KREVAのスタイル

KREVAとはご存じの通り、日本のラッパーですよね。私は彼の存在をずっと前から知っていました。顔立ちはわりと私好みでしたが、曲はほとんど知りませんでした。というよりは、ラップというジャンルはスチャダラパーあたりで止まっているのです。要は、ふざけたスタイルのラップでなければラップではないという固定観念にとらわれていたのです。

KREVAが出てくる少し前に、Dragon Ashというラップのグループが出現してきました。古谷一行の息子さんが先頭にたって、thank  you  my  mother  とかいう内容の歌詞を熱い魂を込めて歌っていましたが、私の母はちょっとイカレていたためあんまり聴きたいとは思わなかったのです。それでも当時は流行っていて、聴きたくもないのに耳に入って来るときもあり、内心「やめてくれ~」と思っていました。

それからラップがじわじわ注目を浴びるようになっていった記憶があります。RIP SLYME や ORANGE RANGE  などがラッパーだと思って調べてみたら、ヒップホップとバンドでした。なので、気になってGoogleで「ラッパー 日本人」で検索してみたところ、ラップの世界はかなり奥が深く、聞いたこともないラッパーがわんさかいたのです。

そしてラッパーランキングというサイトを見つけたので、KREVAの順位は?と見てみたら、なんと20位中圏外だったのです。意外も意外、KREVAは世間での認知度は高いものの、ラップの世界ではまだまだらしいのです。

KREVAのことをこんなに深く考えている私はなんなのだろうと自問自答しながら、彼の生い立ちを調べてみたら、なんと慶應義塾大学出身だったのです。これも意表をつかれたというか、「なんだ、金持ちのボンボンじゃん」と思ってしまいました。

彼の楽曲を初めてまともに聴いたのは約1年前、「イッサイガッサイ」。リリックは怠慢、怠惰、無精を絵に描いたような落ちこぼれ具合なのですが、メロディーとアレンジでKREVAらしさが出ていた気がします。次に聴いた彼の曲は「音色」。この曲は歌詞はすっかり忘れてしまったのですが、聴き心地よいサウンドで、なんというかメローな曲調というのでしょうか。こんなものはyou tubeで聴けると思うので、説明いらずでしたね。

そして彼の最新曲は多分「forever  student」かと思われます。これは人間はいくつになっても学び続けるものだ、というような趣旨のラップです。決して押しつけがましくなく、わたし的にはお気に入りです。

とりあえずKREVAの今後の動向に期待したいと思います。

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