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鹿児島旅行5日目ー仙巌園周辺

鹿児島旅行も5日目、最終日は鹿児島シティービューで市内を巡りつつ、仙巌園&尚古集成館&異人館と世界遺産の明治産業革命遺産を見ます。

鹿児島シティービューは30分ごとなので鹿児島中央駅でのんびりバスを待ちます。

ちなみにこの日の朝食はJR九州ホテルで朝食を付けたので、朝食バイキングで、なんと黒豚しゃぶしゃぶがあったのです!

朝食バイキング

奄美の鶏飯も好きな量だけご飯と具材を取れて、胃に優しいメニューで前日の疲労が癒されます。バイキングって良いですね……

鹿児島シティービューは観光名所を巡ってくれるので、初日見た維新ふるさと館、西郷隆盛像、鶴丸城御楼門を通って、西郷隆盛が西南戦争で最後2立てこもった西郷洞窟を経て、城山展望台に向かいます。また城山から西郷洞窟に戻り、篤姫生誕の地を経て、仙巌園到着しました。乗っているだけでもバスの車窓から名所を巡れて楽しいです。

仙巌園に入ったら、まずは世界遺産オリエンテーションセンターで解説を読みます。反射炉の模型などもあり面白いです。仙巌園での産業革命は第一期、第二期と分かれていて、当初は鎖国下での技術革新がもとめられ、海外の技術書を元に日本の技術者達が一から創意工夫で反射炉を作るなど、苦難の連続だったようです。第二期は薩英戦争後にイギリスの協力を得た時期で、海外製の蒸気機関なども導入され、著しい発展を遂げたとのことでした。

反射炉跡

反射炉跡は入ってすぐに見えます。
ここから庭に向かっていくと、お土産屋さんがたくさん並び、おやつも食べられて、とても楽しいです。

両棒(じゃんぼ)餅

また、この一連のお土産屋さんの中に、庭園内にある猫神社の御朱印を扱っているお店もあります。庭を散策し、お参りしてから帰りに寄っていただきました。紅はるかソフトクリームもあり、おやつを食べる所には事欠きません。

仙巌園庭園

庭はとにかく広くて綺麗です。
また、日本で最初にガス燈を灯した鶴灯籠もあります。

鶴灯籠

とにかく敷地が広いので、庭を散策しているだけで気持ちが良いです。桜島も見事な借景になっていて、本当に素晴らしく景色が良いです。

桜島と仙巌園・曲水の庭

敷地内を川が流れているのも、冷静に考えるとすごいですね。
御殿の内部も見学できて、維新後、島津家の本邸として使われた時期もあったとのことで、和洋折衷な部屋もあり、とても歴史を感じました。

仙巌園・御殿内部

島津家の28代斉彬の甥で29代忠義、さらに息子の30代忠重についての暮らしぶりについても説明されていて興味深かったです。

散策の休憩がてら茶寮でおやつに抹茶とかるかんのセットをいただきました。

抹茶とかるかん

かるかんは鹿児島銘菓の山芋でできたもちっとした食感のお菓子で、両棒餅とソフトクリームで甘くなっていたので、甘さ控えめでとても美味しかったです。

休憩を終えるとすぐ隣の尚古集成館に入ります。

尚古集成館

尚古集成館は鎌倉時代以降の島津家の歴史が展示されていて、内容が盛り沢山でした。
戦国時代の島津家や関ヶ原での島津家など、時代ごとの島津家の歴史が分かり、とても学びが多かったです。
関ヶ原では徳川方に付きたかったものの、徳川家臣団に反対されて、止むなく石田三成方に付き、粘り強い交渉の末に薩摩を治め続けることになった、というのも興味深かったです。徳川家康としても、豊臣秀吉の朝鮮出兵で関係悪化した中国との貿易を回復するのに、島津氏の力量が必要だったので、寛大な処置となったとの解説もあり、一地域から見た歴史を知ると知っている歴史が立体的になるなあと思いました。
島津斉彬と先代についても、近代化を進めるのにもお金がかかると、財政の立て直しに苦労した先代と、お金のかかる近代化も進めなければという斉彬という双方の見解が分かって、興味深かったです。

じっくり見学したあとで異人館に向かいます。

異人館/旧鹿児島紡績所技師館

こちらに着いた頃には時間が16時近くなっていたこともあってか、人は少なめで、見やすかったです。
バスの時間も迫るのでさらっと見て回りましたが、日本初の紡績工場を営むためにやってきた技師達の宿舎として建てられた洋風建築で、綿花があちこちに飾られていて可愛らしかったです。

16:30頃の異人館前のバスに乗るためバス停に向かいますが、バスが遅れていていて、少々ハラハラしました。
ちなみに異人館前バス停近くに神社があって、少し気になりました。

鹿児島中央駅に戻るとも17:00近くになりました。
荷物をピックアップし、駅でカツサンドを購入し、バスターミナルに向かいます。
鹿児島空港を降車場が3箇所あり、国際線と国内線が航空会社で2つ分かれています。
時間に余裕もあるので、荷物の預け入れ前にカツサンドを食べて夕飯とし、荷物を預けて保安検査場を通過します。ところで私が見たところ、保安検査場を通過すると自販機が見当たらなかったので、飛行機内でペットボトルの水分補給をしたい方は保安検査場通過前に購入しておいた方が良さそうです。国内線なら出しておけば通過できるので。
スカイカフェが搭乗口のすぐそばだったので、スマホの充電がてら水分補給と座る場所の確保をして、搭乗まで休憩していました。スカイカフェは猿田彦珈琲だったのですが、メニューが鹿児島ご当地メニューが盛り沢山で色々と頼みたくなる様相でした。さすがに1種しか飲めないなーと1杯頼んだだけですが、見るだけで楽しい仕様でした。

帰りの飛行機は余裕を持って搭乗でき一安心でした。
すっかり暗くなって、窓際にしたは良いものの、何も見えませんでした。

4泊5日の鹿児島旅行、学びも多い楽しい旅でした。

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