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弥生賞 展望

◇展開
トライアルレースという事でペースはスローになりがちですが、3F戦にはなりにくく5〜4Fロンスパ傾向で後半力が問われるレース。
差し有利のコース形態ですが、前半スローということもあり、先行馬は楽できる展開。

◇傾向
ローテでは朝日杯、ホープフルS直行組が好成績。前走着順問わず好走傾向にある為、世代限定ということもあり、G1までこぎつけた馬達はある程度の自力があるのだと思います。
あとは500キロ前後の大型馬が好走傾向。
このレースの傾向とは関係ないですが、今年の3歳を見てれば、前走京都で高いパフォーマンスで走った馬は次走凡走(特に新馬、未勝利)傾向にあり、適性なのか理由はよく分かりませんが、ここでは一歩引いて考えたいところ。

注目馬
・ナグルファル
前走は2着に0.7秒差も少頭数のレースで内容的にもどうなんでしょうか。
通用しそう感はありますけど、気になるのは前走京都という事もありますが、新馬戦と前走が大してパフォーマンスが変わらない事。
この時期の3歳馬という事もあり、前走から間隔が空いてる事で、大幅にパフォーマンスを上げる可能性はあるのですが、まず、今回出てくるロードガレリアとは新馬戦で0.1秒差。そのロードガレリアは黄菊賞でミュージアムスマイルと1.1秒差で大差負け、2着馬にも0.6秒差負け、その後、2着馬は前走4着、前々走はG1ですけど14着大敗。
戦ってきた相手を考えればあんまり強くないのでは?と思ってます。
鞍上川田、先行脚質、このレースとの相性が良さそうですが、今回、相手大幅強化なので、流石に厳しいと思いますが、、

・ミュージアムスマイル
こちらもデビューから怪しい京都を使われてきた馬なので、一歩引いて考えたい馬ですが、能力は高いと思います。
前走のレースレベルはあまり高くないと個人的に思っているのですが、勝ち馬に千切られたとはいえ距離短縮でアッサリ先行し、距離を伸ばしてパフォーマンスを上げてきた馬だけに、いきなりマイル対応してきたところは能力の高さが伺えます。
前々走は後半ラップが優秀で上り33.7秒と瞬発力もあり、2着馬には0.5秒差の完勝、勝ち時計も優秀ということで、ここでも通用する下地はあると予想してます。京都しか走ってないけど、、
朝日杯のレースレベルはあまり高くないと先に述べましたけでも、ランスオブカオスは次走重賞で3着、ドラゴンブーストも次走重賞で2着と巻き返しており、戦ってきた相手も悪くはないので、嫌いたい京都でパフォーマンスが高い馬ですが、ナグルファルより嫌えないかも。

・ヴィンセンシオ
安心安全ルメールで、これがなんだかんだ1番人気なりそう。
ハイレベル葉牡丹組で、その組の3着だったリトルジャイアンツは共同通信杯3着。2着だったゲルチュタールは次走重賞大敗(仕上がり不足)も、葉牡丹賞はラップもレース内容も優秀、瞬発力もあり、今回鞍上込みであんまり嫌うところがなく、今の速い馬場も合いなそうことから、本命候補。

・ジュタ
使われる毎に良くなってる印象。
速い脚は持ってないので、先行してどこまで粘れるか。なんかシンエンペラー的な感じ。
前走、超スローで他馬が折り合いを欠いてたところ、この馬は落ちついてレースをしており、ミッキーゴールドなどの骨っぽい相手に勝利。
スロー濃厚なレースだけに折り合い不安がないのは強み。
ただ、4着だったホープフルSでは内にもたれる面があり、前走と新馬はマシだったことを考えれば、ベストは左回りかもしれないです。
果たして今回どうなるか。

・ファウストラーゼン
ホープフルSではスタートは出たものの、挟まれて位置を下げざるおえず、後方2番手で前半レースし、後半はコスモキュランダのように一気に捲って3着に粘り込み。
未勝利戦は直線手ごたえバツグンでドン詰まり、外に切り替えして再加速からの0.2秒差で勝利。
多分、ホープフルSの3着はフロックではないのだと思いますし、一瞬の脚と持続力は高いという印象を受けてます。
どのレースも普通に競馬してればどうだったのか気になるところで、ある意味、今回が試金石ではないでしょうか。

穴っぽいところでは一週前追い切りが良かったブラックジェタイトに注目してます。

雨や雪で馬場が渋った場合はヴィンセンシオの評価は下げ、ジュタやファウストラーゼンを上に取ることもあり。


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