アイスブレイクとNISA
看護師という仕事柄
常に「だれも傷つけず、
アイスブレイクに使えるネタ」を探している。
ずっと同じではダメで、
時々入れ替える。
今は
「秋を飛ばして冬が来ましたね」とか
「病院受診って時間かかりますよね。
この前息子の耳鼻科が受付時間内に行ったのに
混雑で受付終了してて」などだ。
一言違う話をするだけで
引き出せる会話がある。
話が逸れた。
我が家は共働きで
私は今年40歳になった。
夫婦とも、大学卒業後同じ職場で
働き続けている。
社会人3年目、26歳の時に結婚。
社会人6年目の29歳の時に
マイホームを購入。
とにかく繰上げ返済をし続けて
家を購入して10年ちょっと
住宅ローン減税もなくなるタイミングで
ほぼ、完済。
そこで考えるのが、
教育資金、老後の資金の工面だ。
次男が生まれ育休復帰して働き始めた年、
2021年、もう3年前だ。
この本に出会った。
とにかく腰が重かったが、
年末までにようやく開設手続きをして
まずidecoを始めた。
月額12000円。
次いで2023年春つみたてNISAを始めた。
月額20000円。
今年の夏前、
投資に詳しい友人と飲みに行き、
なにやら株が調子がいいと聞き、
その次の日にNISA掛け金を5000円増やした。
その友人とまたこの前飲みに行った。
やはり株が調子が良く、
オーストラリアに旅行に行くという。
安心貯金を銀行に放置していた、我が家。
今度はこんな本を読んだ。
納得した。
今すぐ安心貯金をオルカンに突っ込もうか。
しかし、100万単位でお金を動かすのであれば、もう1冊くらい読んでみよう。
読んでみた。
やはり結論は変わらなかった。
「生活防衛資金を残して、世界のインデックスファンドに投資する。増える可能性もある分、必ず下がる時もくる。しかしその時こそ耐える時。過去のそういうときは、円は安心として買われ、円安になることが多いらしいので、またハワイにでも行って恩恵受けて忘れて暮らしているうちに、きっとまた上がる」
そういう結論になった。
夫はもともと投資に興味があり、
家を買うよりも前に私に相談をしたらしい。
(記憶にない)
そのとき「え、そんな博打みたいのあり得ない」的な反応を私がしたらしく、
今更、追求された。
しかし、大切なのは今だ。
ローンを返せたのだし、
それはそれでよしとしよう。
夫婦で今年のNISA枠を可能な限り埋めた。
これは、老後と教育費のためだ。
長男が8歳、次男が4歳
兄の大学進学まで10年弱。
これからも、余剰分は少しずつ
オルカンを買うだろう
住宅資金(これはクリア)、生活防衛費と、教育費、老後の資金が確保できれば
残りのお金は今を楽しむことに使っていい。
今年の子連れハワイが
夢の時間だった。
もう一度ハワイに行きたい。
そのために、
コツコツ働いているだけではやはり足りない。
そんな気持ちだった時に、出会ったNISAの話。
友人のように短期の利益を目標にしたものではないけれど、
10年20年単位で考えれば、
インデックスファンドの利益は
見通しとして手堅いものなのだと気づいた。
幼少期お金のない家で育ち、
奨学金という負債を背負い、
「とにかくお金を稼ぎたい」
その気持ちでここまで走ってきた。
16年。
なんのためのお金なのか。
体がまだ動かす40代のうちに
自分がしたいことは何なのか。
考えられてよかった。
憂いが減った分、
やりたいことにお金をつかう。
今年の冬は新潟にスキーに行く。
ホテルの予約はしてある。
去年より少し成長した彼らと
スキー。
今から楽しみである。