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初めてのRegional in Lille~ポケカの海外大会の参加方法と使用デッキの解説~

割引あり

0.はじめに

みなさま初めましてしょぺんです。私は今年の9月から留学のためフランスパリに拠点を移し、ポケカプレイヤーとして競技活動を行っている大学院生です。今回の留学が決まった際にRegionalやICなどのヨーロッパ開催の海外大会に参加したいと思っていたので、その軌跡をnoteに残したいと考え書かせていただいております。日本で成績を残しているわけではないので海外大会でどこまで結果を残せるのかは未知数ですが頑張りますので応援よろしくお願いいたします。また今回のRegionalの様子はペケさんのYouTubeチャンネルに動画も上がりますのでよければそちらの動画もご覧ください。アップロードされ次第こちらにURLも記載させていただきます。
以下私のXアカウントになります。よければフォローもよろしくお願いします。

@shoPenPen_

1.参加準備

まずは海外大会に参加するにあたっていくつか準備が必要だったのでそちらから紹介します。

1.海外のポケモンカード用のアカウントを作成する

2.RK9のアカウントを作成する

3.英語または現地語のカードを集める

です。1,2に関してはYouTubeではるnチャンネルが紹介していますのでこちらを見ていただけるとわかりやすいかと思います。私もこれを見ました。

次に3についてですが、これは大会に出場するためだけに海外に行くのかそれとも海外に住むのかによって異なります。まずは多くの方が当てはまる大会のために海外に行く場合です。この場合は簡単で日本で海外版のカードの取り扱いのあるカードショップに行き購入するのが一番です。というかそれ以外には日本で海外のカードを集める方法は基本的にありません。例えば秋葉原のらぐなろっくゲーミングさんなどは品揃えも多く、店員さんの対応も丁寧なためおすすめです。私も東京に行った際に伺って相談をさせていただきました。

@RagnarokGaming_

次に海外に住む場合です。海外には基本的にシングルカードを販売しているお店はありません。なぜならプレーヤー間のトレードの文化があるからです。ほとんどのプレイヤーが自分のカードをバインダーに入れて持ち歩き、大会の際などにトレードを行っています。ただ日本のカードは大会で使えないためトレードの対象にしてもらえないことも多いので最初は大変です。ではどのように最初のデッキを作るのかについてですが、私の場合は渡航前にパリのポケカプレイヤーや海外で活動するポケカプレイヤーの方とXで連絡を取り、discordサーバーに招待してもらったことで、渡航してすぐのタイミングで使わない汎用カードなどを譲ってもらうことができました。また先ほど日本のカードはトレード対象外と言いましたが、コレクションをしている人も少なくはありますが存在するのでそのような人を見つけるとトレードが行える場合があります。特に海外はARの封入率が低いので喜ばれることは多くおすすめです。あとノーマルカードに関してはbulkと言われる日本でいうところの無料ストレージがあるお店もあるのでそこで探すのもいいかもしれません。もしこれも難しい場合最悪の手段としてcardmerketというものがあります。これは日本のメルカリのカード限定版だと思っていただくとわかりやすいと思います。ただ、日本とは異なり、送料が高く、届くのにもかなり時間がかかります。また国際郵便になることも多く、輸送中にロストすることもしばしば、、、日本のカードショップは本当にありがたいですね。そしてデッキが一つあって大会に参加できる状態になれば店舗大会でもらえるプロモパックに汎用カードが入っていたり、大型大会のVendorを利用してカードをシングル買することも可能です。このように日本に比べてカードを揃えることは大変だと考えてもらうと良いです。

2.当日のマッチングと結果

結果としては5-2-1の16pointsであと1勝足りずDay2進出を逃してしまいましたが、standingは169th/1311でcsp60pointsと賞品のブースター18パックを手に入れることができました。海外に住んで世界大会を目指す場合はポイントを集めて世界を目指すこともできるのは良いポイントですね。以下マッチングと振り返りです。

Round1 ミライドン WLW


基本的に先にサイド2を取ったほうが勝ちな試合でgame1は後攻を取られましたが相手が2ジェネレーターで1エネしか付けられず生き延びたのでそのままこちらが安定して殴り続け、勝ちました。game2は打って変わって後攻1ターン目からサンダーと元気のはちまきでライコを取られ、先攻2ターン目はこちらが殴れなかったためすぐに投げて、game3へ移行しました。game3ではこちらが後攻1ターン目からきっちりサイド2を先行し、さらに相手も全然展開ができなかったことでそのまま勝ちました。

Round2 ライコポン WLW


こちらも基本的に先にサイド2を取ったほうが勝ちな試合でgame1は先攻でしたが相手が後攻1ターン目に攻撃まで辿り着かず、こちらが先にサイド2を進めることができて勝ちました。game2,game3はお互いに順当に後攻1ターン目から動き、試合が進行したため勝てました。

Round3 カビゴンコントロール (Sander選手) LL


ここでWCS2022の直前のNAICでミュウツーV-Unionコントロールを世に放ち話題になったヨーロッパTOPのコントロールデッキの使い手であるSanderWojcik選手との対戦になりました。今回Sander選手が使っていたデッキはRegional後に日本でも話題になっているロトムレスカビゴンでした。game1は入れ替えなどの切れない札を抱えた状態だったためはじけることもできず、野党で山からリソースを抜かれしっかりとコントロールをされて負けました。game2は初戦に比べてしっかりと動くことはできましたがここでロトムレスの構築に構築単位で負けました。ロトムがいない分入れ替えの枚数が一枚足らず最後のサイド一枚が取れず負けました。世界最高峰のコントロールプレイヤーとの対戦はとても良い経験になりました。(サイン頼めば良かった、、、)

Round4 古代ビート(トドロクツキex採用型) WL-


不利対面と認識していた古代ビートを踏んでしましました。game1は相手の展開が渋かったためサイドを3枚先行することができ、最後はブライアを使って勝つことができました。game2は相手がトドロクツキexスタートをしてくれたので取りたかった試合なのですが、それ以上にこちらが回らず(オーガポンスタートで手札に草以外のエネしか来ない、、、)、サイド2枚しか先行できなかったのでブライアを打っても間に合わないため投げてgame3へ。game3が始まったタイミングですでに残り時間は7分くらいだったので相手の種切れを狙いながら試合を始めましたが、順当に試合になってしまい、お互いにサイドを取り切れないと判断し、引き分けとなりました。

Round5 ボムパルキア WW


game1は後攻1ターン目で一体しか置かれていないパルキアを取ることに成功し、先攻2ターン目に殴られず相手がすぐに投了しました。続いてgame2では相手が
先攻1ターン目にヨマワル前でガチグマに手貼りエンドだったため無理はせず前のヨマワルを取り番を返しました。相手の先攻2ターン目は展開しながらのヨマワル差し出しで番が返ってきたのでここでも素直にヨマワルを取ってサイドを2枚先行しました。次の番に相手はヨマワルを置くことができなかったのでサイドレースはひっくり返らず勝てました。このRoundはかなり運も良かったと思います。

Round6 大空洞パルキア WLL


ここでwcs2024day2プレイヤーとマッチングしました。元々この対面はBO3だと不利対面になるのですがgame1は相手がパルキアスタートしてくれたことで運よく勝てました。ここでお互いに引き分けに意味がない状況だったのが辛いところでした。その後のgame2はきっちり先攻は非ルールのみの盤面を作られ、こちらも途中でチヲハウハネで攻撃したり足掻いたものの避けられてしまい負けてしまいました。game3はGentleman Agreement(お互いに引き分けに意味がない場合に盤面内の何かしらの条件で勝ちをどちらかに譲る)を了承し、サイドが少ないプレイヤーが勝ちという条件をつけていたのでかなり前がかりに攻撃を行いサイドを先行しましたが、海外のBO3ルールでは時間切れ後にお互い2ターンプレイすることができるため延長ターンでナンジャモからサイドを追いつかれ止まってしまったところで自分のターンがなくなりました。最後にタンカ一枚引ければ勝ちでしたが前がかりになりすぎたことで山づくりを怠ってしまったことが反省点です。この試合はBO3の難しさと経験値不足をひしひしと感じた試合でした。

Round7 ライコポン LWW


Round2と同様ですがサイドを2枚先行した方が有利になります。game1は後攻を取りましたが、1枚エネルギーが足りなかったためサイドが取れず、次の相手のターンにサイドを2枚先行されてしまいました。その後相手に余裕がある状態が続きキジを置かないまま相手の残りサイドが2枚になったところで投了しました。game2は相手が先攻で盤面を全く作れず、逆にこちらは後攻1ターン目からしっかりとサイド2枚取ることができ早々に投了されました。game3は先攻でしたがこのgameはジャッジマンが活躍しました。先攻1ターン目に手貼りできっちりと準備をしながらゲッコウガとチヲハウハネを盤面に起き、ハイパーブロアーをケアした状態で番を返しました。すると相手はキャッチャーで裏呼びまでは到達できず、テツノツツミで裏のゲッコウガを取って番を返してきました。絶好のジャッジマンチャンス到来です。手貼りと緑の舞で盤面にエネルギーをプールしながらジャッジマン
を宣言し、サイド2を先行しながら相手を1ターン止めることができました。そしてそのまま試合のペースを握り続け勝ちました。

Round8 ライコポン WW


またまたミラーマッチです。さずがトップシェアのデッキですね。ここでもまずgame1は後攻を取ることができ、サイドを2枚先行しそのまま勝ちました。game2はお互いに裏呼びができなかったり、エネルギーがプールできていなかったりでゲッコウガ前の睨み合いのターンが2ターンずつ進みこちらが先にサイドを2枚先行することができ勝ちました。この試合は相手のプレイが少し遅めだったのでgame1が終わった時点でこちらも時間を常に気にしながら時間をかけたプレイを心がけて1ゲーム先取の逃げ切りプランも頭に入れながら戦っていましたが、game2を取れたので問題なく勝ちました。

以上が当日の振り返りです。後悔が残るのはRound6の大空洞パルキア戦です。後にも書きますがヨルノズクラインの採用された宝石探し系のデッキには先攻をとってジャッジマンを打って止める予定をしていたのに、残り時間が少ないことで準備していた戦い方と変えてしまいました。今回の経験で海外大会の残り時間7分は合計5ターンくらい自分のターンを行えるはずなのできっちりと予定通りのプレイを行った方が良いと感じました。

3.使用デッキの詳細と採用不採用

次に当日使用したデッキの紹介と採用不採用で迷ったカードたちについて紹介します。まずはこれが当日のデッキリストです。

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まずは今回デッキを考えるにあたってはしょう / 田島屋さん(@poke07s)に相談させていただきました。私のRegionalの前に上田杯で準優勝されていました。長野で田島屋杯という自主大会を開かれている方なので興味のある方は是非!その他日本にいるときからよく顔を出していて相談もしたTSUTAYA近鉄草津店の面々やその他リモートで対戦していただく方々にも感謝です。

まずはデッキの選択理由についてです。今のポケカの環境ではトップシェアがタケルライコで15%程度と群雄割拠の環境下にあります。その中で勝つためにはデッキ相性よりも安定して盤面が作れ、デッキパワーの高いデッキの練度を上げることが重要だと考えました。そのためDortmund Regionalが終わったあたりのタイミングで使用デッキをタケルライコに決め、練習を重ねました。その中でLille Regionalの前週のアメリカのRegionalでタケルライコがRegional優勝を飾ったのは必然と思いつつも向かい風になってしまいましたが、お守りの有無で大きく異なっていたこともありデッキ選択は変更しませんでした。

ここからは採用非採用の検討についてです。

①非ルールアタッカー


採用
チヲハウハネ
メリット:
・ミラーマッチで先にサイド2を取られた際にキジを取ることでサイド1を押し付けられる可能性がある
・弱点でキチキギス、テラパゴス、ガチグマ、イバラがワンパンできる(特にガチグマはやけど気絶になるのでキジを使わせないことができるが、ミストエネルギーに注意)
・お守りミミッキュが突破できる
・殴りたくないけど、非ルール前でパスしたい時にmillできる
デメリット:
・逃げるエネルギーが3なので重い
・攻撃するためにはオーリムが必須
非採用
スナノケガワ
メリット:
・オーリムなしでも手貼りと緑の舞で動ける
・非ルール(サーナイトやルギアも含む)と戦いやすく、かなり活躍する
デメリット:
・打点が低い(サイド2のポケモンを取れない)

全体的に見てBO3の海外環境においてサーナイトが少なく、コントロール系のデッキが多いことが非ルールアタッカーの決め手になりました。

②ナンジャモ・ジャッジマン問題


採用
ジャッジマン
・先2で使える余裕があるとそのまま押し切れることが多い
・サイドレース先行するアグロデッキとの相性がいい
非採用
ナンジャモ
・最終盤に打てると強いが、ライコでナンジャモ打つほど追い詰められる試合はそもそも勝てない(BO3ということもあるのでそんな展開になる試合は捨てる)

また序盤に使う時はジャッジマンよりナンジャモの方が引く枚数が増えるため、こちら側が安定して動けるように見えるが、相手の要求も下げている上、こちらははじけるほうこうを使えば問題ないとの判断をしました。

③おまもりの採用非採用について


結論から言うと私は非採用を選択しました。採用の枚数に関しては0,1,3がベースになると考えました。
1.3枚採用
前週のアメリカでのRegonalにおいて優勝したリストが3枚採用でした。今までベーシックとされていた2枚に追加で1枚採用した形ですが優勝したことでリストが世に出回ってしまったことで3枚まではお守りをケアされてしまう可能性が高いことと、元々お守りを採用せずに練習をしていたのでプレイスタイルを変える必要もないと思ったこと、以上の2点から採用を見送りました。
2.2枚以下の採用
3枚採用と同様にお守りを多数搭載された形がベーシックになると見られる環境下で2枚以下の採用は上位層には通用しないと判断し採用を見送りました。
3.非採用
非採用のメリットは通常のリストから空いた3枠を利用してデッキを回すカードに枠を避けることが大きなメリットだと考えています。またお守りに関してはあったら楽をできるが必須ではないカードとして私は認識したため非採用を選択しました。

4.各対面に関する事前認識

最初に全員が気になるであろうライコ先攻後攻どっちを選ぶか問題についてですが私は後攻を選びます。理由としてはジャッジマンを採用することからも分かる通り、終盤に逆転するプランはとっていません。そのため後手を取られたら嫌なデッキに後手からサイドを先行されると負けに直結する可能性が高いからです。

続いて各対面について事前に準備していた戦い方と有利不利の認識です。

◯リザードン 五分〜微不利


最も考えることの多い対面なのでしっかりと書いておきます。

①サイドプラン2-2-2の場合
2を取られたリザ側は3エネかがやくリザで殴ってくるのが定石です。

サイド4-4
かがリザが盤面に残り続けるのが重たくて前を倒しがちですが、ここはライコでピジョットを狙うのがベストです。この時にオーガポンにエネを残しておけるとなお良いです。ここで上手いプレイヤーはギリギリまでピジョットを立てずに戦ってくるケースもあるので注意が必要です。この場合は重たいですが、リザードンexを取りに行くと良いでしょう。

サイド2-4
かがリザで殴られます。

サイド2-2
こうなったときに裏呼び出しで2のルートとブライアで3エネかがリザをガポンで屠るルートが取れるのでかなり強いです。
3エネかがリザをフトゥーして1エネかがリザのプランでブライアケアすることをリザ側もできるので、それをさせないための先ほどのピジョット呼び出しになります。ピジョットを取ることでライコの要求エネルギーが1エネルギー残せるので1エネルギーが残ったオーガポンを2面残しやすいのもメリットです。

②サイドプラン1-2-3の場合
上手いプレイヤーの場合はなかなか通せないサイドプランになります。
後攻1ターン目に何かを倒して、
サイド5-6

先攻2ターン目に後ろのオーガポンないしは前が取られて、
サイド5-4

後攻2ターン目にピジョットを呼んで倒して、
サイド3-4
ここではリザードンexを倒さずに残しておくことで最後のブライアを使いやすくします。

先攻3ターン目に何かが倒されて、
サイド3-2
この時にゲッコウガを置いてしまっているとボム+ブライアで負けてしまうので注意が必要です。そうでない場合は概ね最後は1エネかがリザが攻撃してくるのでそれを避けつつのブライアになります。かなり要求は重いので山づくりが重要で3枚採用されたトレッキングシューズが役立つと思います。

③サイドプラン1-1-で進む場合
はじめに先攻1ターン目で相手がポケモンを全然展開できなかった場合(ヒトカゲを取ると次の番にほぼ殴られない場合、ロトムなしで手札が細い状態でポッポを取って相手の要求を上げたほうが自分が有利になる場合など)には取ることもあるので頭に入れておくと良いかと思います。

◯ルギア 五分〜微有利

一番楽な勝ち方は後1でルギアを全力でぶっ飛ばすです。基本的に回られたら負けます。ただ相手のデッキがわかっていて自分が先攻と後攻を選べる場合は先攻を選びます。できるだけ多くサイド2を取れるポケモンを置いてもらうことと、先2アッセンブルを決めさせないことと、先攻2ターン目にジャッジマンを打つことの3点が勝つために重要なポイントとなります。BO3の場合はこれら二つのルートをきっちり把握しておくことが重要です。
またチラチーノはチヲハウハネで取りたいです。
※ここではケガワのほうが要求簡単なので、ここはチヲハウハネ採用のデメリットになります。
他にはこっちが渋くて相手も渋そうならポケストップ貼らずにはじけるほうこうから組み立てるプランも持っておくと良いでしょう。

◯タケルライコ 五分

先に2を取った方が勝負を制します。ですがチヲハウハネでキチキギスとると非ルール押し付けでサイド2を取れるのでワンチャンもあります。ただチヲハウハネの残りHPが自傷で50の状態でこちらのサイド残りが2になるとブライア飛んでくるので、ガポンにエネルギーないかつ捲りルートがそこしかないならそのルートも選択肢になります。
→つまりサイド6の時点でキチキギス置くプレイは絶対にやってはいけないです!

◯ボムパゴス 不利

後攻の場合は1ターン目に必ずサイドを1枚とるようにしましょう。1枚取るとテラパゴス側は最大打点220なので正面のライコをボムと合わせないと取れません。もしボムで爆発してライコを取るとサイドが4-4になるので、サイドレース的には優位に立てます。(大空洞パルキアの場合はその限りではないので先2ジャッジで止めるしかないかもしれないと思っています、、、)

ただし、ボム+ブライアで4枚取りの可能性もあるので、ゲッコウガなどHP130以下のポケモンは絶対に置かないように注意しましょう。海外環境はボム環境と言っても過言ではなく、40%近いデッキにボムが採用されています。この点でもハネの方がケガワよりも優れていると思ったポイントです。
もしゲッコウガを置いてしまった場合は当然ではあるが後攻2ターン目にはピジョットexをとる、ポケストップでベンチ狭くするなどブライアルートを絶対に取らせないよう要求をあげるプレイングを大事にする必要があります。

テラパゴス側が最初のターンにヨワマル置けて、こちらが後手1動けなかった時は基本的負けます。BO3の場合には投了のタイミングを探りながらプレイを進めましょう。
→最低限のあがきでヨワマルの上乗れないことを信じてライコ前にしてはじけるほうこうを宣言することもあります。この場合はポケストップ大事にしてとにかく要求をあげて足掻くようにしましょう。

◯ドラゴ 五分〜微有利

ドラゴもリザードンデッキと同様に先にこちらがサイド2進行できると3エネかがリザのルートを取られます。リザードン戦と同様に後2は3エネかがリザを避けるプランを取りましょう。

ドラゴのほうが入れ替え札が豊富かつタンカもあるので、Vstarパワーを温存されていると、かがリザ逃してプライム手張りの1エネかがリザのルートや、ピィにぎにぎで裏呼び強要されるなど幅広い選択肢がとれるが、常にサイド2ポケモンが盤面に残っていることが多いのでそこをつけるようにポケモンキャッチャーは3枚採用し常に裏を呼び続けられるようにしました。

また終盤ナンジャモからのピィにぎにぎの返しをブライアで取れるようにこちらの対面もオーガポンにエネルギーは溜めておきたいです。
→ただ1エネかがリザが殴ってくる場合はまた裏呼びが必須になるため、オーガポンブライアルートは取れないため、リザ対面と違って1エネついたオーガポンを2面用意しておく必要はないです。

◯ドラパルト 有利

イキリンコを出すとファントムダイブ2回とボムでサイド6枚のダメージ総量になるため絶対出さないことが一番大事です。

また2回目のファントムダイブでライコ2面抜きされて、手札干渉されてると基本勝てないので最初にファントムダイブ打たれる時にはライコ1面のみで戦っていくことも意識しましょう。

これらを意識できていれば概ねこのマッチアップは勝つことができます。

◯ボムパルキア 有利

後攻1ターン目にパルキアを取ることで先攻2ターン目に相手に攻撃させないこととボムを盤面に残さないようにすること、この二つを意識しながら戦うようにしましょう。

また基本的に相手は最後にボムを絡めてサイド1の状態でナンジャモを仕掛けてくることが多いのでそれに備えてこの対面も山づくりをきっちりと行うことが重要です。

◯ミライドン 微有利

先にサイド2を取った方が勝ちます。その上でライコ側の方がワンパンされづらく、ごっつぁんされるポケモンも置かないことができるので微有利にしています。大空洞ライコウの打点は警戒が必要なのであんまりベンチにポケモン並べないかつ、先攻を取らされた場合はライコのみで盤面返したいです。
先にサイド2を取られた時はチヲハウハネで何とか誤魔化しましょう。

◯カビゴン 不利

種切れ勝ち狙うのが一番現実的かもしれません。
裏呼びロトムとジャッジマンを絡めて手札に何もないワンチャンを祈りましょう。ロトムレスの場合は本当に無理です。
そもそも入れ替え枠が3あってロックされたら絶対に勝てないと思っています。

◯イバラ単 有利

チヲハウハネを活かして戦います。

ライコを使う場合にはイバラを倒すのにオーリム対象2体×4+手張り4回が必要になるため、イバラの処理に最低でも4ターンかかります。
しかしここでチヲハウハネを使うことでオーリム対象2体×3+手張り3回で済むため、イバラの処理が3ターンになります。

イバラ側はエネルギーの供給切れ等もありライコ側よりサイドを取り切るのにターンを要しますが、クラハン1表ごとに1ターン遅延できるかつ、ジャッジマンで事故らせることも可能なのでそこは注意が必要です。

ライコは常にオーリム連打できる山作りが求められるので必ず後手1からはじけるほうこうで山を薄くすると良いでしょう。無理をして後攻1ターン目に攻撃をしジャッジマンで何もできなくなることだけは避けなければいけません。
→オーリムは3回打てればいいし、裏呼びも強いケースはあるが必須ではないのでリソースを大事にしすぎないことが大切です。

また小テクとしてはいれかえカートを使うとダブルターボ込みで技打たれるに限りライコが2回技耐えるので意識しておくと良いでしょう。

◯トドロクツキ 有利

後手で取れるサイドが1でも最後はブライア3枚取りのルートあるので積極的に狙いにいきましょう。オーガポンで簡単にトドロクツキを取れるのでオーガポンの使い方が大切です。ただ相手もそれをわかっていて狙われやすいので、常にオーガポン2面にエネルギー残せると良いです。
先に2取られてしまった時はブライアルートでは間に合わないのでチヲハウハネでキジを倒すことでどうにか2をとって誤魔化しましょう。

◯サナ 不利

上手いサナはお守り最後にしか貼ってこないし、ブライアケアしっかりしてくる(最後にサイド4枚取り)のでまず勝てないです。どこかでジャッジマンお祈りが必要になります。ロストスイーパーとブライアで誤魔化せると勝てる可能性があります。

またどこかで必ずサイド2(サナex)を取らないと間に合わないのでキルリアを狩るの最優先にしてキャッチャー使ってしまうとサイド2枚とれないことあるのでリソースには注意しましょう。

そして最初にも書いた通りジャッジマンが最強です。最初に相手につまづいてもらって追い付かせないように逃げ切りましょう。

クレッフィとミミッキュは鬱陶しいですが裏を呼んだり、非ルールと手貼りで戦うなどうまくかわしましょう。

こちらの盤面作りでの注意したいのは、サケブシッポで楽にサイドを2取られるイキリンコは置かないことです。またマシマシラでキチキギスもダメカン乗ってサケブシッポの対象になるので、こちらも序盤は置かないように気をつけましょう。

5.最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の経験を活かしながら2024-25シーズンの海外ポケカ活動を頑張っていきたいと思います。ここからは有料部分になりますが本文はここまでになります。もし今後の私の海外でのポケカ活動を応援してくださるのなら、投げ銭感覚で続きを購入していただけると嬉しいです。ヨーロッパの物価高すぎ、円安キツすぎで金欠な大学院生を助けていただけるとありがたいです。

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