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大人1人子ども2人ディズニーの秘策


連日の雨。
なんとなく憂鬱だ。
外来にくる、患者さんへの今日の一言は
「雨、結構降ってます?」。
誰も傷つかないし、返しやすい。


さて、今週日曜日のはなし。
翌日の月曜日、
長男の小学校が休みなので、
日曜日にディズニーの夜のパレードに行きたかった。

しかし、夫の予定が入った。
2週間前に。
小学校の代休って年に4回くらいしかないのに。
やるせない気持ちが渦巻いた。
そしてひらめいた。
1人で2人連れてけば?
長男8歳次男4歳。
ディズニーには何回か行っている。

4歳は大丈夫だろう。
問題は8歳だ。
気になるものがあると、
たちまちいなくなってしまう。
待つことが苦手。
疲れやすく長く歩くことも苦手。

思案して検索していたら

こんなサービスを発見した。

障害者手帳だけでなく、受給者証も含まれるところも嬉しい。


ADHDやLDをもつ、彼の子育ては正直大変なことも多い。

私は、過去にディズニーシーの年パスを持っていたほどのディズニー好きだ。

なんて嬉しいご褒美なんだろう。


このサポートを使って、子どもたちとディズニーランドに出かけてみた。

とても助かった。
ただ、サービスの対象の人に大人1人の付き添いが必要となる。
私がどうしても乗りたかった美女と野獣のアトラクションでは、大人1人でもうひとりの4歳と一緒に乗れるのか、キャスト間で確認をとってくれた。

有料のパスと同じ入口から案内され、
乗り場までキャストがついてきてくれた。

触ってはいけないものに好奇心に負けて触ったり、のってはいけない場所に登ったり、周りに謝りっぱなしの場面でも、キャストの声かけは素敵だった。

「そこからおりてくれるかな。怪我すると楽しめなくなっちゃうよ」
「おにいさん、こっちおいで」など。

真似したい気持ちはあるが、
四六時中の難しさ。

美女と野獣、ベイマックス、ジャンボリーミッキー、バズと楽しみ、夕暮れ。
ここまでは順調だった。


しかし、事件は起こった。
エレクトリカルパレードの場所取りをしていたときのこと。
シンデレラ城でプロジェクションマッピングが始まってしまったのだ。
リサーチ不足だった。
花火の音、光。楽しそうな音楽。
8歳の長男は、
一人でショーを見に行ってしまった。
大声でとめたら「GPS持ってるのに!?」
とキレられた。
まぁ、持ってないよりは偉いんだけどさ。
暗いしさ、人いっぱいなのよ。
心は泣きながら、
迅速にレジャーシートを撤収、
折り畳んだベビーカーを組み立てようとしたら、
4歳の次男が「にぃに、やばい!」と
ベビーカーに手をかけてくれた。
ありがとね、と組み立てたら、2つのリュックのうち1つを自ら担いでくれた。
兄のなので、大きいのに。
とても心強かった。
ベビーカーをひきながら、次男の手を繋ぎ、
ショーを見ている観衆の中から、兄を探す。
「にぃに、どこ?いない?」次男も探してくれた。
数分後、兄を発見。
安堵した。

こりゃ、走り出さずにいられないね

彼はすぐに戻ってくるつもりで、
家の近くと変わらない気持ちなんだろうが、
こちらの心臓に悪い。

無事兄を発見し、弟はベビーカーへ。
プロジェクションマッピングが
終わった頃は眠っていた。

その後
予定通り、エレクトリカルパレードの場所取りをして、鑑賞。

それにしても、
日によって料金の違うディズニー。

休日15時からのパスポートで大人8700円。
安くなってるの?これ?っていう。

用事を終えたパパが
夕方から入場するかという話になったけど、
子どもたちも「その分お土産がいい」となり、
外のサポートにまわってもらった。

先にチェックインしたり、舞浜駅からホテルへのアクセス方法を把握したり。
朝ごはんも調達してもらった。


20時過ぎ、ディズニーランドを後にして、
入り口付近に迎えにきた夫と合流。
私は我慢していたトイレにダッシュ!
親のトイレってまた難題。


ディスアビリティパスは、
とても気持ちよく使えるサービスでした。

帰る時「また絶対くる!」と力強くいう長男。


今でも私はディズニーランドやシーが好きだけれど、
子どもの時にきた記憶の方が輝いている。
メモ帳とかキーホルダーとかとにかくお土産が欲しかった。


男子2人と
ディズニーに行ける回数はあと何回なんだろう。


子どもたちの心の中のキラッとした思い出になったら良いな。

子どもと行くたびに、身長が伸びて
乗れるアトラクションが増えることも新鮮だ。

 
手のかかる兄とまだ4歳の次男と、大人一人の時は諦めることも多かったけど、工夫で楽しい、にもできる。


いい発見だった。

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