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アラムコとトプソー、 eREACT低炭素水素ソリューションで共同開発契約

サウジ・アラムコは、Shaybah(シャイバ)NGL(天然ガス液)回収プラントでトプソーのeREACT™技術を使用して低炭素水素を生産するための共同開発契約(JDA)を締結した。
https://www.topsoe.com/press-releases/topsoe-and-aramco-sign-joint-development-agreement-to-advance-low-carbon-hydrogen-solutions-using-ereact

 シャイバのNGLからブルー水素を生産する。プラントの規模は3MW規模で、日量6トンの低炭素水素を生産する。
 今回の共同開発契約は、2023年10月に発表された両社の最初のコラボレーションを基に、eREACT™の拡張性、効率性、炭素削減の可能性を実証するものとしている。
 これにより、アラムコの革新的パラジウム合金膜技術が実証され、低炭素水素の生産と同時のCO2回収が保証される。
 トプソーでは、eREACT™ 技術の商業化が成功すれば、エネルギーおよび化学部門の炭素排出量の削減に貢献するとしている。

 eREACT™ は、さまざまな原料を低炭素水素やその他の化学物質や燃料に変換できる革新的な電動リアクター。導入に成功すれば、改質器の加熱に使用される化石燃料を電気加熱に置き換えることを目的としたもの。電気加熱によって得られる効率により、水素製造に必要なガス量を最大30%削減できる可能性がある。
 これにより再生可能電力と天然ガスを組み合わせた新しい生産ルートを開発し、同時に排気ガスの排出量を大幅に削減することが可能という。
 また汎用性が高いため、低炭素経済への世界的な移行において重要な役割を果たす可能性がある。特に、炭素回収・貯留 (CCS) と組み合わせることで、eREACT™ の炭素削減能力はさらに向上する。

https://www.topsoe.com/our-resources/knowledge/our-products/process-licensing/eereact-hydrogen-the-future-of-blue-hydrogen-products-process-licensing-topsoe-react-hydrogen

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