【感想】弁当のセレナーデ
弁当を作り続けてはや3ヶ月が過ぎた。連続投稿記録を途切れさせないため、3ヶ月の所感をここに記す。
二十余年の人生において、何か新しく始めたことでこれほど長く続いたことは他にないかもしれない。マジで。
ひとつの物事を3ヶ月も続ければ、不器用ながらも次第に己のスタイルのようなものが確立してくる。弁当ライフの開幕当初は、休日にメインとなるたんぱく質のおかずをどさっと作って冷凍しておき、当日の朝作った副菜や家族が作ってくれた夕飯の残りで弁当箱の隙間を埋めるというスタイルだった。4月は特に張り切って、箸休めの甘いものを詰めたりしていた。えらいね。
5月に入ると、メインおかずの作り置きを休んで副菜を2種に切り替え、メインは冷凍食品にしたり、卵料理を卵焼きから両面焼きに変えたりして試行錯誤していることがわかる。目玉焼きをバターで両面焼いて、ケチャップをちょっとつけると早くて美味しいということに気づいた。
5月後半にはワンディッシュ弁当に手を出すようになり、半解凍したカレーをタッパーに詰めて職場でチンして食べていた。温かい弁当は良いものである。
6月になると段々見栄えを気にしなくなり、パズルを放棄した弁当やアルバムの中で絵面が変わらなさすぎるワンディッシュ弁当が増え始めた。
ワンディッシュ弁当は、朝の支度にかかる時間が20分程短縮される反面、おかずが一種類なのでやや飽きるという難点がある。カレーは4日連続でも飽きなかったが、肉野菜炒めやポークビーンズもどきは毎日食べていると飽きがくることがわかった。
6月の下旬から魚を恋しく思うようになり、初めて焼き魚がメインのおかずとして登板する。魚、うめ~~~~~!!! うっすい切り身なのでオーブントースターで焼いているのだが、魚って火が通ってるのかよくわからなくて怖い。身を割って指で触ればいいかもしれないが、できれば綺麗な状態で詰めたいじゃん。ディレンマ。量に比して値が張るため、魚単体では弁当のメインおかずを担うことができないのが玉に瑕だ。ゆえに焼き魚が登場する弁当は豪華になる。
最後に炭水化物に関して、年度初めは冷凍ご飯を解凍して三角に成形したものを持って行っていた。5月半ば頃から具のあるおにぎりが食べたくなって、市販のふりかけや鮭フレークを入れるようになり、凝ると決めた日は梅おかかのおにぎりなんかも作ったりしちゃう。いっとき流行った味噌玉も持って行ったり。
まだまだ弁当ライフは続く。より効率良く、美味しい弁当をこさえられるよう精進する所存である。
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