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1人追いかけ再生工場④ 『○○しか愛せない、困った嗜好』
絶対領域
スカートとソックスの間に存在するその魅惑の空間に名前がついたのはたかだかこの20年らしい。
勿論ミニスカートに生足という組み合わせがナシかと言われればアリだ。この場合のアリはありがとうのありであり、有り難き幸せの有りでもある。
駄菓子菓子、そこにハイソックスという布で足を隠すことで現れる絶対領域にこれまでどれだけの男が狂わされたことだろう。
まるで、スカートとソックスの部分は見せられないけど、この隙間だけは見てもいいわよ。むしろ貴方のものよ。と言われているような錯覚に囚われるくらい、絶対領域は私たちにオープンマインドだ。
それなのに、はっきりと絶対領域を凝視すると、この世の最も汚らわしいものを見るような目線を投げかけられる。
それでも見るしかないくらい、絶対領域には魅力がある。
このチラリズムという、もはや文化と言ってよいものは人類の本能と言えると思うのだが、調べてみるとこれまた歴史が浅くて驚いた。
1950年頃に流行った言葉というので、ではそれまでチラリズムという概念を感じながらも身悶えしていた数多の人々がその感情に名前を付けることすら叶わず、悶々としていたことを思うと胸が痛くなる。名前が無いということは、人と言語で共有できないことを意味する。絵画はチラリズムを共有する唯一の手段だったかもしれない。
ここまで500字ほどかけて、ただただ絶対領域礼賛をしてきたわけだが、実際のところ女性からしてこの絶対領域についてはどうお考えなのだろうか。
男の視線もある程度は意識しているだろう。
それでもやはり、ミニスカートにハイソックスが可愛いということなのだろうか。
目の前で無表情を装う男も、実は頭の中で絶対領域に手を伸ばそうと妄想を繰り広げているかもしれない事実にあなたは気付いているのだろうか。いや、気付いているのだろう。その上で絶対領域を領域展開しているとしたら、男が永遠に女性に勝てないことは自明である。
さあ、それでは今日も極上の絶対領域をアイキャッチする為に、人通りの多い街に繰り出そうか。
私は勿論、白のハイソックスより上が全て絶対領域という正装で出かけよう。
そろそろ捕まるかもしれないので、更新が途絶えたら察して欲しい。
皆様お待ちかねの変態マジックリアリズムですよ。どこまでが創作か、はたまたこれはエッセイか。
男が言いたくてなかなか言えない感情や妄想を60個書くと決めたあの日。
全てやり遂げたら、全女性から嫌われているかもしれない。それはそれできっと耐えられないけれど、1人でも面白いって言ってもらえたら、そのひとをずっと大切にしたい。
そんな瞬間を求めてこれからも1人追いかけ再生工場は続きます。
再生工場のオリジナル作品がこちら。
ドキッとする描写とオチが楽しめます。
そして第2工場の作品がこちらです。
作中の女性が愛したものとは。ラストの余韻も最高です。
いずれも変化球でしたので、私はド直球で書きましたとさ。
そして今日の勝手に紹介記事はこちら。
たこ先生がnote1周年だったり色々メモリアルだそうです。おめでとうございます✨️
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