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春のお彼岸のぼた餅

春のお彼岸の季節ですが、久しぶりにぼた餅を作ってみました。
と言っても、もち米は蒸さずに炊飯器で炊き、あんこは茹であずき缶に砂糖、塩、水を少々加え鍋で煮詰める、かなり楽に作れる方法です。
そんな簡単な作り方をしたのにもかかわらず、やはり「面倒臭い…」と思いました。
料理は嫌いではありませんが、年齢的なものなのか工程が多いと「ここ、飛ばせないかな?」とよく考えます。実際、端折ったりしても、あまり解決につながらない感じです。

結局、もち米の浸水時間などを入れると3時間くらいかかり、ずっと立ちっぱなしだった訳ではないのですが、ラスト30分くらいに腰が痛くなり、少しイラつき「簡単なんだから、あんたがやりなさいよ」と優雅にスマホゲームをしながら出来上がり待ちの夫に文句を言うと「えっ、いやいや…」と全くその気のない様子です。
無茶振りなのは自分でもわかっています。
しかし、言わずにいられませんでした。

2合のもち米で14個分のぼた餅ができました。予想より多くできてしまいましたが、夫は満足げに22日と23日で10個たいらげていました。明らかに食べすぎと言えるでしょう。

そんなこんなでぼた餅が完成したので、できたての、味見用にまだ少し温かいぼた餅を渡し、一口食べると「美味しい」とニコリとする夫、一方でくたびれている私。
「良かったね…」
本当にそう思ったのですが、モヤモヤしました。
今、何とか「動かざること山の如し」の夫にぼた餅を作らせられないものかと考えています。

仏壇にもお供えしました。仏様を差し置いて夫の方が先にムシャムシャ美味そうに食べていたのが気になるところです。

…5~10年経てば、お互いに気も変わるのでしょうか。
夫の「(家で作った)おはぎ食べたい」の一言で重い腰を上げましたが、来年は買って食べたいです。
いいえ、来年ぼた餅はお店で買います。
ただ、もち米も茹であずき缶もまだ家に在庫があるので、今年の秋のお彼岸にも多分作ることになるでしょう。

おもな材料はこの3つでした。

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