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【日記】ニッキ🐛

画像は母からもらった栞です。きのこ、残念ながら食べられないんだけど、モチーフとしては好き🍄 

今日は午前中に髪を切ってきた。美容院からの帰り、自宅まであと10mくらいのところで背後から友人に声をかけられ、立ち話をした。彼女は来月の旅行に一緒に行く予定なんだけど、聞けば旅行の前に駆け込みでワクチンを打ってきたらしい。時刻は午前11時過ぎ、夜型なのを知っていたので「よく起きられたね」と褒めたら「病院からのモーニングコールで目が覚めた」と中々最悪な返答があって笑った。

旅行の話や近況報告をする中で、友人が最近audibleにハマっていることを知った。以前好きなライターさんがおすすめしていたのでなんとなく興味はあったが、身近な人間で聴いているという人はいなかったので、彼女の話は新鮮だった。

友人はあまり熱心に読書をするタイプではないので、audibleにハマっていると聞いてちょっと驚いた。読書をしていてもすぐ気が散ってしまうと話していた彼女だが、耳で“読む”ことは向いていたようだ。
どんな風に聴いているの? と訊ねてみたら、私がラジオや配信を聴く時と同じように、実験中や帰りの電車でaudibleを聴いていると話してくれた。なぜ行きの電車では聞かないのかというと、話の続きが気になって早く帰りたくなってしまうかららしい。そんなに没頭できるの?! とかなり好奇心をくすぐられた。

中学生くらいの頃はライトノベルを読んでいたような記憶があるが、現在の友人がどんなジャンルの本を好むのか私は知らない。聞いてみると、実際のaudibleのアプリを開いて見せてくれた。今はSFを読んでいて、その前は自己啓発本を読んだのだという。
私は自己啓発本に対して懐疑的な人間だし、1冊読んだ彼女も特に心動かされた様子ではなかった。「次はビジネス本でも読んでみようかな」という友人に、「色んなジャンルに挑戦していてすごい」とコメントすると、次のような言葉が返ってきた。
「大人になると視野が狭くなるじゃん。それが嫌なんだよね」
彼女の言葉は目から鱗だった。
最近の私は他人の狭量さに憤るばかりで、自分が視野の広い、多様性を重んじる人間だとほとんど信じて疑わなかったように思う。
また一般的に、人は成長するにつれ多層化された世界を認識できるようになるものだと、多くの大人が考えるのではないだろうか。
それはある面では正しいが、ある面では間違っている。
自分の態度を棚に上げて、他者の無理解を嘆く姿勢こそ一種の視野狭窄と言えるだろう。
ビジネス本を読む気にはならないけど、大人になると視野が狭くなるという金言は胸にしまっておこうと思った。

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