見出し画像

【CS優勝】黒単デスザーク 解説 対面編【デュエマ オリジナル】


はじめに


お前の無月宣言をずっと見ていたぞ
本当によく頑張ったな
遂に門が開かれ莫大なアドを得る
この宣言を忘れてしまえば
これまでの苦労は全て水の泡だ
これで勝てなければこの対面は諦めろ

こんにちは、りんだもんです。
今回は2024年12月15日に行われたトレスタ香椎駅前店 デュエマCSにて、僕が使用して優勝した「黒単デスザーク」の当時の環境デッキたちに対する立ち回りについて解説していきます。

このnoteを終わらせる前に新弾が来てしまいました。
新弾の時期を把握していなかったため、新弾のカードのことは考慮に入れていません。対戦よろしくお願いします。

デッキ構築については前回の記事で解説しているので、そちらを読んでいただけるとうれしいです。
前回の記事はこちら↓


当時の環境


優勝した当時の環境を記録しておきます。
今回は以下の対面についての立ち回りを解説していきます。

Tier1
・青白黒マーシャルループ
・赤白黒ファイアーバード
・青黒COMPLEX

Tier2
・青黒緑マルル
・緑零ゼニス

Tier3
・青白天門
・白緑ドリームメイト
・赤青白ゴスペル


デッキリスト


前回の最終リスト

今回の解説ではこちらの構築を使っている前提で進めていきます。

また、このデッキの最終終着点は基本的に以下の2つのどちらかであり、この2つのどちらかの達成を目指していくことになります。
・盤面…「追憶人形ラビリピト」、「堕魔 ヴォーミラ」
 墓地…「卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺」、「堕魔 ドゥポイズ」
 墓地と盤面…魔導具が合計8枚以上
 相手の手札…0枚
・盤面…「堕魔 ヴォーミラ」
 墓地…「"無月"の頂 $スザーク$」、「堕魔 ドゥポイズ」
 墓地と盤面…魔導具が合計8枚以上
 相手の手札…0枚

上記の状況を作ることで毎ターン、相手のシールドを1枚ブレイク→終了時に手札に加えたカードをハンデスという行動を繰り返すことができます。
基本的にはこの行動が最終終着点ですが、受けが弱いデッキや自分のデッキ残り枚数、手札を与えても負けない状況などによっては詰めきることもあります。
詰める詰めないの判断は実際に黒単デスザークを使って経験を積んでいってください。

対面解説では相性、やること、刺さるドルスザク($スザーク$は最強なため除外)を書いていきます。
相性は「(自分-相手)」で表記していきます。


対青白黒マーシャルループ


相性…不利(3.0-7.0)
3ターン目のループ開始は割り切ります。

この対面では「絶望と反魂と滅殺の決断(以下:黒決断)」を5ターン目に使うことを意識します。理由としては、一度目の「黒決断」のセルフハンデス2枚で時間を稼ぎ、二度目の「黒決断」で手札を完全に枯らして、そこから自分の動きを通していくためです。
「追憶人形ラビリピト」を使って全ハンデスしてもいいですが、「黒決断」でもハンデス枚数が足りていることや、「追憶人形ラビリピト」のプランだと要求値が高いことから、基本的に「黒決断」のプランを狙います。
相手の手札があまりにも多い場合や「追憶人形ラビリピト」のプランが狙える場合は狙っても大丈夫です。判断は各自に任せます。

手札または墓地に「黒決断」があるなら「堕魔 グリペイジ」や「追憶人形ラビリピト」でハンデスをしても大丈夫です。ただし、手札にも墓地にも「黒決断」がない場合は「堕魔 ヴォガイガ」や「堕魔 グリギャン」などのカードを使って墓地を増やし、まずは「黒決断」にアクセスしないといけません。

全ハンデスをした後は一点ずつ詰めていきます。
自分の場に「追憶人形ラビリピト」がいれば、割った相手の盾から「逆転の影ガレック」がトリガーしても先に「追憶人形ラビリピト」の全ハンデスが発動するので、ループに入るのはかなり難しいです。
よくないのは「逆転の影ガレック」を2枚同時に踏むことや除去呪文+「逆転の影ガレック」を同時に踏むことなどなので、必ず1点ずつ詰めるようにしましょう。

対戦時間に余裕があるのであれば、LOまで待つのも一つの手です。
しかし、「【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】」のような山札切れを防ぐカードが相手のデッキに入っていればLOができないので、基本的には詰める意識でやりましょう。

この対面で刺さるドルスザクは「ガル・ラガンザーク」です。
相手のターン中の踏み倒しを防げるだけでなく、既存の構築では「逆転の影ガレック」の-3000を3回使うことでしか除去ができないため、最低でも相手に「逆転の影ガレック」を1枚、余分に要求することができます。


対赤白黒ファイアーバード


相性…不利(2.5-7.5)
最速ハッターがとにかく苦しく、ハイパー化されなくてもしんどいです。
それ以外にも墓地からの「黒決断」を止めてくる「ポッピ・冠・ラッキー」、「ポッピ・冠・ラッキー」を封印するための「秩序の意志」をハンデスしながら盤面を壊滅させていく「ハンプティ・ルピア」などすべてのカードが辛いです。

何をするにも一生裏目が存在する対面のためこれといったプランがなく、自分の取ったプランが噛み合うことを祈るしかありません。

一応各カードへの対策は以下の通りです。
・「マジシャン・ルピア」、「ルピア&ガ:ナテハ」…ガン無視
・「ポッピ・冠・ラッキー」…「秩序の意志」で封印
・「ハンプティ・ルピア」…盤面のクリーチャーとコストが被っているカードをマナに置く
・「ハッター・ルピア」…「"無月"の頂 $スザーク$」の起点に

あまりにもその時その時ですることが変わるため、文章にするにはとても無理があるので、ぜひ実践を積んで自分に合った戦い方を見つけてください。
見つかったら教えてください…
僕は席に座った時点でほぼほぼ諦めてます。

この対面で刺さるドルスザクは「ガル・ラガンザーク」と「卍 デ・スザーク 卍」です。どちらでもいいように見えますがこれは罠です。なぜかというと、この対面では両方を盤面にそろえる必要があるからです。
「ガル・ラガンザーク」だけだとメクレイドをケアできていません。
逆に「卍 デ・スザーク 卍」だけだと「アリスの突撃インタビュー」の「アリス・ルピア」捨てからの展開がケアできていません。
そろえたとしても「コッコ・武・ルピア」1枚でひっくり返る可能性もあります。本当に恐ろしいデッキですね。

僕は先3「卍 デ・スザーク 卍」をして何度も負けました。
それぐらい無理な相性です。


対青黒COMPLEX


相性…不利(3.0-7.0)
「DARK MATERIAL COMPLEX」が起きると当然負けます。
そうさせないことがこの対面を戦う上でのカギとなります。

この対面では「秩序の意志」がかなり大事になってきます。「DARK MATERIAL COMPLEX」は場を離れませんが、封印はできるので封印することで「DARK MATERIAL COMPLEX」が起きることの阻止を狙います。

ですが最近の構築では「修羅の死神フミシュナ/この先は修羅の道ぞ」が入り始めたことで、封印を外すことが可能になってきました。
そのため「秩序の意志」を複数回使う必要があります。
そこで役に立つのが「堕魔 ヴォガイガ」です。「堕魔 ヴォガイガ」は登場時効果で山札の上から4枚墓地に置いた後、墓地から闇のカードを1枚回収できます。
これによって「秩序の意志」を使い回すことができますが、山札も減ってしまうので山札の枚数管理がかなり重要になってきます。

また、赤白黒ファイアーバードの対策として「カレイコの黒像」が入る構築もあり、封印することができない場合もあります。この構築では「DARK MATERIAL COMPLEX」を除去することは不可能なため、「秩序の意志」のプランは諦めて立ち回りましょう。

「DARK MATERIAL COMPLEX」が封印などで場からいない状態になると、「黒決断」などでリソース勝負をすることができます。

リソース勝負になればお互いに「黒決断」の打ち合いになります。相手と自分の「黒決断」の枚数は必ず把握するようにしてください。
基本的に「黒決断」合戦になれば「堕魔 ヴォガイガ」で使い回せること、「卍月 ガ・リュザーク 卍」の効果で相手が「黒決断」を使えないターンを作れる可能性があることなどから、リソース勝負は優位に運べることが多いです。

それでも不利に置いているのは黒単デスザークそのものがかなり「飛翔龍 5000VT」に弱いからです。「堕魔 グリペイジ」や「追憶人形ラビリピト」のハンデスでがんばって着地前に落としましょう。

ちなみに小ネタですが「飛翔龍 5000VT」出された開始のターンは「黒決断」、「堕魔 ドゥポイズ」、各種ドルスザクなどなら使うことが出来ます。
相手の盤面がジャストダイバー状態の「飛翔龍 5000VT」と4000以下のクリーチャー1体のみで、墓地に「堕魔 ドゥポイズ」があれば「黒決断」で蘇生とマイナスで両方取ることができます。
「飛翔龍 5000VT」+「同期の妖精」や「飛翔龍 5000VT」+「修羅の死神フミシュナ」のような盤面はよく作られるので、知識として持っておくとかなり便利です。


対青黒緑マルル


この対面はやっていないため割愛させていただきます。
おそらく不利(3.0-7.0)だと思います。

「飛翔龍 5000VT」が入るデッキは基本的に辛いです。

この対面で気を付けるのは相手の手札が0枚じゃない時に踏み倒しをしないことです。
理由は「流星のガイアッシュカイザー」で全てが終わるからです。そのため、相手の手札が3枚以上の時は「黒決断」の踏み倒しをせずにハンデスとマイナスだけをすることもあります。
これは少し前のアナカラーダークネス対ガイアッシュ覇道のマッチアップにかなり似てますね。

ロングゲームをし続けると相手のマナが伸びてしまい、上から解決されやすくなってしまうので、極力早めに殴って試合を終わらせたいです。


対緑零ゼニス


相性…微不利(3.5-6.5)
裏向きマナさえ作れてしまえれば1枚から勝てたり、そこにアクセスするカードもそれなりにあるため、全ハンデスをしても全然勝ちを確信できない対面です。

エターナルKによる除去耐性があるため、「秩序の意志」による封印や「堕魔 ドゥポイズ」を1ターンに何度も出して対処することがあるため、これらのカードはマナに置きにくくなっています。

緑零ゼニスはトップ解決能力が高いですが、受けもGストライクのみであることが多いです。そのため、打点がそろっていなくても盾を割れるだけ割って、終了時に「追憶人形ラビリピト」で全ハンデスをすることで早めにゲームを終わらせた方が勝ちやすいです。

対青白天門


相性…微不利(4.0-6.0)
全ハンデスが間に合えば勝ち、間に合わなければ負けという相性。

最速ゲンムは当然負けだしそれ以外でもキツイです。
ですが相手が「ギャラクシー・チャージャー」を使っていなければ手札もマナも少ないため、最速はできない上に5ターン目に動くことがないこともあり、こちらのハンデスが間に合ういやすいです。
そのためこの対面では、相手が「ギャラクシー・チャージャー」を引いていないことをまずはお祈りしないといけません。

この対面ではかなり「ガル・ラガンザーク」がとにかく刺さるので出せる時は積極的に場に出しましょう。

小ネタですが「逆転の影ガレック」の時に触れたように、「追憶人形ラビリピト」の全ハンデスは自分のターンであれば相手の召喚にも反応します。そのため、「追憶人形ラビリピト」がいれば相手の「ブルー・インパルス」の召喚に合わせて全ハンデスすることができます。
なので、盤面展開する時は絶対に「追憶人形ラビリピト」も出すことを意識してください。


対白緑ドリームメイト


相性…不利(3.0-7.0)
相手の「ベイB セガーレ」、「キャディ・ビートル」のおかげで優位に立てるかもしれない珍しい対面です。
逆に相手が「ベイB セガーレ」、「キャディ・ビートル」を出してこなければ順当に動かれて普通に負けます。

マッハファイターによる盤面処理、降臨や「料理猫のプワソン」などによる踏み倒し、「料理長のラビシェフ」による手札補充があるため盤面もリソースも勝てません。
ハンデスの前に相手が動き始めるため妨害も間に合わないことが多いです。
「ガル・ラガンザーク」を早期着地させる、とりあえず墓地を肥やして盾から「卍・獄・殺」を使うことを目指す方がいいかもしれません。


対赤青白ゴスペル


相性…微不利(4.0-6.0)
天門同様全ハンデスが間に合えば勝ち、間に合わなければ負けという相性。

「水晶の王 ゴスペル」さえ引かれてなければ死ぬことはないため、どうにかハンデスで落としたいです。2枚以上落とすことができれば墓地リセット呪文を自分自身に使ってくれるため、こちらの動きも通しやすくなります。

相手が盤面0から勝つのに最低でも3マナが必要なので、できるだけ「卍月 ガ・リュザーク 卍」を立ててターンを返したいです。「ガル・ラガンザーク」で相手の革命チェンジは止められますが、相手のマナが起きていないのであれば「卍月 ガ・リュザーク 卍」の方が強く、別に革命チェンジをされなくても全然負けるので「ガル・ラガンザーク」は墓地の魔導具に余裕がある時ぐらいしか出ません。
ロック性能だけで見ると「卍 デ・スザーク 卍」の方がこの対面では強いです。状況によって切り替えてください。

おわりに


さすがにこの量は疲れました。
しかも環境がもう変わりそうでほぼこの解説は無意味という…

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!