親が助けられないことは増えていく
ようやくの土曜日ですね。
うちの8歳4歳兄弟は2人ともスイミングを習っています。
兄は、年中さん4歳の秋から、
弟は年少になる前の2月、3歳なりたてからです。
今回は弟のスイミングの話。
なぜ3歳から習ったか?
兄と同じ時間帯に習えるようになるのが3歳からだったから。
2歳まではベビーとか幼児さんとかのクラスと同じで、3歳からは小学生と同じクラスに入れるシステムです。
実は、次男は一度私たちの不注意で、プールに落ちてしまったことがありまして。
兄が気づいてくれてことなきを得ましたが
それがトラウマで、水が嫌いでした。
親としても今考えてもこわかった…
大きなレジャープールで、一瞬夫とテントを立てる位置を相談してたら、次男が消えてて。
大きなレジャープールは鮨詰め状態の人手で、監視員の目はないも同然。
親が目を離してはいけなかったのです。
そんなこともあって、
水慣れできたらというのと、
どうせ付き添ってきてるのだから、
次男も泳いだらいいさ、と。
初めは泣いたけど、
数回で泣かなくなりました。
しかし、今年の夏頃から
「どうしてプールならってるの?
いやだ。遊びたいから行きたくない。
だって長いんだもん」と。
ご褒美スタンプ作戦で、
前向きにはなったものの、
二人目だからと
彼の適正無視の習い事選びは間違え
だったのではないだろうかと、
悩みました。
いやだ、があとなのか先なのか、
プールの進級も止まっていて。
停滞すること11ヶ月。
集団の中で、話を聞いて実践して
合格する。
その過程はそれなりの難易度なのだな。
今朝、スイミングテストの日。
たまたまお風呂に入った次男は、
パパと課題を復習してました。
スイミングの送迎はパパ担当で、
そのままレッスンを見学しています。
「次男合格したかも。
とりあえず知らんぷりしてて」と連絡が来て。
「え?合格?」とそわそわする私。
ほどなくママ友から
「次男くん、合格しましたね。
応援してたんですよ。
これで少し前向きになれるかな?」と
連絡が来ました。
別件で電車移動中の私の頬を
涙が伝いました。
生まれてきたばかりの頃は、
泣いてたら、授乳して、おむつをかえて、
だっこして。
親が手伝えることだらけだった。
成長に伴って、できることが増えて
それと同時に親が手伝いたくても手伝えない場面も増えてくる。
スイミングの進級もそう。
こんなに停滞してるんだからそろそろ受かってもよくない?
合格するかってコーチにもよる気がする。
とか、親心が悪い方にでた、ぼやきが
心に浮かぶ。
次男が、自分で越えるしかない壁。
やっと合格できたんだね。
よくやった。
ほっとして、自分のことのように嬉しい。
それに加えて一緒の気持ちで応援してくれる
他の大人がいる温かさ。
そんなところからの涙だったのかな。
親になって流す涙は複雑な感情で。
こんな気持ちになることは
親にしてくれた子どもたちがいたからなんだなと噛み締める。
センチメンタルな母親の横で
子どもたちは、
深刻に悩んでた大人がすっころびそうなほど
あっさり、壁をこえていく。
そんな姿に、子どもっていいな。
と思う。
そんな時間が子育てのご褒美だ。
朝泣きして、なんかすっきりした今日。
皆様も素敵な週末を過ごしください。