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学校と親を繋ぐ人

おはようございます。

夏休み一週目ですね。
昨日は2ヶ月に一度の病院受診日でした。

ありがたいことに
たまたまの症状があれば
小児科的診察も一緒にしてくれます。

夜「喉が痛い」と言っていて、
学童には行ったものの夕方「唾飲むと痛い」
と言っていたので、
軽い気持ちで「喉も見てください」と
お願いしました。


入室後すぐ、喉の診察。

「あー結構赤いね。
お母さん、ちょっと一緒に見てください」と。
ペンライトで照らされた息子の喉を見る。

うん赤い。
なんなら、なんかポツポツしてる。
痛そう。

「だいぶ赤いので
溶連菌を疑います。
熱はないですか?」

驚く私。
え?熱のない溶連菌ってあるの?
「はい、熱はないです」。

溶連菌検査について
本人にわかるように説明し
「協力して欲しいんだ」という先生。

先生を信頼している長男は
「うんいいよ。」
すんなり検査に応じました。

で、検査の結果を待ちつつ
発達の話。

これまた軽い気持ちで
「最近特性が強く出て、
家族で対応に苦慮している。
これは成長に伴うアップダウンなんでしょうか?」と聞いてみた。

「きっかけってありますか?」
「3年生になってからですねー」と私。

「なるほど。
じゃあこうしましょう。
担任に学校の様子を
手紙に書いてもらってください。
次回診察日より早めにその手紙を提出して貰えば、それを読んで対策を考えておきます。
次回の外来で少し長めに時間を取って
お話をしましょう。
薬を増やすのはそのあと。
環境調整しても症状変わらなかったら、に
しましょう」と。

目から鱗でした。
 

1学期終盤のかいけつゾロリ事件。


このことに象徴されてるような一学期でした。


「合理的配慮は学校の義務」という時代。
しかし、集団の中で、
扱いにくいであろう長男を見る担任。
発達凸凹のある、長男を擁護したくなる母親。

互いの立場が違うから
見えるものも違うし、
守りたいものも違う。

それでも精一杯冷静な対応を心がけている。

ただ、特性の専門家ではないし、
初めての子育てでノウハウもない。

問題行動の報告を受けても
「で、どうしたら?」
その先がなかなかわからない。

近い将来の不登校も
視野に入る気がしていたこの頃。

まさかドクターがメスを入れてくれるとは
思いませんでした。
控えめに言って神!

Adhdの診断を受けてしばらくして。
ドクターがその頃の担任(小2)に
書いてくれた意見書があります。

その中に
「自己肯定感さえ失わなければ
彼らは社会に大きく羽ばたいていけます」
という一文が。

いまでもたまに思い出す、
元気の出る言葉。


ありがたい申し出に、ぼーっとしていたら
「あ、溶連菌陽性でした」と。

ま、まさか。
「抗菌薬飲んで24時間自宅待機です」と。

ひょー。


頭の中が大混乱の中
診察は終了したのでした。


お会計はいつもの200円。
や、安すぎる。
もっとお金を出していい。
そう思うことはなかなかない。

 
長男に
「担任の先生にクラスの長男の様子を
お手紙もらって
ドクターが対策一緒に考えてくれるって」と
伝えると、
ニンマリ。

「ドクターは担任の先生の
顔とか知らないのにね」と。


日本の小学校っていうせまーい枠に
入り難い子はたくさんいる。

その一人一人に
ドクターみたいな
「そっか。大変だよね。
どうしよっか?
担任の先生と相談するね」
と言ってくれる大人がいたら。

犯罪率すら下がるんじゃないか。


担任は毎年リセットだけれど
ドクターは継続で見てくれる。

そこもありがたいです。


Adhdの子たちって
ほめどころ見つけるのが難しいくらいだけど
教師や大人に注意されることで、
反発したりしながら
すっごく凹んでる。

凹むことが一個ずつ減って
下とか後ろじゃなくてほんのちょっと前を向いて進めたら。

人生の色はきっと明るい方に変わる。

小2の春、軽い気持ちで
発達外来を受診した自分
グッジョブ。


ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。

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