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だれかジャックの絵の上手さの意味を教えてくれ

日生劇場でニュージーズを観ていて、
ジャックの絵上手い設定がよく分からなかった

メッダの劇場に描いた公園があまりに上手すぎるから
なんかラメとか使っちゃって噴水の水キラキラしちゃってるし、さすがに上手すぎだろ!!!!と
17歳のホームレス少年にしては上手すぎる!!!

それと大昇演説うめ〜〜〜が私の中で残りすぎて、あとペントハウスでのキャサリンとのイチャコラと肩幅に夢中すぎて、その前後の風刺画とビラの印象が薄かったからかも知れない。私の中ではビラがなくても大昇の演説だけでストライキが成功していた。今思えばあんなに刷りまくったビラ見せつけながら舞っていたのに。
がしかし、大昇演説うまいよ。ハイヒロもそうだけど、なんか上手いよね。

でもね、思い返してみればジャックの描くシーンには色んな思い出がある。

ジャックが描いた公園の絵と、メッダの「あなたのお友達には本物の才能があるの」という言葉にキラキラの眼差しを向けるレス。
(ジャックは闘わずに逃げたりしないよ!と真っ直ぐにジャックを信じているレス。レスは乱闘シーンで巻き込まれないように端にいろとデイヴィに指示されるんだけど、我慢ならず駆け込もうとする描写があって、その時、ジャックが押さえ込まれた姿をみて堪らず駆け出したように演じてくれている子がいたように見えて、それがすごく良かった。真面目で弟を守ること第一なデイヴィお兄ちゃんと、強くてヤンチャ成分多めの兄貴。……ドリボか?)

一目惚れしたキャサリンの横顔を裏紙にスケッチし、名刺代わりに置き去るジャック。

メッダの劇場で描く、西部・サンタフェ。
大昇の筆のタッチ、日が経つにつれ手首のスナップが効いていて上達していた。
デイヴィやキャサリンには「見たこともない景色を描いて!」などと散々な言われようだったこの絵だが、ジャックは自分が見た景色として巨大な靴に踏み潰される、小さなニュージーズ達の風刺画も描いていた。
ジャックに現実を見ろといっても、ジャックにとっての現実は目を背けたくなるもの。
ペントハウスにも感化院の絵があったしね。

サンタフェの「確かなものが欲しい 絵など描かなくていい」のフレーズが、そんなこと言うなよジャック〜〜〜泣!!って私いちばん苦しいんだけど、なんで絵など描かなくていいって言うんだろ。確かなものじゃないから?綺麗に描けるのは空想だけで、実際にあるものは逃げたい、変えたい現実だけだから?

ある日観劇しながらふと思った。
ジャックにとっての絵と、
大昇にとっての歌は似ているかも知れない。

ジャックがホームレス少年なのになんであんなに絵が上手いか謎なように、大昇もなんでこんな歌上手いの????とふと思う瞬間がある。

きっとメッダが実質パトロンで野良猫ジャックがちゃんとした画材に触れられる機会になっているのだろうし、大昇だってちゃんと鍛えるし考えているし、それは努力の塊だと知っているけど、それにしても上手すぎん??

ジャックも大昇もそれ自体が目的じゃなくて、自分が人より上手く操れるそれを自分または誰かの思いを伝える手段として使うように見えて、そこも共通点に思えるのかも。

そしてメッダがジャックを見守る気持ちは、大昇担が大昇に向ける気持ちと似ているかも知れない。
岩﨑大昇、謎の男。である。

大昇のこと、最近は子役上がりばかり取るようになったこの事務所の最後の奇跡だと思うけど、それを消費されたくない気持ちもあって、というか大昇がここまで歌を磨いた理由のうちに絶対「美 少年」というグループのためもあっただろと思うし、ただ私が願うのは今の大昇には今しかない歌声があって、そして未来の大昇にもその歌声があって、その時々を音源に閉じ込めたいというのは、そんなに贅沢な願いなのだろうか。

オファーだなんだといってもやっぱり事務所がもたらすものってありますからね、
大昇に初主演でELFを与え、
大昇のソロで愛の讃歌の音源を作ってくれて、
この度大昇にニュージーズを与え。
なんだよ、やっぱりみんな大昇大好きじゃん。
大昇に降りかかった変な仕事はラヴィット!だけである。(ラヴィット大好き!!!)

結局は大昇が思うこと、目指すところが正解だと思う。

日生劇場の初日と千秋楽はどちらもB席で観劇。
初日の瑞々しさ、千秋楽の音の満たし方、どちらも最高!
日生のB席入ると、「ジョセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」のフィナーレで、窓越し後ろの照明さんがノリノリだったことを思い出せてそれも最高。

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