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【不妊治療】赤裸々物語り32#流れに身を任せることに、腹を括る。

保険治療は色々と決まりがあって、
採卵したら凍結してまた採卵はできず、
移植に進むことが決まりだった。
要はコントロールができないということ。

それに、自分の中でもうこれが最後の採卵になるんじゃないかな。と思って採卵に臨んだ。
なぜなら、
まず、以前キャリアアップして異動してから2年は経ったので、また異動する可能性が浮上していた。
会社には、治療を優先したいとは、つたえていなかったし、特別な配慮もしてほしくなかった。
なので、4月以降いつでも新しいところでまた頑張らなければいけない状況がちらついていた。
そうなったら、もう、子供は諦めることになるだろうなと頭でなんとなく理解し始めていたためだった。
子供がもし授かれば、キャリアを止めて一時期子育てに専念。
キャリアが進めば、子供は難しい。
字に起こせば、そんなの変だよ!両立できるはず!と思うけど、正直現実はどちらかを優先させることをえらばなければならない。
まぁこの話と思いはまた別の機会に書ければ良いなと思う。

そんなこんなで、このような仕事の時期に差し掛かっていた最中の保険治療スタートだった。そして、わたしは、もう、自分で決めきれず、完全に流れに身を任せることに、腹を括った感じだった。
流れに身を任せることに腹を括るのは、なかなか難しい。だけど、わたしは、もう、そういう気持ちだった。
どうなっても受け入れる
だからなのかもしれない。
KLCでこの採卵クールから移植までに見てくれた先生たちの顔を今でも思い出す。

まず、採卵クールの時の最初の診断で、リカちゃん人形のような、とっても可愛い先生が見てくれた。私は、初めてお会いした先生だった。ここは、品川美容クリニックなのか?!と思っちゃうくらい、リカちゃん先生のお肌も白くてビビビびっくり!

次に、排卵日の確認の時に見てくれたわりに、はっきりと言うY先生にこんなことを言われた
「見てると採卵は16日目がいいみたいだね。あさってこれる?」
そーなの?今まで14日ばかりだったけど!

結果的に16日目に採卵したことで、卵が4つも取れた。
(Y先生‼️ありがとう。)

そして、採卵の時、また、リカちゃん先生と会う。なんなら、採卵してくれる先生だった。KLCの採卵は針が小さいのであまり痛くないのだけど、
この先生は一度卵巣に針を指してから、抜き差しせずに一気に採卵をしてくれた。
これも、びっくりした。
リカちゃん先生は、可愛いだけでなく。腕も良いのか‼️

その後、卵の確認で診察に呼ばれた時に、
背の高いイケメンの先生が
「やっぱ採卵遅めの方が良かったねー
今回、四つも取れたんだ。ご縁のある卵があるといいねー」
こう言ってくれた。
ご縁という言葉が大好きな私のレーダーがピッカーン‼️
今回はなんか、気持ちよく採卵できたし、チャンスがあるのではないだろうか。
そんな気持ちに一瞬なった
寄り添いより、結果のKLCに、寄り添いがあったのか、たまたま自分が視線を上げて客観的に物事をみていたのか、今でもよくわからないけど、採卵までとっても気持ちが良かった!
よし、移植4回もできる!

そして、次は移植。でも、心の中で、
だめでももう、採卵はしない。
四つともダメだったら夫に話そう。もう辞めることを。そう思った。

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