫疾患を誘導します
 4回目、5回目の接種のように3~4ヶ月しか開けずにブースター接種をすると、シュードウリジンで免疫抑制がつづいている間に接種によって脂質ナノ粒子(LNP)による免疫の過剰な炎症反応が混在しアクセルとブレーキが同時に踏まれた状態になっています。
 このため、接種から1週間以内に多かった脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症による死者がこの1週間で減少し、これらの死者がグラフで言うと、後ろに分散してずれた可能性があります。
 このため、4回目の7月・8月、5回目接種の11月・12月は1ヶ月遅れで連動していると思われます。

図8 ワクチン接種日から死亡までの日数に於ける死者数(厚労省への報告集計)

 いずれにしても、ワクチンを接種すればするほど、死にやすくなっているのが図7のグラフから一目瞭然です。

 なお、この死者数が増加している時期は、ワクチン接種によって逆にコロナに感染し易くなっていることから、死者数増加はコロナ蔓延による医療逼迫ではないかとおっしゃる方がいますが、このことについての検証は以下のnoteにまとめてあります。

4.2月の各死因の2022年と2023年の比較


 図3人口動態統計(死者数)の速報値グラフから2023年2月以降は、各月の前年の死者数より減少しているか、ほぼ同じ状態が発表された5月まで続いています。

図9 人口動態統計(死者数)の速報値と前年対比の増減数

 図9の前年同月対比の表から死者数は2023年は2022年に比べ、2月は2,617人減少、3月は5,415人減少、4月は1,241人増加、5月は720人増加になっています。
 図6の表からも同様な結果になっています。
 2月は2,388人減少、3月は5,185人減少、4月は1,455人増加、5月は929人増加になっています。

 図10は月別のワクチン接種の全年齢の総回数です。
 2023年6月で言えば1回目接種~6回目接種までの接種回数の総数になります。

図10 各月別のワクチン接種合計数(全年齢)

 全体の死者うち9割は65歳以上の高齢者ですので、死者数の増減をワクチンとの関連で見る場合、65歳以上の高齢者の総接種数と比較する方が関係性がよりハッキリすると思います。
 

図11 各月別のワクチン接種合計数(65歳以上)
図12 各月別のワクチン接種合計数グラフ(65歳以上)

 65歳以上の2022年2月のワクチン接種合計数に比べ2023年2月のそれは20分の1になり、3月は37分の1になります。
 接種数がこれだけ減少していても、過去3年平均に比べて死者数が1万人前後増加し続けています。
 
これらは、シュードウリジンによる免疫抑制が一定期間つづくこと、脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応による自己免疫疾患の発生、スパイクタンパク質そのものによる毒性(血管内皮細胞などに存在するACE2受容体などと結合、結合した細胞の炎症及び破壊~動脈乖離など)、血栓(IgG4の誘導)や高血圧の誘発など、脂質ナノ粒子(LNP)による過剰な炎症反応などのワクチン接種初期の死者数以外に、これらの長期にわたる弊害とブースター接種を繰り返すことによって、死者数が一定数発生していると思われます。
 これらの事を念頭に、死因別の2022年2月の死者数と2023年2月の死者数を比較していきたいと思います。

図13 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図14 「01000  感染症及び寄生虫症」の死者数推移グラフ

 「01000  感染症及び寄生虫症」の100万人あたりの死者数は、ここ5年くらい減少傾向にありましたが、ワクチン接種が始まった2021年から増加に転じています。
 この項目に含まれる「01300 敗血症」と「01600  その他の感染症及び寄生虫症」が昨年2月に比べ死者数が大幅に伸びています。
 「01300 敗血症」免疫力が低下していたり慢性的な病気(たとえば糖尿病など)を持っている65歳以上で最も起こりやすいとされています。
 ファイザーやモデルナのmRNAワクチンにはウリジン修飾されたⅠメチルシュウドウリジンmRNAの作用により抑制性サイトカインTreg細胞の誘導があります。
 このTreg細胞を活性化する働きにより、自然免疫を減少させるので、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したり、他の感染症にかかりやすくなります
 ワクチンのブースター接種で複数回打ち続けることにより、自然免疫が減少し続け、「01300 敗血症」と「01600  その他の感染症及び寄生虫症」が昨年2月(3回目接種時)に比べ2023年2月(5回目接種後)の死者数が大幅に伸びて伸びた理由ではないかと疑われます。

図15 「02000  新生物<腫 瘍>」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図16 「02000 新生物<腫瘍>」の死者数推移グラフ

 「02000 新生物(腫瘍)」は2016年から2020年の間で100万人あたりの死者数が1年間に平均20人ずつ増加していましたが、2021年は前年より40人増加、2022年は前年より53人増加と増加割合が大きくなってきています。
 これも自然免疫の減少により、免疫の監視が弱くなることから、癌細胞が増殖したりするのが要因ではないでしょうか。
 2022年2月と2023年2月の死者数の比較では、「02000 新生物(腫瘍)」全体では2022年2月のワクチン接種時の方が死亡が多くなっていますが、個別の腫瘍では2023年2月に増えたものも散見されます。 

図17 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図18 「03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移グラフ

 「図12 03000  血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の死者数推移は100万人あたりの年間死者数は少ないですが、2022年は過去5年平均に比べ11.9%の増加になっています。
 2022年12月から2023年1月にかけてワクチン接種回数が多かったことからこの月は大幅に増加しています。
 2022年2月・3月のワクチン接種が多かった時期も死者数が増加しています。
 「03100 貧血」もここに含まれますが、自己免疫性溶血性貧血(自身の赤血球に結合する自己抗体 (蛋白)ができて、赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血)などの自己免疫疾患が増加している可能性があります。

図19 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図20 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数推移グラフ

 「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患の死者数」は2022年は100万人あたりの死者数の過去5年平均に比べ20.0%の異常な増加を示しています。
 「04100 糖尿病」以外の「04200  その他の内分泌、栄養及び代謝疾患」の内分泌疾患は、離れた場所にある臓器(器官)間で情報の橋渡しをする「ホルモン」の分泌異常により生じる疾患です。
 基礎代謝や成長、脂質・糖代謝に関わる「甲状腺ホルモン」を分泌する甲状腺の疾患、下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患などの疾患です。
 図11図12のワクチン接種者数の表と合わせて見ると、ワクチン接種時に増加しているのが判ります。
 また、ワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。
 2023年2月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月より少ないですが、過去5年平均より増加しています。
 

図21 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№1
図22 LNPに包まれたmRNAが各臓器に移動する割合№2

 ワクチンのmRNAが接種部位から各臓器に移動することが報告されています(図21・図22)。
 下垂体、甲状腺、副腎にも相当の割合で移動することが図21・図22からも明らかです。
 これらの内分泌器官の細胞にmRNAが取り込まれ、スパイクタンパク質が作られるとそれらの細胞は自然免疫により破壊されます。
 また造られたスパイクタンパク質がこれらの内分泌器官の毛細血管の血管内皮細胞に結合すると炎症が起きます。
 これらのことが、「04000  内分泌、栄養及び代謝疾患」の死者数増加に関与している事が疑われます。

図23 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図24 「05000  精神及び行動の障害」の死者数推移グラフ

 「05000  精神及び行動の障害」は過去4年を見ても年間3~5%の増加傾向にあったが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より11.0%の増加、2022年21.7%と大幅な増加を示しています。

図25 「06000 神経系の疾患」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図26 「06000 神経系の疾患」の死者数推移グラフ

 また、「06000 神経系の疾患」は過去4年を見ても100万人あたりの年間死者数は3~5%の増加傾向にでしたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去4年平均より14.2%の増加、2022年24.7%と大幅な増加を示しています。
 「05000  精神及び行動の障害」「06000 神経系の疾患」はいずれも脳に関する疾患ですが、新型コロナワクチンは血液脳関門に穴を開け、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患を引き起こすと言われています。
 
人間の脳には肺の血管系の6倍を超える血管があり、血管内皮はAC2受容体多く存在し、ワクチンが作るスパイクタンパク質と結合し易くなっています。
 スパイクタンパク質と結合した内皮細胞は感染した細胞と見なされ、自然免疫により破壊されます。
 また、血管の内皮細胞にある異物認識蛋白Integrinα5β1がスパイクタンパク質と結合し、炎症を誘導するという論文もあります。
 (下の「10000 呼吸器系の疾患」にリンク貼り付け~鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿))
 脳血液関門は漏洩しないとされていましたが、この細胞破壊により脳の細胞損傷によって機能が低下し、運動機能障害や神経変性障害が引き起こされていると疑われます。
 また、図12図24図26のグラフからワクチン接種が少ない時期もブースター接種が行われる度に死者数が増加してきているのが分かります。
 2023年2月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月より「05000  精神及び行動の障害」は少ないですが、「06000 神経系の疾患」は多くなっています。


図27 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図28 「09000 循環器系の疾患」の死者数推移グラフ

 「09000 循環器系の疾患」は100万人あたりの死者数は5年間で4%の変動幅に収まっていましたが、ワクチン接種が始まった2021年は過去5年平均より3.7%の増加、2022年11.2%と大幅な増加を示しています。
 また、2022年2月の死者数と2023年2月を比較すると、1年前のワクチン接種数が多かった2022年の方が100万人あたりの死者数が増加しています。
 血管内皮はワクチンが造るスパイクタンパク質と結合し易く、スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞は炎症を起こし、自然免疫により破壊され、それが原因で動脈乖離や、心筋の破壊を起こし心不全などで死者数が増加していると思われます。


 またワクチンの度重なる接種により非炎症性の抗体IgG4が大量に誘導され、それが血栓の原因にもなっています。

図29 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移(過去8年の2月分比較)
図30 「09100  高血圧性疾患」の死者数推移グラフ

 「09100 高血圧性疾患」の100万人あたりの死者数は2022年22.1%と急激に増加しています。
 ウイルス受容体であることがわかっているACE2は、ACEと均衡をとり血管壁を弛緩させる働きがあり、ACE2は血管収縮と血管拡張のバランスを維持して血圧を適正範囲に収める上で重要な役割を担っているようです。
 mRNAワクチンで大量にスパイクタンパクが製造されて、スパイクタンパクと結合し易い血管壁細胞のACE2と大量に結合してしまうと、血圧維持のバランスが崩れ高血圧性疾患が増加するものと思われます。
 肺、消化系、心臓、動脈、腎臓でACE2が発現しているエビデンスがあり、 ACE2の発現は年齢と共に上昇し、心疾患のある患者では高くなるようです。

 2022年は3回目から5回目のブースター接種が行われました。
 これにより、2022年は高血圧性疾患で亡くなる方が急増したものと思われます。
 2023年2月の死者数より、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の方が死者数が多くなっています。

図31 「09200 心疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図32 「09200 心疾患」による死者数推移グラフ

 「09200 心疾患」の100万人あたりの死者数は過去5年間は年1%程度の増加だったものが、2021年は5.7%、2022年15.3%の大幅な伸びになっています。
 心疾患もスパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が炎症を起こし自然免疫により破壊されるため心臓組織そのものの破壊が進行し、「09203  その他の虚血性心疾患」「09206 不整脈及び伝導障害」「09207 心不全」などで無くなる方が増加したと思われます。
 この「09200 心疾患」も2023年2月の死者数より、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の方が死者数が多くなっています。

図33 「09300 脳血管疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較
図34 「09300 脳血管疾患」による死者数推移グラフ

 「09300 脳血管疾患」は100万人あたりの死者数は過去5年平均とほぼ変わりませんが、減少傾向だったものが、増加に転じています。
 スパイクタンパク質と結合した血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血栓ができ、また脳組織が破壊されても、脳梗塞やくも膜下出血で亡くなる割合は心疾患より少ないようです。
 2月の死者数比較では、これも2023年2月の死者数より、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の方が死者数が多くなっています。

図35 「09400  大動脈瘤及び解離」と「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図36 「09400  大動脈瘤及び解離」と「09500  その他の循環器系の疾患」による死者数推移グラフ

 「09400  大動脈瘤及び解離」はスパイクタンパク質が血管内皮細胞にあるACE2受容体と結合すれば血管の内皮細胞が自然免疫により破壊され血管炎がおき、血管内皮が破綻すると動脈解離や出血に繋がる可能性があると言われています。
また、スパイクタンパク質は、血管の内皮細胞間の結合タンパク質の分解を誘発し、血管の完全性と機能を破壊すると言われています。
 
これが大動脈解離が増加している理由ではないでしょうか。
 「09400  大動脈瘤及び解離」も「09500  その他の循環器系の疾患」も2023年2月の死者数の方が、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月より死者数が多くなっています。
 2022年2月・3月の3回目接種から7月・8月の4回目接種、さらには直近で11月・12月の5回目接種で血管組織が破壊され、2023年2月の死者数が1年前より多くなったと考えられます。

図37 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図38 「10000 呼吸器系の疾患」による死者数推移グラフ

「10000 呼吸器系の疾患」は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年はほぼ変動がありません。
 しかし呼吸器系の疾患の大部分を占める「10200 肺炎」と「10600  その他の呼吸器系の疾患」を比べると、2022年2月と2023年2月の比較では2023年は「10200 肺炎」が31%の減少、「10600  その他の呼吸器系の疾患」は36%の増加になっています。
 増加した「10600  その他の呼吸器系の疾患」の中で、「10601 誤嚥性肺炎」と「10602  間質性肺疾患」が増加しています。
 間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症や損傷が起こり、壁が厚く硬くなるため(線維化)、酸素を取り込みにくくなる病気ですが、スパイクタンパク質は血管内皮細胞壁に結合し炎症が発生し、また、血管内皮細胞が縮小細胞間に隙間ができて、ここから血液が漏れ出し間質性肺疾患が起きるとされています(鹿先生の動画解説参照)

鹿先生のニコニコ動画解説(2022年12月23日投稿)

 「10601 誤嚥性肺炎」と「10602  間質性肺疾患」の2023年2月の死者数は、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月より死者数が多くなっています。

図39 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図40 「11000 消化器系の疾患」による死者数推移グラフ

「11000 消化器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年は8.7%、2023年17.0%と大幅に増加しています。
 「11200  ヘルニア及び腸閉塞」や「11300  肝疾患」、「11400  その他の消化器系の疾患」で増加しています。
 消化器官は血管を介して栄養を吸収する器官ですから、大腸、小腸、肝臓などで、スパイクタンパク質で毛細血管が炎症を起こしたり、血栓が出来たりすれば、機能が低下し死に至ることもあるでしょう。
 消化器系の基礎疾患がある人が、これにより消化器の機能低下が加われば、死者が増加するでしょう。
 2月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年2月の死者数が同程度になっています。
 5回目のワクチン接種が終わり、ワクチンの複数回接種によって消化器系の機能低下が進んで来たと考えられないでしょうか。

図41 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」と「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図42 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」と「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」による死者数推移グラフ

 「12000  皮膚及び皮下組織の疾患」「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2023年は「12000 皮膚及び皮下組織の疾患」で33.2%、「13000 筋骨格系及び結合組織の疾患」22.3%と大幅に増加しています。
 内臓系ばかりでなく、皮膚及び皮下組織や筋骨格系及び結合組織でも死者数が増加していることは、ワクチンが毒物以外の何物でも無いことを物語っているように思います。
 2月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年2月の死者数が同程度になっていますが、ワクチンの複数回接種によってスパイクタンパク質の蓄積が進んで来たと考えられないでしょうか。

図43 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図44 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」による死者数推移グラフ

 「14000 腎尿路生殖器系の疾患」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年は17.0%、2023年は27.7%と大幅に増加しています。
 腎臓は血液を濾過する臓器です。
 腎臓には、血液のろ過を担っている糸球体と呼ばれる組織が左右でそれぞれ約100万個ずつ存在します。
 糸球体は、小さな穴があいた微細な血管(毛細血管)で形成された顕微鏡レベルの微小なかたまりです。
 この毛細血管の内皮細胞にスパイクタンパク質が結合し炎症を起こしたり、血栓が形成すれば、腎臓の機能低下を起こすのは明らかです。
  2月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年2月の死者数が同程度になっています。
 ワクチン接種が一段落した時期でもワクチン接種時期と同程度の死亡率が発生するということは、ワクチンの複数回接種によってスパイクタンパク質による腎臓の毛細血管炎症が進んで来たと考えられないでしょうか。

図45 「18100 老衰」と「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移(過去8年の2月分比較)
図46 「18100 老衰」による死者数推移グラフ
図47 「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」による死者数推移グラフ

 「18100 老衰」の死者数は過去5年(2016年~2020年)平均の100万人あたりの死者数と比較して2022年は37.1%、2023年62.9%異常な増加をしています。
 「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も2022年は15.4%、2023年33.8%と大幅に増加しています。
 「18100 老衰」も「18300その他の症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」も、解剖して詳しく調べられることもなく、スパイクタンパク質による臓器の機能障害や血栓で徐々に衰えていった高齢者が老衰や異常所見の死因で処理されたと考えられないでしょうか。

 2月の死者数の比較では、1年前のワクチン接種数が多かった2022年2月の死者数とワクチン接種が一段落した2023年2月の死者数が老衰では増加、異常所見では同程度になっています。

 

 以上のように、死因の死者数推移をじっくり見ていくと、超過死亡の要因がコロナワクチン接種によるものと疑わざるを得ません
 コロナワクチンの薬害については東京理科大学名誉教授の村上康文先生が対談されたものを文字起こししています。
 参考にしてください。


5.このデータから読み取れるものと危険を察知する考え方

 下の絵はKYT(危険予知訓練)の訓練シートです。

図48 KYT(危険予知訓練)の訓練シート

 工場などでは、この絵を見て何が危険か意見を出し合って災害防止に努めます。
 これにより何が危険か、どこが危険か危険を察知し、予知する訓練を行います。
 私たちは政府によってワクチン接種を推奨されていますが、これまでここで述べたとおり、ネット上のワクチンの危険性を訴えている記事超過死亡死因別の死亡推移を分析することによってワクチンの危険性を認識できると思います。

 ワクチン自体の作用メカニズムによる害は、ここでも少し示しましたが内外の研究者により色々な論文が出されて危険性を訴えています
 
 超過死亡は状況証拠でワクチン自体の害を証明するものではありませんが、この危険予知訓練のように危険を予知する上では役立つものと思っています
 医師や研究者海外の情報色々な情報を集め総合的に検証し、危険を予知し、自分や家族の命を守っていこうではありませんか


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