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詩のホテル 最果タヒ/HOTEL SHE KYOTO

最果タヒさんの詩が好き。
一見何を言ってんだか理解できなくて、もう一回、何度読んでみても、やっぱりわからないんだけど、なぜか飲み込みたくなる魅力がある。
頑張って咀嚼しようとしてもやっぱりわかんねーって白目をむいてしまうし、でもこういうこともあるんだろうなって想像したり、あの時のことかと雷が落ちたり、そういうことをぐるぐる考えて頭がショートする瞬間が好きな人間です。

そんな文字たちに囲まれてどっぷり浸れる部屋なんて行くしかないじゃないか!


ホテル

公式サイトから予約、一泊27000円。おひとり様だからね、高いのは仕方ないね。
京都駅から徒歩10分くらいでアクセス◎。

外観

ロビーもとってもおしゃれなの、、、!

108号室

ドアを開けた瞬間、うはぁーと声をあげた。
部屋中に詩が散りばめられていて、天井、冷蔵庫の隅、リモコンの下、歯ブラシの柄まで。大興奮。たくさん写真を撮ったけど秘密、宝探しのネタバレのような気がするから。

鏡なのに反転しないの
チラ見せする、そのセンス
見つけた、、!

ホテルの周辺九条にも詩がちらほら。

この詩がいちばん好きかも

銭湯

地元の銭湯はおばあちゃんたちの集い所。とにかく渋い。どうやって使うのこのシャワー、ナチュラルケロリン桶初めて見た。鏡や看板に書かれた詩がいい意味で雑多な背景に馴染んでいる。どこを見ても、肉眼にフィルムカメラのフィルターがかかって、切り取られた光景がとても良い。渋い。

京都タワー

京都に和歌、それを現代語で解釈して、最果タヒさんの言葉で表現されて、至るところに描かれている。私の好きが爆発してどうにかなりそう。


知らない街をキョロキョロして、しかもニヤニヤしながら周るのはきっと不審者だっただろうな。けどいいの、とってもワクワクしていたから。

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