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苦しみという人格は蒸発させてしまえばいい

2,3週間くらい前に見た夢。
中心にいるのはシンジのイメージだった。
シンジというのは、エヴァンゲリオンの主人公のことである。

右側には冷静に分析している女科学者のような者が処理していた。
私は司令塔で制御している女性に扮していたのだ。
地表の4/3はすでに白い光輪のように燃えており、何か主人公とのやり取りがあった。
そして全てが覆われた頃、主人公の足が地球の表層から浮き立ち、地球の重力が反転する。
波が大きく揺らいだ。なのに教室にはまだ生徒たちもいて、別のシンジも大人しく席に座っている。
だが激しい号哭は終わらず、何度も発狂を繰返す。
「ワー!ワー!」発狂してる。
その間、「99%は死んでしまった」とクラスメートの誰かが言った。

というおかしな夢であった。

私個人としては、エヴァンゲリオンの主人公も、作品自体も「なんとなく避けたくなる」雰囲気があったけど、新劇場版の序・破・Qの3作と漫画版の一部は知っている。

だから作品のことは特に言わないけど、あれは「哲学的・SF的な視点を用いているが、結局世界はどう足掻いてもどうにもならない苦しみを輪廻のように繰り返す」。

主人公の葛藤が一つのテーマになっているように見える。父ゲンドウへの抵抗。

(何も知らない人の感想です)



私は元々アニメはあまり観ない人なのだけど、マッドサイエンティストや厨二病をたまに自称してるのはアニメの影響である。
タイプ5なら推理、哲学系、SFみたいなジャンルを幅広く見て考察してるオタクってイメージだけど、なぜか広く浅くではない。

好きな主人公のタイプを挙げると、一見おかしいけど筋は通っていて、不可能を可能にするため合理的に突き進んでる。チート能力を誰かから授けられたのではなく、あくまで自力で立ち向かう。

元々は全く興味ない状態で知人から何度も勧められた。確かに影響という側面はあったけど、あっという間にそのキャラに嵌まっていたのは事実だ。
正義を振りかざさないある種の純粋さ、何があっても絶対にブレないところやポジティブさが気に入ったのだ。

キャラ診断サイトでESFPやENFPと判定されてしまってるのも、Fi的な側面が強く出ているからなのだろうか(私個人はINTJと見ている)。

軟弱主人公には興味ないし、「神話に基づいた壮大な悲劇」もなんだかテンプレ臭くていまいち移入できない……

というのが私の主観。



夢から得た洞察。(また夢の話かい)

水は、主に感情や潜在意識などを意味しており、
例えば聖書に出てくるモーセが海を割ったという逸話や
イエスが海を渡るという描写は
どちらも感情制御が関係してるらしい。

・モーセが海を割る行為は、強大な感情や無意識の領域を統御し、物理的な行動として現実化するというメタファーと見ることができます。また、イエスが水の上を歩くという奇跡も、感情に流されることなく、冷静に物事を進めるという精神的な統御力を象徴しているように思えます。

・もし水が感情や潜在意識を象徴するならば、夢の中で水を制御する行為は、個性化(Self)のプロセスの一部として、自分自身の深層にある感情や無意識のパターンを認識し、それらを適切にコントロールすることを示唆しているかもしれません。

この発想に辿り着いた理由の一つとして、個人的に参考になった著書がある。
過去記事でもさらりと紹介しているので今回は引用内容を載せてみよう。

生きづらさを感じている人にはお勧めの書だと思う。これはより建設的な方法で「防衛機能」を崩す技であり、ヒプノセラピー(催眠療法)にもつながっていそうだ。


あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!: 脳の電気発射を止める魔法の言葉 p.47
(以下は引用内容)

「自分も水の上をイエスのように歩いてみたい」と思い「私に命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください」と言った。イエスが「来なさい」と言ったのでその弟子は水の上を歩いた。

水の上を歩く遺伝子があるのかわからないが、イエスにそんな遺伝子があったと考えると、この話はものすごく興味深い。弟子も同じ遺伝子を持っていたが、これまで一度も発動したことがなかった。それがイエスの一言でオンになり水の上を歩き始めた。

でも、水の上を歩いていた弟子が強い風に気づいて怖くなり「我に返る」という現象が起きてしまう。我に返ってしまうと、再び元の遺伝子配列に戻り、水に沈み始めた。そしてイエスに助けを求めて、イエスから「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われてしまった。

あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!: 脳の電気発射を止める魔法の言葉 p.48

「この人スゲー!」と話の展開がうまい人を尊敬してマネをしていたら、おもしろい文章が次から次へと浮かぶようになって、キーボードを打つ手が止まらなくなる。そんなときに、世の中の荒波で、人からの批判を浴びせられ、フッと我に返ったとき、あの沈みそうになった弟子のことを思い出す。それまで絶好調だった手が止まり、ズブズブと冷たい息苦しい水の中へと沈み出す。まったくアイデアも湧いてこなくなり、何を書いてもつまらなく思えてしまう。希望も光も見えなくなる元の懐かしい遺伝子へと配列が戻っていく。

(中略)「すげー!この人!」を繰り返していくうちに、だんだんその尊敬する人と自分が一体になって自分の中に定着する。すげー遺伝子のインストール完了である。

これまで自分を不自由にしてきた呪いの遺伝子のスイッチを切り替えるのはそれほど難しくないような気がしてきた。(引用ここまで)

うつ病の原因は考えすぎとも言われるが、「理解されたい病」を治すには、自分の心(呪いの遺伝子)から一歩引いて、「また同じパターンを繰り返していないか?」とまず自問する。
メタ認知というのは、思考をあれこれ練り回して「偉くなる」のではない。「その人格は本当に自分なのか?」と確かめると良い。

きっと何か対象を見つけるということは、無意識のうちにそういう足かせを外したいと思うことが動力源なのだろう。
※私は意図せず右脳が覚醒させてしまったが、「尊敬」と「一体化」がカギである。

回りくどいことはやめて白黒つけようじゃないか。

https://abema.tv/video/episode/25-221_s2_p12


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