Fate/stay night風「こども未来戦略」
セイバー:マスター、政府が少子化対策として「こども未来戦略」という新計画を決定したのをご存知ですか?子ども手当の増額、出産費用の援助、企業への支援などを考えているそうです。
マスター:そうだよ、セイバー。2030年代までにこの少子化の流れを変えるために、これから3年間を重要な期間と位置づけているんだ。でも、30年かけても解決できなかった問題が、たった3年で逆転できるのかと懐疑的な見方もあるね。
セイバー:うーん、マスター、そもそもなぜ子供が減っているのですか?
マスター:セイバー、その理由のひとつは、結婚して子供を持ちたいと考える人が以前より減っていることかな。お金の問題とか、いい親になるための心配とか、仕事と子供の両立の問題とか。
セイバー:では、結婚する人を増やすだけでは、必ずしも問題は解決しないということですか?
マスター:その通りだよ、セイバー。特に親元でのんびり暮らしている場合は、すぐに結婚したり子どもを持ったりする必要性を感じない人もいる。自由が好きだから、あるいは日本の将来が不安だから、子供を持ちたくないという人もいる。
セイバー:かなり複雑そうですね、マスター。他に何かありますか?
マスター:はい、戸籍の問題もあります。家族であることを理由に差別を受ける人がまだいる。政府が差別をなくすようにすれば、結婚したくない人も子供を持とうと思うかもしれない。
セイバー:より多くの人が安心して子供を持てるようにするために、政府が取り組むべきことはたくさんありそうですね?
マスター:その通りだよ、セイバー。重要なのは結婚させることだけではないかな。結婚の有無にかかわらず、子供を持ちたいと思う人がサポートされていると感じられるようにすることだ。しかし残念ながら、現在の政策は正しいとは言えないかもね。