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25 1 25の5行日記 (あまりほのぼのしない)
お題目としての「楽しい日本」というのは、ちょっと前の「美しい国、日本を取り戻す」よりだいぶマシではあるのだが、さてどうなることやら。
そういえば、かつて「楽しくなければテレビじゃない」なんてことを唱えていたテレビ局もあったわけで、どんな言葉も使う人間次第でとんだ手垢まみれで陳腐なものになりさがってしまう。
「美しい」だって決して悪い言葉じゃなかったのだ、けれど、そもそも川端康成の「美しい日本の私」を知っていたのかね、あの御仁。
のちに川端と同じノーベル賞受賞記念講演で「あいまいな日本の私」と言い放った大江健三郎はなかなか偉いと思う。
「あいまいな日本」なかなかいいじゃないか、まぁ施政方針演説で言ったら大炎上だろうけど。