女芸人のカリスマ、久本雅美
近頃、女芸人というのは珍しくないほど数多います。気がつけば出演者が女芸人だらけという番組もあるくらいです。女芸人の例を挙げると、友近、大久保佳代子、いとうあさこ、ハリセンボン、おかずクラブ、森三中、ガンバレルーヤなど。ここ最近、女性の社会進出というバックグラウンドが芸能界にも波及してきたのかもしれません。
昔の芸能界には芸人といえば男芸人と相場は決まっていました。その中で唯一頑張っていたのは、松本明子あたりかな、とも思うのですが、 彼女の場合は面白いことをするタレントという立ち位置だったような気が。
そんな中、突如芸能界に現れた女芸人が久本雅美です。彼女はもともとはワハハ本舗という劇団に属していて、そこからメディアに出てきた人物です。同じ劇団から今テレビに出ている仲間としては、柴田理恵がいます。調べたところによると、ワハハ本舗の舞台は下ネタが多く、テレビでは放送できないような下品な言葉を当然のように使っていたとか。
久本雅美のテレビでのネタのひとつとして「よろ◯クビ~」と言い、自分の胸の部分から指を差し出すようなパフォーマンスが自己紹介代わりになっていました。私は下ネタが大嫌いですが、久本がそのネタをしてもあまり不愉快にならなかったのです。その根拠は自分自身でもよくわからないのですが、多分久本雅美の性格の良さに関連しているのかなとも思います。
彼女がテレビに出てきてから何年経ったのでしょうか。それが分からないくらい、久本雅美が出てくるのが当たり前になっています。そう、明石家さんまと同じくらいテレビには欠かせない芸能人です。私はいつだったか別のアプリのブログで、ピン芸人で生き残ったのは出川哲朗と狩野英孝と横澤夏子と記載したのですが、久本雅美のことはすっかり忘れていました。ただ、彼女の場合出身が劇団だけにピン芸人と呼ぶにもまた違うかなとも思うのです。
私がまだ20代だった頃、スマホもネットもなかった時代は、nonno anan camcamなどのファッション誌を当時の女子たちが洋服の参考にしていました。その頃になんと一般の女性の好きな芸能人として、久本雅美が2位か3位に食い込んでいたのを覚えています。男性の意見はよく分かりませんが、女性からはわりと好かれているのが久本雅美なのではないのでしょうか。
ただし、業界内では久本雅美は創価学会の一員であるため、共演したくない芸能人も数人いるようで、仕事の幅が少し狭まっているように感じます。
そして久本雅美は芸人と呼べるか、という問題が出て来ます。持ちネタもあり、かなり笑いのセンスもありますが、劇団出身だけに芸人というよりはお笑い芸能人(私の考えた造語 ショボい)と呼べる気もします。久本雅美もいずれ和田アキ子のような存在になるのでしょうか。未来予想図があったらどうなっているのか見てみたいです。