生まれて初めて知った「ピアノ」〜35歳でピアノを始めたきっかけ②
ピアノという楽器を知り、そしてその素晴らしい音色を知った幼稚園時代。卒園する頃にはもうかなりクラシック音楽とその作曲家達に興味津々になっていて、バッハ・ヘンデル・モーツァルト…と、よく独り言?を言っていた気がします。
なので、とにかく早く小学校に入学し、「音楽室」というものを見てみたくてたまりませんでした!
それから春になり、小学校に入学すると、私は友達のゴム跳びやあやとりの誘いも振り切りって!長めの休み時間のたびに音楽室を見に行く日々…
とにかく、あの皆が怖がる作曲家の肖像画に感動しまくるのです!!!!
少し大きめの肖像画で、図鑑の挿し絵で覚えた作曲家達が紙いっぱいに大きく描かれていたのを鮮明に覚えてます。
最初のバッハからチャイコフスキー、そして最後尾の滝廉太郎・山田耕作までズラーーッと壁に貼っているのがとにかく感動的で…
後ろの入り口からじーっと眺めてた私は、さぞ変な新一年生だったろ〜と、我ながら笑いが出て来ます。
もう一つの楽しみは、そう!グランドピアノ!!
図鑑でピアノには主に2種類あるということを知り、幼稚園にはオルガンとアップライトピアノしかなかったので、グランドピアノを実際に見たのはこの時が初めてでした。
そして何度か音楽室に通ううちに、また忘れられない曲に出会います!
ある時、多分高学年?のお兄さんたちが数人でグランドピアノを囲んでいて、その中の一人のお兄さんが奏でていたのが、ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」でした!
本当に上手な演奏で、私も他のお兄さんたちも感動して固まっていました…
この曲名を知ったのは実は随分後になってからだったのですが、この出来事もまた同じく鮮明に覚えていて、あぁ…やっぱりピアノが弾けるっていいなぁ!自分も弾けたら、どんなに楽しいだろうか…と、幼いながら強く思った出来事でした。
それから一年半の後、やっぱりと言うか、結局両親が話していた通り父の転勤が決まり、大好きだった音楽室とはお別れしました。
2校目の学校では音楽室の存在感が薄く、おなじみの肖像画も色褪せた小さなポスターで何の興味も湧かなかったのですが、ピアノを習っている友達もでき、何よりも引っ越し先である団地の斜め上にピアノ教師をしているお姉さんが住んでいらっしゃったのが!!!
そして、この小学校で5.6年時に取り組んだ合唱曲
が、クラシック音楽とはまた違った視点からピアノに感動するきっかけとなりました。
次回は引っ越し先での新しい感動〜中学時代を振り返ってみたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!