ヘビの想い出

本年は巳年『乙巳（きのとみ）』

巳年に相応しい
ヘビさんとの想い出を
騙らせて頂きます。

あれはもう二十数年前のこと
その頃は、
団地に住んでおりました

前も横も…田んぼという
環境でございました

ある夏の日

夜中にトイレに起きるのが
恒例でございました。
また、トイレのお話しで
申し訳ございません。。。

トイレの横まで来たら…
隣りのお風呂場に
何か気配を感じたのですが…

トイレに入り座った時
ふと…
開いてるドアの向こうに
何かいる！

暗いけど
そこに浮かび上がったのは

『青大将さまー』

巳を潜めておられた
青大将さまも、
見つかると…
ヤバイとお思いのようでした

うえ〜
マジかー

慌てて
大声で叫んだ

『ヘビがおるーーぅ』
と数回叫び

トイレのドアを閉めた

その絶叫を聞き
夫が起きてきた

『何処におるんな』
『風呂のポンプのタイマーの上』

青大将さまは、
私の悲鳴を聞いて
慌てて何処かに隠れたご様子

『おらんから、はよトイレから出ろ』
『無理じゃー怖ようて出られ』
もう、恐怖で体が固まって
動けない！

そして夫が見つけた
洗面所の棚に巳を潜めておられた

『昔は捕まえれたけど、
　　　　　今は無理じやなぁ』

おい！なんでもえーから
早よ捕まえてと
私の心の声…

そうすると
青大将さまに、
私の心の声が届いたのか

何とか捕まえようとする
夫に追い立てられ
お行儀よく
玄関から
お帰りになったそうです。

めでたし
めでたし

いや！
その後の夫の言葉

『夜中に大声だすから、
　　気が狂うたんかと思うた』

はあ〜？
何ですとその言葉
確とうけとめたぞ！！！　

でも、助けてくれたから
ヘビのように
長ーい心で許す…

ここまで読んで下さり
ありがとうございます。
本年もよろしくお願いします。

🖤この記事は、騙り部活動に参加しております。
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